【100円記事】カテ先確認のレントゲンを極める【後編】

在宅ワーカー、ペサ山🥨です。

前回までの記事(前・中編)はこちら↓

このテーマの有料noteは全3シリーズ(各100円)で、シリーズ全体を通しては以下の内容が記載される予定です。
①中心静脈栄養(IVH)カテーテルの種類と挿入部位
②IHVカテーテルの適切な先端位置と位置異常例
③人工透析用カテーテルと位置確認のXp
④経鼻胃管の種類と目的
⑤経鼻胃管の適切な先端位置と位置異常例
⑥気管挿管後のXp
⑦胸腔ドレーン挿入後のXp
⑧ペースメーカー留置後のXp
⑨その他体内一時留置デバイスの位置確認Xp

ほとんどのセクションに、RadiopaediaとMedPixの画像を供覧し、実際の臨床画像のイメージをしっかり持ちながら学べます。

そしてこの記事は第3編「その他デバイス系」として
⑦胸腔ドレーン挿入後のXp
⑧ペースメーカー留置後のXp
⑨その他体内一時留置デバイスの位置確認Xp

について書いてあります。

そして記事の最後にシリーズのおまけとして、通常有料のオプション機能として搭載される「カテ先・ガーゼ強調処理」(参考:コニカミノルタHP)についてと、通常のユーザーが触れる画像処理パラメータによってつくる「なんちゃってカテ先・ガーゼ強調処理」の方法を解説します。

画像1

ポータブルXpもワイヤレスFPDが普及し、撮ったその場で画像確認が出来るようになりました。そして撮影した画像を最も早く見るのは撮影した放射線技師です。留置位置が適切であるかどうか自分でも考えられ、万が一不適切であれば医師などに申し伝えることで診療のスピードを加速させることができます。それは「速く撮る」よりもずっと大事なことだと思います。

というわけでせっかくの初任給、山田🥨のnoteに投げ銭してみませんか?

1.胸腔ドレーン挿入後のXp

胸腔ドレーンとは、気胸による胸腔内圧(エアリーク)、胸水、手術後の浸出液を体外に排出する目的に胸腔内に留置されるチューブのことです。
厳密には、ドレナージの効率と高めるために側孔がたくさんついた太いチューブのことを「胸腔ドレーン」と呼び、先端孔のみの比較的細いチューブを「トロッカーカテーテル」と呼ぶそうです。

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