そして、バトンは渡された
瀬尾まいこさんの本。
今年の本屋大賞を受賞した本です。
流行りに乗ってすぐ購入。
するすると馴染みやすい文章。
なんとなく2年前に同じ本屋大賞を受賞していて、映画化の決まっている「羊と鋼の森」を思い出しました。
ちなみにこちらは刊行後すぐ読んでいたので、後に本屋大賞を受賞したことを知りました。
どちらにもピアノが出てきます。
細かい内容は全く違うんですが、「羊と鋼の森」が好きな人は好きなテイストだと思います。
こちらも映画とかにすると良さそうな話ですね。
森宮さんを西島秀俊さんとかが演じたら良さそうだな、とか、キャストをあれこれ思い浮かべてみると楽しい本です 笑。
物語の内容だけを切り取るのであれば、描き方によってはドロドロとしたものになり得る内容なんですが、そんな雰囲気とは無縁な感じで話は進んでいきます。
冒頭で文体をするすると馴染みやすい、と表現しましたが、そんな文章の影響なのか、物語自体もさらっと読者の隣に入り込んできて、穏やかに心をあたたかくしてくれるような本でした。
そして、バトンは渡された
https://www.amazon.co.jp/そして、バトンは渡された-文春e-book-瀬尾-まいこ-ebook/dp/B07B2PS6RY
5点満点で3.9点。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?