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法論堂レヴィー

Twitter(現X)で公開されてからヤバいヤバいと言われ続けてた法論堂博士
杞憂でもなんでもなく直近の大会では上位3位とも法論堂エンジュという結果も出てましたが、一応これ単体で強いカードってわけではなく周囲のサポートも必要で運用にはプレイングも要求されはするんですよね
 
もっとも「カードを引く」行為が頻繁にあり、他のゼクスを登場させたりする余力(リソースの余裕など)があるデッキは元から強いので、法論堂博士がなくても強いデッキが更に強化されてるだけなのですが、相手からすると見慣れたデッキに入ってる異物がディスアドバンテージ押し付けてくるのでヘイトは向きますよね


デッキレシピ

法論堂博士や相性のよい青ゼクスを登場させる手段に青砲撃を採用し、その青砲撃にもっとも最適化された(そもそも専用カードである)レヴィーをプレイヤーに選んで、色配分を青白黒に絞ったらこうなりました

3ターン目にエンド・オブ・ザ・ワールド(以下EotW)からワールド・デリーター レヴィー(以下WDレヴィー)でリソース6枚以上を達成させ、そこから青砲撃のプレイを目指すのでデュナミスの大半は飾りのようなものです

カード解説

重要そうなの思いついた順に書いていくので、欲しいカードの情報に辿り着いたら以降は読み飛ばしてOKです。レヴィー使ったことない人は最後まで読んでください

マッドプロディジー 法論堂博士

自動能力で、自分がカードを引くと相手の手札が減ります。相手の手札はデッキの下へ送られるので、他の多くのハンデスとは異なり回収されたりトラッシュで再利用されるようなこともありません
 
起動能力でカードを引き、隣接するゼクスを手札に戻します。手札を引くので、この能力の解決直後の優先権前処理で自動能力によるハンデスも発生します。そのため戻したゼクスはデッキ下へ行くかもしれません
なおこの起動能力のコストは自身のスリープなので、往復ターンに1回しか使えませんが、リブートしてれば相手ターンにも使えます
 

世界の選択クロエ

自動能力で相手ターンのメインフェイズ開始時にカードを引けます。よって法論堂博士と並べることで、相手のドローフェイズに引いた2枚からメインフェイズ開始時までに増やす手段がなければ手札ロック成立です
 

Lyrical Type. VII, XI

10thアルバム収録の際にこっそりとリビルドされたので、青1で登場しつつコスト上限なく相手ゼクスを手札に戻せます。起動能力のコストで手札にある異なるコストのカード4枚をデッキに戻す必要はありますが、その直後に能力で4枚のカードを引くので法論堂博士と並べ(以下略)
 
起動能力のコストは2・3・4・5で満たせますが、手札に入るコスト3がIG枠の2種8枚なので手札管理に気を配りましょう。コスト2は破天降臨で戻るイベントがあるためどうにかなります
 

セカイを穿つ青の砲撃

まず一つ目の役割は、上述の法論堂博士やクロエを登場させること。そして二つ目の役割は、法論堂博士が登場した後にカード3枚を引くことでハンデス誘発。これを何回プレイできるかがロック成立の鍵と言えます
 

セカイを穿つ白の衝撃

能力をプレイすると、チャージからワールドアバターが登場します。このデッキレシピで白のゼクスはワールドアバターとほぼ同義です。チャージを増やす意義がデッキにとってそれほど重要ではなく、法論堂博士やクロエは手札かデッキ以外のゾーンにあると困るので、なるべく公開領域は広げない方がよいでしょう。登場させるゼクスがチャージにないときだけ置くか止めるか考えましょう
(Z/Xのルールで「n枚まで」の処理は、1枚ずつ実行して途中で続けるか止めるか選べます)
 
