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水族館の聖地巡礼(ロンドン動物園)に行ってきた。

こんにちは。ロッキーです。

2ケ月前、念願だった水族館の発祥の地(※)であるロンドン動物園に行ってきた。(※私がロンドン動物園を水族館の発祥の地と考えるに至った水族館発祥の定義は最後に載せておく。)

ロンドン動物園の行き方だけでは、すぐ終わってしまいそうなので今回は行き方とロンドン動物園の紹介をしつつ感想を述べたいと思う。

その前にロンドン動物園について簡単に説明する。

ロンドン動物園は最初の科学的動物園といわれており、1828年にロンドン動物学会の研究資料収集施設として創設され、その研究費用調達の方途として同年に一般公開された。この研究施設としての動物園は、近代の動物園の考え方に似ており近代動物園の発祥といってもいいだろう。(近代の動物園は単なる見世物ではなく、教育・研究施設としての役割を強く持つべきであると考えられている。つまり、生きた動物を生きたまま収蔵する博物館としての性格が強い。)

1950年代に入るとイギリスでアクアリウムの言葉を作ったフィリップ・ヘンリーゴスが海の生物について書いた本がはやり、イギリスでアクアリウムが一般的になりつつある時代に、リージェントパーク内に1953年に水槽の数も多く本格的規模の「フィッシュ・ハウス」と呼ばれる公開型の水族館施設ができる。後で水族館発祥の定義を述べるが、これが初めて生まれた近代水族館施設といっていいだろう。

長々書いたが、要は「ロンドン動物園は近代動物園と水族館の発祥の地である」ということだ。

ロンドン動物園に行くだけで動物園と水族館の聖地巡礼が完了する。また、余談だが地下鉄もロンドン発祥なので地下鉄に乗るだけで地下鉄の聖地巡礼といえるかもしれない。

本題に入る。

ロンドン動物園への行き方だが、色々あると思うが私は地下鉄とバスを使って向かった。ロンドンで地下鉄とバスを使う場合、必ずOysterカードを作ってチャージして使おう。日本でいうSuicaのようなものだが、日本と違い同じ区間でOysterカードと紙の切符利用での値段の差が約2ポンド(1ポンド約145円なので290円)も差が出る。

Oysterカードを手に入れたら地下鉄を使ってBaker Street駅へ、そこから274番のバスに乗ってLondon Zooで降りれば到着。とても簡単。(二階建てのバスでとてもおしゃれ。2階の先頭に座れればまるでアトラクション気分)

ロンドン動物園に着いたら、入る前に写真を撮られる。カメラマンにポーズを指示されるので同じポーズをしよう。写真を撮られたら腕にチケット替わりに紙を巻かれ、料金を支払って中へ。

まず水族館の聖地巡礼に来たので、真っ先にAquariumへ。

こんな感じの建物

中に入ると通路があり、水槽が並んでいる。

生きてるサンゴの水槽が多い。サンゴは飼育が大変でコストがかかるのでここまであるのはなかなか凄い。

水槽にペットボトルを入れただけの水槽。ゴミ問題について考えさせられる。

西表島にあるサキシマスオウの木のようなレイアウトを泳ぐアマゾンの魚達

施設は小さいが、動物園にしては中々の規模。面白かった。

とりあえず聖地巡礼は完了したが、せっかくなので他の展示ものも紹介する。

まず、ハリーポッターの賢者の石のロケ地となった爬虫類館。

ロンドン動物園の自動ドアは、日本とは異なり自動ドアが横にスライドするタイプではなく前後に開くタイプ。

ハリーが蛇と話すシーンを思い出す。

トイレじゃんと思われるだろうが、れっきとしたカエルの展示である笑。

B.U.G.Sでは、虫の展示をしている。5種類のゴキブリやクモ、サソリ色々いる。正直ゴキブリの展示は気持ち悪いのだが、ここまで気持ち悪い展示は中々ないので新鮮だった。

ペンギンの説明板。英語だと絵になる。おしゃれ。ペンギンはフンボルトのみ。

ペリカン。最近知ったのだが、檻がなくても逃げないのは風切羽を切っていて飛べないからだそう。

ゴリラ、キリン、ライオンはいたが、ぞうはいなかった。

オカピ。日本だと見れるところは少ない。

通路を動き回るワオキツネザル。かわいらしさ満点。

リスの展示かと思うかもしれないが、実は外のリージェンツパークから来た野生のリス。

以上。総評としては、とても面白い動物園だった。

全部見るのに5時間位かかったが、展示もおしゃれで面白く全然苦にはならなかった。一日楽しく過ごせる動物園だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼飯のフィッシュ&チップスがまずかったことをのぞいてね笑。

※水族館発祥の定義
水槽の数が多く本格的な規模で、公開型でガラスの水槽を見て楽しめるものとしています。
理由は、ガラス越しでないと魚を飼う行為は紀元前2500年前のシュメール人の時代からになります。また、ガラス越しで魚を楽しむ行為は紀元前のローマ時代になります。公開型でないと数多くの個人が含まれますし、水槽が多く本格的の規模でなければ水槽を外に並べていただけでも水族館になります。
これらを踏まえ、近代水族館の発祥の地として相応しいのはロンドン動物園のフィッシュハウスではないかと考え、私はここを水族館発祥の地としました。

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