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レヴィーの話(六星竜の箱庭)

生まれ落ちてから半年、ティンバーフォースとともに猛威を振るったレヴィーも序盤からリソースを増やすカードが軒並み封神されたことで弱体化は免れなかったわけですが、新商品の発売された4月20日の封神以降で追加されたカードによって強化もされています
 
シークレットに先攻収録されたのを除くと42弾に収録されて、今月に発売されるのが45弾なので、まだ1年も経っていないんですね
 
とりあえず軽く現状の再確認やレヴィーの基本的なことをおさらいしていきたいと思います。だいたい知ってる人は目次を使ってデッキレシピのところまで読み飛ばして大丈夫です

プリンセス・マギカ レヴィーの概要

前提となるデッキ構築の話

デッキというよりもプレイヤーカード自身の特徴として、IGOBやPLEXなどといったプレイヤーカードの下に裏向きで置いてゲームを開始するシステムを扱うことができません。その代わりに、自身でPLEXと同様に一度だけの回復能力を持っています

ゲーム開始時に用意できるゲートカードが、現状で唯一と言えるユニークな起動能力を持っていて、専用のトークンを登場させることができます
 
トークンは、後述するレヴィー専用にデザインされたゼクスやイベントをデッキから手札に加えることができ、有色のコストを要求しないため序盤の色事故を回避しやすく、プレイングの安定性や再現度を高めてくれます
 
また、ゲートカードは相手のゼクスを破壊することもできるため、多少は制圧された状態でも盤面を取り返すのがそれほど難しくありません

また、レヴィーにはパートナーゼクスと呼べる存在が各色の世界ごとにいるため5体おります。各色ごとの特徴を体現し「世界の化身」の二つ名を持つワールドアバターと、それぞれに対応した「セカイを穿つ」イベントがデザインされていますので、各5色を4枚ずつで採用すると瞬く間に専用のデッキ構築が完了します。スタートカードとゲートカードを抜くと残り8枚で50枚

各ワールドアバターたちが共通で持つ起動能力に破天降臨があります
リソース6枚以上でトラッシュにある対応したイベントを手札に戻すと、手札からコストを支払わずにプレイできるというもので、強力なイベントを使い回しつつリソース消費なく展開してスクエアを埋められます
 
なお「破天降臨」というキーワード能力は、他のカードも持っていますがカード名に関わらず、そのキーワード能力が1ターンに1度しか宣言できないため、汎用的なデュナミスにあるゼクスエクストラの破天降臨は使えないことから、他のプレイヤーとはデッキ構築段階の時点で考え方が異なります

ゲートカード以外にもレヴィー専用のカードがデュナミスにあり、それがゲームプランを左右するイベントエクストラ《エンド・オブ・ザ・ワールド》です(以下EotW)
 
リソース枚数の条件もありますが、前述のワールドアバターや世界を穿つイベントをトラッシュに置くことで、これまた専用のゼクスエクストラを登場させることができます。そのコスト5のゼクスエクストラが《ワールド・デリーター レヴィー》で、リソースを伸ばしつつデッキから2枚の関連カードを手札に加えられます。これによりリソース5枚になった時点でEotWをプレイして破天降臨まで繋がるため、他よりも早いデッキだと言えます

冒頭にも書きましたが2ターン目にリソース5枚にしてEotWでゲームを高速化させてたら、まとめて封神されました。残念ですがアークゼクスを擁する皆さんは諦めてください。レヴィーは2ターン目EotWを続けます
 
はい、今も続けられるんですよ。不思議ですね

2023年4月20日の封神指定

もともと伝説指定だった3種が封神され、それまで野放しだったティンバーフォースも執行猶予なく封神されてしまいました。実際なんで使えてたのか不思議ではあったので妥当ではあります
 
しかしティンバーフォースはZ/X黎明期のカードなので、代替品が存在していました。それが2種のカードを1枚にまとめた《力を合わせて》ですね

レヴィーがリソースを増やすタイミングは2ターン以内なので、他に支払う当てがなければコスト1でもコスト2でも然程の違いを感じません
というわけで現在のデッキレシピがこちらになります