シロを破天降臨させるための1~2枚がトラッシュにあるなら、それ以降はリソースに置きましょう。ゼロオプティマの達成にも役立ちます
 

セカイを穿つ黒の斬撃

能力をプレイすると、トラッシュからワールドアバターが登場します。このデッキレシピで黒のゼクスはワールドアバターとほぼ同義です。相手のゼクスを破壊することができますので、相手ターンにシロクロの起動能力を経由してトラッシュの黒斬撃をプレイするために数枚は用意しておきましょう
 

ワールドプレゼンター シロ&クロ

破天降臨を持たないワールドアバターなので、基本的には別のカード能力で登場させます。起動能力でトラッシュのセカイを穿つ~~イベントをプレイできますが、この能力でプレイすると解決時に除外されるので以降は使い回せなくなります。破天降臨のための分は残るようトラッシュ管理しましょう
 
コストさえ支払えれば起動能力は相手ターンにもプレイできるため、シフトで絶界を付与するのはシロクロを優先しましょう。この絶界シロクロを攻撃してもらえれば優先権が得られます
 

リジェクション・スフィア レヴィー

登場するとデッキ内すべて見て、任意のワールドアバターかセカイを穿つ~~イベントをトラッシュに置けます。破天降臨や能力で登場させる準備ができる他、ワールドアバターをデッキから抜き出すことでイグニッションの成功率がわずかに上がります
 
デュナミスからワールドアバターが登場すると、トラッシュのこのカードがリブートでリソースへ置かれます。結果的にEotWのコストを軽減されるようなものですが、同名で1ターンに解決されるのは1枚だけです
 

世界の化身アオ、シロ、クロ

テキスト量的にまとめます

アオはトラッシュの青砲撃を破天降臨で手札に戻せます。そして破天降臨するとスクエアに登場もするので、起動能力でスクエアのゼクスを手札に戻せます。自分のワールドアバターを手札に戻してスクエアを空けるのに使えますが、相手のゼクスを戻し過ぎると法論堂博士のハンデスが追い付かないかもしれません
 
シロはイグニッションで青砲撃を狙います
 
クロは起動能力でシロやシロクロをトラッシュから登場させます
 

強襲変形フルオリン

ゼロオプティマ3を達成すれば、起動能力で相手ターン中にも2枚カードを引けます。イグニッションアイコンが大事なデッキではありますが、スフィアが自動能力で置かれてくれるので3枚なら狙えます

聖き勇ましさ零る戦士

1ターン目にスリープで置かれる可能性が高い、青白のリソース基盤
登場させれば応用の幅があるパワー減少できてプレイ登場ならカードも引けます。数少ないコスト3でもあるのでLyricalの能力でコストにもなれます
 

マギ・オリジン シラ

ゲーム開始時に置けるスタートリソースで黒のリソース基盤
気が向いたらデッキをシャッフルできます
 

レヴィー専用デュナミス

エンド・オブ・ザ・ワールド(EotW)
手札の指定カード2枚をトラッシュに置くことで、デュナミスのワールドアバターを登場させられます。使い切りではなく、このカード自身を裏向きにするので次ターン以降も使い回せます
 
ワンス・アポン・ア・タイム(OuaT)
ひとつ目の能力は、無2のリソースコストと手札の指定カードで、トークンを登場させられて、そのトークンがデッキ上5枚から関連カードを手札に加えられるので、手札交換しながら盤面を埋めます
ふたつ目の能力は、手札の指定カードをトラッシュに置いて、コスト5以下の相手ゼクスを破壊できます。ただ手札を捨てたいだけでも使います
 
ワールド・デリーター レヴィー(WDレヴィー)
登場時にデッキ上から1枚リソースに置いて、デッキ上10枚を公開した内から2枚まで関連カードを手札に加えます。リソースに置くのが任意かつ直後に非公開領域のデッキに関わる処理があるので、リソース置くのは絶対に忘れないよう気を付けましょう
 
デナイアル・オブ・オール レヴィー(DOAレヴィー)
登場時に自動能力で除去できて、空いたスクエアにトラッシュから展開できて、相手の対抗策を絶界付与で拒否できる。でもそれがEotWのコストや盤面へ求められてる効果に見合うかは要相談
 
