自己嫌悪と妊活とパニック障害と③

ついに旦那が重い腰を上げ、大学病院に行った。

今日行くと前々から言っていたけど、今日行かねばならぬ理由が昨晩生まれた。
Seemという、精子の状態を調べるキットがある。スマホのカメラに精子をかざすと運動率や濃度が分かる優れものだ。半信半疑で購入し、昨晩その検査をした。

尿検査ばりに速いスピードで、検尿カップのようなものに精子を入れて戻ってきた旦那。
晴れ晴れした顔をしていた。
しかし、その後の検査結果を見て愕然とする。

WHO基準値との比較なのだが、
濃度はクリアしていた。
運動率は40%が異常なし、に対して
33.3%という‘‘微妙’’な数値が出た。

旦那は自分に自信があったようで、目には涙を浮かべ、落胆した。

『明日朝イチで大学病院行く』

そう言って寝た。

そして今朝、というか先ほど大学病院に行った報告とともに泌尿器科ではなく不妊治療の専門の部署じゃなきゃ診れないから予約してくださいと言われ、最短で1月15日と言われたそうだ。

...今年中に子供を授かる夢は叶わないのか。

とにもかくにも初診時の検査費用は5〜7万かかるらしい。えらいこっちゃだよ。蟹を食べたくて旅行したいと言ってたけど、蟹を食べてる場合じゃないわ。蟹よ...コウノトリと共に我が家に来てくれ。

とにかく旦那が落ち込んでいるのはメールの文面から見てとれる。

我が家の平和は保たれるのだろうか。
神よ、どうしてですか。

とりあえず仕事に行きます。
稼いで、貯金だ。泣