2023年7月初旬のデッキレシピ

ゼクス20枚に対してイベント30枚、ゼクメモのミカエルIGOBデッキですらイグニッションアイコンにはゼクスがいたんですけど、こちらは全てセカイを穿つイベントです
 
ゼクスはワールドアバターが15種に、ゲーム開始時に関わるスタートカードとスタートリソース、そしてブルンデラ信長ファフニール
 
それを踏まえてデュナミスがこちらになります

レヴィー専用のイベントおよびワールドアバターが合わせて4枚
降臨条件のまつろわぬ神々が4枚、憑依条件が3枚
《未来ある者たちへ》に合わせたウェイカー含めて3枚
あとはライフを守るニグたん棍棒
 
リソースが5枚になったターンはEotWをプレイしますので、最近の主流となっているコスト5の降臨アバターは不要です
そしてその次のターンにはリソースが7枚となっているはずなので、引き続きEotWをプレイするか、コスト7のディンギルまでが選択肢に挙がります

理想的な上振れの動き

マリガン基準は、力を合わせて、ドラミコニューイヤー16
前者は封神されたカードの代替品なのでわかるかと思いますが、後者は記念パック的なネタカードだと思っている人もいるかもしれません
確かに一般的な構築からすればネタ枠ですが、3色以上の多色デッキにおいてドラミコニューイヤーは非常に強力なカードになります

レヴィーのリソースは、ゲーム開始時にスタートリソースで緑が存在し、準備の時点で緑以外が置かれれば2色になり、1ターン目のリソースフェイズに手札から選べば3色を揃えられます。まぁ2色あれば必要充分です
 
ニューイヤーはで選べる効果は、各色を象徴するような内容になっていますが、色の数さえ合っていれば効果はどれを選んでも構いません。そのためレヴィーにとっては「チャージを作って、カードを引きつつ手札を捨て、そのついでに気が向いたらコンバットトリックを使ってもいい」カードです
 
見切り発車で初手ニューイヤーのみでも、運よく力を合わせてが引けたならばチャージを作ってそのままリソースに置けます。それでリソース4枚にしてターンを終え、先2でEotWからWDレヴィー経由のクロ破天降臨まで
 
なおクロが蘇生するワールドアバターは、EotWのコストやニューイヤーで捨てたカードになりますね。余裕があればゲートカードの起動能力を空打ちすることでもトラッシュにワールドアバターを送れます

初見でわかりにくいカードの使い道

未来ある者たちへ

リソースが7枚になった3~4ターン時点で信長の起動能力を使うと、余った色で2だけ残ります。毎回どの色が残せるか不安定ですが、無2でイベントエクストラをプレイするなら関係ありません
 
ゆらゆらブランコくるみ 
信長がコストで除外したクロやシロを、くるみでリムーブゾーンから呼び出してライフを叩きに行きます。何事も起きなければターン終了時に手札へ戻るため、次の破天降臨まで確保できます
 
告げられし福音ミカエル
どうしてもイベントが欲しいときに使いますが、覚醒条件を普通に支払えるので、未来を経由せずにプレイも選択肢にあります

精霊樹“百目鬼” ユグドラシル

信長+「破天降臨などで登場させた何か」を憑依条件にします
それ以外で登場することはまずありません

破壊と魔導の共同戦線 春日&世羅

WDレヴィーやDoAレヴィーは5色すべて持つので赤黒のゼクスです
自分のクロやシロを破壊し、トラッシュから信長を拾います

失策の魔人ブルンデラ

これは見た方が早いですね。終盤の詰めに使います
黒斬撃から登場させて、自壊しながらレンジ2で殴ります

『厄災』の蛇竜 ヤトノカミ

コスト6パワー9000が欲しいときに、色を問わない降臨条件でプレイします
一般的なデッキとは逆に、破天降臨の権利はワールドアバターたちが使うので「デュナミスのカードのプレイ」で登場させます。降臨条件はゲートカードのトークンでも用意できます

少しだけ先の話

Twitterで先行公開されたカードに、レヴィーで使えそうなのがありました
ようやくシフトできそうです。黒の剣臨器がこれでいいなら、同様に青や白のシフトもありそうですね。赤はリムーブ、緑はリソースでしょうからレヴィーには少し扱いにくい領域

例えば黒斬撃で登場させたブルンデラやファフニールを剣臨器としてシフトし、トラッシュからクロを手札に戻して、破天降臨で黒斬撃を手札に戻しながら再展開します。なんならクロAを蘇生してクロB回収もできます
 
多色の降臨アバターも増えるようですが、ミドリを採用していないので赤白黒あたりだとスタートカードなどと合わせやすくて嬉しいですね
先行公開があれば、この記事に追記するか、追って別記事を上げます

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