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エボルスターの話(竜舞流星群に収録の新カード)
既存のドラゴン関連と、新カテゴリ「異龍」だけだと思われていた竜舞流星群(ドラゴニックミーティア)に、Twitter(現X)上での先行公開によりエボルスターのカードも収録されていることが判明しました
大型で展開力もある《エボルスター混然一体ミクストラ》と、それを軽いリソース消費で登場させうるイベントエクストラ《エボルスター・ユニオン》です。エボルスターは初出の48弾でほぼデッキを構成する要素は完成しており、そこへ間髪を入れずにデュナミスの強化パーツも追加されました
いまZ/Xでもっとも勢いのあるカテゴリだと言えるでしょう
今回の前提として、基礎編のリンクも貼っておきます
新カード紹介
エボルスター混然一体ミクストラ
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本来は渾然一体と書く四字熟語の誤用や誤字で、一つに溶け合うという意味の渾然を混然と書かれてしまうこともあるのですが、おそらくこれはわざとやってますね。ミクストラも mixtura で混成物という意味になります
パンダとペンギンの外観的特徴を備えたドラゴンのような姿です
パワーは10000とコスト10に対しては低めですが、このカードに限っては純白獣フゥイと漆黒獣グリースの合計値というフレーバー的な意味合いの強い数字なのでしょう。過去に同様の理由(コストそれぞれ3と4と6のメタルフォートレスが合体)によってコスト13のビッグバーンがデザインされています
キーワード能力のエヴォルシードを持っており、自身がトラッシュに置かれた際にコスト5以下のエボルスター2枚をデッキに戻せば、相手のコスト8以下を破壊できます。漆黒獣グリースのコスト7以下では届かなかったアークゼクスなどを対処できます
また起動能力でエボルスター2枚をデッキに戻すと、コスト3以下のエボルスターゼクスを(コストを支払わずに)プレイできます。ゲーム中盤を過ぎるとデッキが薄くなりリロードエフェクトの心配があるくらいなので、コストの支払いもメリットになっている便利な能力ですね
エボルスター・ユニオン
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まず白黒のイベントエクストラですが、コスト1なので白1か黒1のいずれかでプレイできます。一応1ターン目からプレイすること自体は可能ですが、想定されている状況的に3ターン目以降のカードですね
大事なことなので強調しますがイベントエクストラなので3ターン目に必ずプレイできます。トラッシュさえ用意できていれば驚異の再現性
現在のカードプールにエボルスターのコスト10は上記ミクストラのみでコスト5も2種しか存在しないため、純白獣フゥイと漆黒獣グリースの2体をミクストラにするイベント能力です
スクエア上のゼクスのコストを増減させる能力の影響を受けるため、シフト恩愛エンキを擁する竜巫女たちや一部のプレデターなどで下げられることには要注意。逆にコストを上げる常在能力があれば、最速2ターン目にも4+1を2体でミクストラ登場します
黒剣 蹂躙するバラハラ
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まだトラッシュが少ない序盤に登場すると自壊しかねないリスクもありますが、トラッシュさえ貯まれば高コストをパワーに関係なく攻撃で破壊できる突破力が光る、カテゴリ黒剣のためにデザインされたバラハラ
トラッシュ貯めたいデッキならなんにでも採用されうる傭兵ですね
斬り刻む恐鎌 レルムレイザー
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後攻なら2ターン目に軽減されたコストでプレイできる、元はコスト5のクルーエルドラゴン。種族にドラゴンを含むコスト5以上のゼクスなので各種シフトの剣臨器になれます
起動能力でトラッシュのクルーエルドラゴンを登場させられるのですが、同時に収録される黒剣バラハラがその対象として合致するため、プレイヤースクエアの大型ゼクスを問答無用で破壊してライフ叩けます
サンプルデッキレシピ
上記の新カードを盛り込んだ黒巫女エボルスターがこちらです
![](https://assets.st-note.com/img/1715961273557-v4eVDcYrLn.png)
ミクストラは1枚でも落ちてればよく、幼獣フゥイ、幼獣グリース、リバースアルター、黒獣フゥイ、そしてイグニッションもありますので3枚でもどうにかなるでしょう。高コスト帯の処理を黒剣バラハラへ一任するなら、白獣グリースを削って枠を捻出するのもいいでしょう
