Nslope 芸人編 第3話

大島「いや〜、良かったよ。なかなか面白いじゃん。」

マナツ「は、はぁ…」

大島「ヒナコの話も面白かったし、ミナミの一発芸もなかなかセンスあったよ。」

ミナミ「あ、ありがとうございます…」

大島「もっと恥を捨てれるようになれば売れると思うけどな〜」

マナツ「恥を捨てる…ですか…?」

大島「そうそう。皆で可愛いから、そのギャップが面白いんだよ。」

シオリ「でも…」

得るものもあるかも知れないが、失う物もあるリスクがある。

これがもし放送されると…とメンバー達には不安が募る。

汚れ芸をしてこなかったNslopeのメンバー間には恥を捨てると言われても大きな抵抗があった。

倉田「次の収録するぞ。今日は2本撮りだ。」

ミヅキ「えっ!?」

ハルカ「もうですか…?」

1本目の収録から気持ちの整理が付かないまま2本目の収録が始まってしまう。

大島「タイトルコールやりたいメンバーいるかな?」

サクラ「えっ…!?」

大島「じゃあ、前回話が面白かったヒナコ!」

ヒナコ「わ、私…?」

大島「ヒナコはもしかしたら化けるかもなぁ」

倉田「カメラ回すぞ!スタート!」

ヒナコ「…ウホッ!ウホホホホ!Nslope下剋上始まるウホホホホホ!」

胸をドンドンと叩き、眼を見開いて思いつく限りの変顔で登場するヒナコ。

大島「いいねぇ!面白い!」

ヒナコ「あ、ありがとうございます…」

大島「では、2回目始まりますけども。ハゲ四姉妹のハルカ!今回の収録の意気込みをいいかな?」

ハルカ「い、意気込みですか…?」

例のごとくカンペが出される。

『今日は先週よりも覚悟を決めて、恥を捨てて頑張ります。』

ハルカ「今日は先週よりも…恥を捨てて頑張ります…」

大島「もっと自分を捨てないと一流のお笑いアイドルになれないからね!今日はお笑いアイドルになるために、皆さんにはゲームをしてもらいます!」

アスカ「ゲーム…?」

大島「今日はNslopeにスパルタお笑い指導をしてくれる先生に来てもらってます。先生!」

大島の掛け声で、先生と呼ばれた男がスタジオに現れる。

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