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指す順6th 第2回戦に向けて

ついに『第6期 指す将順位戦』2回戦の日程が
1週間後の7月3日土曜日、22時開始に決まった。お相手はあの『角の利きは3万回確認!』でお馴染みの『ゆーす』さん。恐らく、ゆーすさん目当ての観戦者も多くなると予想される。

対局前の意気込みなんて、いつもなら
「がんばります!!」くらいの文章でお茶を濁すのだが、それではせっかく読んでくださる方に
失礼極まりないと思い、それなりの文章をそれっぽく書くことにした。

思えば、前期5thはゆーすさんと対局することを
楽しみにして参加を決めた。同じクラスでも全員と対戦できるわけではないので、運次第ではあったが、第9回戦で対戦すること決まった。
いざ始まってみると、そこまでの成績は
1勝7敗という絶望的な負け越しだった。
念願のゆーすさんとの対局を前にリタイアすることさえ考えた時期もあった。

そんなこんなで迎えた第9回戦、私が先手になった。採用する戦法について、色々と迷っている時期ではあったが、最も慣れ親しんだ真ん中に飛車を移動してから、なんやかんやでヒャッハーする戦法を選んだ。初手▲5六歩とせず、▲7六歩としているあたりが、この当時の迷いを象徴するもので、相手の出方次第では、『中飛車にはしない』という消極的な構えだったように思える。

戦型は先手中飛車 vs 後手超速二枚銀となった。
後手が角道不突きの出だしで、早々に先手が5筋の位を取りにいったのは、やや焦りすぎだったかもしれない。駒組みが進み、片美濃囲いから木村美濃に組み替えようとした隙に桂馬が跳ねてきた。

どちらかに角を引くしかなかったが、引き場所に悩んだ末、6八に引いた。AI的には8八が最善手だったらしい。理由はよくわからない。

そしてついに△5五銀左と出てこられ、
▲同銀△同銀…いいんじゃない?と進んだ。
頭の中ではV6Darlingが流れていた。

こちらも左の桂馬を跳ね、後手が銀を6四に引いたところで手堅く6六に銀を打った。この手の良し悪しは別にして、今ならここで何を指すのか、とても悩ましいが、この手を指せる自信はない。

後手が飛車先を突き捨て、このタイミングで桂馬を交換することになった。▲同銀もあったかもしれないが、何となくポジションが良さげな▲同角を選んだ。△8七に歩を垂らされ、仕方なく飛車を回る展開になったが、再び7七の角が桂馬に狙われた。さらに飛車も攻められ、5筋に帰還した局面は、囲いが不安定で、一方的に攻められている状況ではあったが、形勢自体はそこまで悪くないと思っていた。

そこから激しい攻防が何やかんやがあって、
何とか激戦を制す事ができた。
無我夢中の対局だったので、内容を正直あまり
覚えていないし、勝った実感も湧かなかった。

棋譜を見返してみたが、何というか、私が指しているように見えないというか、私以外、私じゃないようにも見える。前対局から少なからず成長しているからそう見えるのかもしれないが、
必ずしもそうとは言い切れない。

むしろ、この対局時の私に限っては、今の私よりも強い気がする。当時よりも今が弱くなっている…といるわけではなく、反省点も多々あるが、単純に実力以上のものを引き出して貰えたように思える。それくらい思い入れのある対局だった。

さて、前置きが長くなってしまったが、本題に入る。恐らく今期の対局も、先後どちらになるかはまだわからないが、ゆーすさん振り飛車党に転向していたり、穴熊に魂を売っていなければ、似たような戦型になる事が予想される。

私が今回も先手になった場合、今度こそ潔く5筋の歩を初手で進める事を宣言する。後手だったとしても中飛車以外は考えていない。作戦バレになってしまうが、今期、私は勝とうが負けようが、『中飛車』一本で戦う覚悟で臨んでいる。

中飛車が通用しなかったら?
その時は…

四間飛車の勉強します。

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