【嫉妬剣臨】レヴィー
剣臨器はワールドアバターならコスト制限なし、常在能力で絶界
シフトした際にデッキ上を公開し、手札に加えるか、トラッシュに置いて相手ゼクスへ6000ダメージ。このダメージだけで破壊できるがコスト4以下くらいなのでOuaTのことを考えると、攻撃で足りない打点を補うか処理が追い付かないほど多面展開された状況でもなければ、基本的には手札補充
 

プレイングと盤面

とりあえず2ターン目までは省略して、手札やリソース揃えて3ターン目にEotWできたとしましょう。このEotWの解決中までにスフィアと黒斬撃をトラッシュへ置いておくことで、(WDレヴィーの登場により)トラッシュのスフィアがリソースへリブートで置かれます

WDレヴィーの登場時に自動能力でリソースを伸ばし、デッキ上10枚から展開できる関連カード2枚を探します。理想は(破天降臨で登場させる)クロとクロ以外のワールドアバター、次点でシロと白衝撃のセット。なるべくイグニッションアイコン持ちのイベントはデッキ内に残しておきたいところです
 
ここではクロとシロを拾えたとして、シロをOuaTのコストとしてトラッシュへ置くついでに、相手ゼクスを破壊します。そして破天降臨で登場させたクロからトラッシュのシロを蘇生します
ここまでは開発側が想定している定石に沿った動きですね

シロでイグニッション宣言して、白衝撃からシロクロを登場させました。シロクロはなるべく生き残らせたいのでシフトします。ここで青いゼクスを確保できてると後が楽ですね、法論堂博士を加えられたものとします

はじめにEotWで無2を使い、破天降臨でコスト支払わずにプレイしたクロから展開しているのでリソースはまだ余っているはずです。手札から青砲撃をプレイして、デッキ上3枚から法論堂博士を登場させ、不要な手札(主にワールドアバター)をトラッシュへ置きます。青砲撃で揃えた手札から、リソースコスト青1と手札4枚デッキに戻してLyricalTypeを登場させます
EotWのプレイ時点で青青を余らせていれば、スフィアで無1分を支払えるので青砲撃(青無)とLyricalType(青)のリソースコストは用意できます

LyricalTypeの能力により4枚を引きますので、相手の手札が4枚以下なら法論堂博士の自動能力によって相手の手札は0枚です。安心して殴れます
相手のライフによってはカード引かれたり除去が飛んできたりするかもしれませんので、万全を期するならスタートカードを破壊するに留めておくのも賢明な判断と言えます
 
おおよそのやることが済んだら最後にシロクロの起動能力で黒1を支払ってトラッシュの青砲撃をプレイし、世界の選択クロエを登場させます
スタートリソースを残しておけば黒リソースコスト支払えますよね

WDレヴィーの見せてくれたデッキ上によってはワールドアバターの登場順が変わるかもしれませんし、シロのイグニッション次第ではリソースコスト余って相手ターンに黒斬撃を構えられるかもしれません
またこの盤面では生きてましたがフルオリンが破壊されていれば、法論堂博士はプレイヤースクエアへ登場しますし、ハンデスの誘発事象はフルオリンの能力でも賄えます(ゼロオプティマ3)
 

レシピ公開にあたって

ここまで読んでくれたZ/X有識者の方々ならお気付きかとは存じますが、不確定要素の多い博打デッキです。その不確定性の一部はWDレヴィーが10枚を見ることで緩和できますが、肝心の法論堂博士を含む青ゼクスを確実に引き込む方法は存在しないのでイグニッションに縋ってください
 
もしも相手がコスト5のゼクスをノーマルスクエアに登場させてるなら憑依ベルゼブブで、あるいはリソース7枚以上で降臨条件を満たせれば限無栄盛ルルで、トラッシュから主要パーツの青ゼクスを登場させることができます。主に4ターン以降の盤面復帰用なので3ターン以内の問題は、リアルラックで何とかしましょう

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