![](https://assets.st-note.com/img/1715961293486-TyL5EW22lm.png)
前述の通り恐鎌レルムを採用できたことで、シフトの選択肢が増えました。愛邪精神ニャルラトはエンデがあれば要らないかもしれませんが、逆にエンデ持ってない人がミクストラの起動能力で幼獣を安定して登場させたいなら必須ではないかと思います
3ターン目のユニオン
例えばこんな感じの盤面で先攻3ターン目を迎えたとしましょう
リバースアルターレルムレイザーでトラッシュ広げつつ、スタカ割るのを躊躇ってたらノーマルスクエアでコスト4同士の殴り合いになってこの盤面となっていて、トラッシュには漆黒獣グリースを含む6枚くらいあるものとしましょうか。仮に2ターン目が幼獣グリースから黒獣フゥイなら、イグニッション失敗まで込みでもっと貯まります
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まずはトラッシュの漆黒獣グリースを起動能力の黒2でプレイします
そして相手プレイヤースクエアへ攻撃しつつ、ノーマルスクエアのコスト7以下を破壊してトラッシュから幼獣グリースをプレイします。その幼獣の起動能力を経由して白獣フゥイをプレイします
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白獣フゥイで相手プレイヤースクエアを攻撃し、ライフを奪います
その後、白1支払って白獣フゥイの起動能力を宣言します。この能力で公開した5枚が以下の通りだったとします。まず幼獣の2種はプレイできますね、そしてトラッシュの条件を満たしていれば白獣グリースもコスト3なのでプレイできます。そして白獣フゥイ以外の類似カードと異なりカードをプレイできるので、エボルスターエッグとエボルスターラヴもプレイ可能です
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仮にエッグを選ぶと対象がカードではなくコスト3以下のゼクスなので、運任せで幼獣か白獣グリースのいずれかが出るまで捲ります。この例ではラヴを選んで白獣フゥイをトラッシュに置き、純白獣フゥイをプレイします
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白獣フゥイと純白獣フゥイでライフへ攻撃を加えてから、イベントエクストラのエボルスター・ユニオンをプレイします。コスト5の2体がトラッシュへ置かれて混然一体ミクストラがプレイされます。そして純白獣フゥイがスクエアを離れたことでその自動能力が誘発しますので、幼獣グリース登場
まだミクストラの起動能力は使ってません
リブートのリソースはあと1枚だけ残っているはずです
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ひとまず黒獣フゥイでトラッシュの枚数を広げに行って、ミクストラの起動能力で登場させた幼獣を白獣フゥイに進化させ、デッキ上5枚からラヴを見つけて黒獣が純白獣になって最終盤面は以下のような感じでしょうか
上記の手順で攻撃7回。手札にシャンブラの囁きがあれば、純白獣フゥイを破壊などしてもう一発くらいは増えそうですね
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漆黒獣グリースとユニオンがほぼ確定で、ラヴをプレイしてデッキから純白獣フゥイ探しに行く工程の再現性を高めれば、安定して7回は殴れます
いま見えてるアセンションのシールド値が4なので、攻撃2回はライフへ届きますね。アグレッシブなプレイングなら2ターン目にも1点は取るでしょうし、3~4ターンにユニオン2回で合計15回以上の飽和攻撃
無限の可能性
今回のサンプルはプレイヤーに黒の竜の巫女バラハラを選んだ構築となっていますが、今のところロッティさんがカード化されていないため、プレイヤーは誰を選んでも正解がありません。エボルスターのカテゴリ固有のカードプールでは未開拓のライフリカバリーに合わせたり、種族や色などのシナジーからプレイヤーを選んでもいいでしょう
ヴォイドブリンガーとライフリカバリーをプレイヤーに関係ないところ採択することで、暁エボルスターなんてのも組めます。エボルスター種族と無関係なスタートリソースで3種族を用意すれば成立するため、プレイヤーはカール・ワイバーン教授でも御影藍那でもOKです
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