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ユイとZ/Xを始める人向けの話

こんなタイトルのnoteを読んでるということは少なからず興味もあるのだと思いますが、発売されて10年以上になるカードゲームなので覚えることも多くて難解に見えるかもしれません
 
確かに毎年ルールや新システムが増え続けているので、そのすべてを一度に覚えようとすると大変です。しかし既に廃れたシステムや一部のプレイヤーしか使わないものなどもあって、基本さえ知っていればなんとかなります。実際、3年以上前のカードや付随したルール知らなくても困りませんし
 
2024年4月11日(木)に発売される新商品を買って、どう遊べばいいか
あるいは強化のために追加で買うとよいカードはなにか
そういった感じのことを書いていきます


基本ルール

ふんわりとでも覚えておけば形になるので、簡単にルール流していきます
正直なところ、文章だけ読むよりも手元にカード置いて動かしながらやる方が何倍も理解しやすいので、あとで「こんなこと書いてあった気がするな」という記憶の取っ掛かりを残せればそれで大丈夫です
 
デッキ構築のルールは割愛します

勝利条件

まずこのZ/Xというゲームの勝利条件ですが、相手のライフをなくせば勝ちです。大会形式では時間制限やそれに準じた判定などが設定されていることもありますが、本来の総合ルールに記載の定義としてはすべてのライフを失ったプレイヤーが敗北して相手の勝利となります
 
よって最小で4点分のダメージを与えれば勝てます。ただ相手も無抵抗で殴られてはくれないので、何ターンかに分けて7~9回くらい攻撃することになるはずです

攻撃とバトル

このゲームにおいてはカードの状態として、縦向きをリブート、横向きをスリープと呼んでいます。そしてリブートのゼクスをスリープすることで攻撃が宣言できて、その宣言により「バトル」が発生します。バトルでは隣り合ったスクエアにある相手のゼクスかプレイヤーへダメージを与えられます
 
ただしプレイヤーへの攻撃は、プレイヤースクエアにゼクスやアセンションがあると、先にそれらを攻撃目標にしなくてはなりません。貧弱な生身のプレイヤーを、強靭なゼクスが守ってるというイメージで、守ってくれるものがなくなった状態でプレイヤースクエアへの攻撃に成功すれば、ライフにダメージを負います

なお攻撃は一方的にダメージを与えるだけで、反撃を受けることはありません。更にダメージはそのターン中であれば蓄積するので、パワーの低いゼクスでも複数枚で囲んで殴り掛かればどうにかなります

カードのプレイ

攻撃するにも守るにも、ゼクスが必要ですね。でも勝手にぽこぽこ湧いたりはしませんので、必要に応じてカードをプレイすることになります
 
プレイが可能なタイミングで、主には手札からカードを公開し、そのコスト分のリソースを支払うことでプレイされます。なにか行動するにはたくさん必要になるため、手札やリソースは可能ならどんどん増やしましょう

各ターンの流れ

リブートフェイズ:自分のスリープしているカードをすべてリブートします
 
ドローフェイズ:デッキから2枚を引いて手札に加えます
 
リソースフェイズ:手札から1枚までリソースを置くことができます。置かないことも選べます
 
イグニッションフェイズ:チャージをトラッシュに置くことで、イグニッションが宣言できます
 
メインフェイズ:攻撃を宣言したり、カードをプレイしたり、起動能力やイベントの使用を宣言できます。カードのプレイや攻撃は自分のターンにしか宣言できませんが、バトル中に限っては相手のターンでも起動能力やイベントの宣言が可能です
また、デュナミスにあるカードのプレイもできますが、エクストラカード(ゼクスエクストラ、イベントエクストラ、そしてアセンションエクストラなど末尾にエクストラと付くカード種別)はいずれか1枚しかプレイできません。シフトはエクストラカードではないため、左記とは別に1枚までプレイできます
 
エンドフェイズ:ターン終了時の処理を実行します


ターンもらったら、カード起こして、手札を引いて、リソース増やして、イグニッション期待して、バトル仕掛けて、最後に今までやったことのチェックしてターン返す。これをどちらかのライフがなくなるまで繰り返します

ゲーム開始の準備

まずデッキ50枚(必須)と、デュナミス16枚(これは任意なので足りなくてもいい)を用意します。デュナミスは手札のように扱えて便利ですが、なくても遊べます。もちろんないよりあった方が戦略の幅も増えて負けにくくなるので、できる限り用意した方がよいものです
 
スタートカードとゲートカード、スタートリソースをそれぞれデッキから抜き出して対応した場所へ置くことができます。ライフを守る壁になってくれるスタートカードを置かないのは基本的に不利なのでほとんどの人がスタートカードは採用しますが、デッキの組み方によってはゲートカードやスタートリソースは不要になることもあります
 
最終的に、自分より先に相手のライフがなくなれば勝ちなので、その手段として適切ならば任意の部分はあってもなくても構いません。しかしながら多くの人がその方法に倣っているということは、それで勝てているということで、その継承された知識を定石と呼びます。はじめは定石に従ってスタートカードを使いましょう

商品の簡単な紹介

とりあえず公式サイトに貼ってあるカードリストそのまま持ってきましたが、いきなりこれだけ見せられてもわかりませんね。なんかヘリカルフォートって名前と、色は青と緑が多いなって気付くくらいで十分です

青の特徴としては、大量に手札を引いて選択肢を増やしたり、デッキの上を見たり並び替えて有利な状況へ誘導したり、相手ゼクスの除去手段も手札やデッキへ戻してチャージを与えないことが挙げられます
 
緑の特徴としては、リソースを増やしてより多くのコストを支払えるようにしたり、パワーを上げて攻撃力や耐久力を補強したり、除去手段もスクエアからリソースへ置くことで再利用させづらくすることが挙げられます
 
以上を踏まえた上でパーフェクト!ユイの特徴としては、青に由来する大量ドローやデッキ上の確認に、イグニッションを多用しての展開。それに加えて緑由来のリソース増加で圧倒的な物量戦に持ち込めます
また多色のパニッシャーを使うことで、黒に由来する能力の一端を使うこともできます

ユイがよく使うルール

イグニッション

まずイグニッションアイコンを持つカードが、このスタートダッシュデッキでは下記の6種。ヘリカルフォート名称が3種と、パニッシャーなどに関わるカードが2種と、新システムのオーバードライブ

もちろん手札からプレイすることもできますが、キーワード行為の「イグニッション」によって“リソースコストを支払わず”にプレイすることもできますので、できればそれを狙いたいところです
 
イグニッションは、デッキの一番上を公開し、そのカードがイグニッションアイコンを持っていれば、コストを支払わずにプレイしてもよいというルールです。仮にイグニッションアイコンを持っていても不都合なカードならプレイしないことを選んで、そのままトラッシュに置くこともできます
 
そしてキーワード行為としてのイグニッションは、イグニッションフェイズにチャージ1枚をトラッシュに置いて宣言するか、カード能力により「イグニッションする」ことで実行されます
なお、ライフにダメージを受けてイグニッションアイコンを持つカードが公開されてもそれをプレイできますが、これはイグニッションではありません。似て非なるものなので混同しないよう気を付けましょう
 
ぶっちゃけ、Z/X遊んでるユーザーの中でも正確にルール把握してる人はあまり多くなく、ノリと勢いで処理しているので「カードめくって銀色のドラゴン頭が描いてたら、それはタダでプレイできてラッキー」くらいの認識で大丈夫です

レンジ

基本的にゼクスは隣接したスクエアしか攻撃できません。そのため登場させる際は位置取りも重要になるのですが、隣接していないスクエアを攻撃しうる常在能力があります。それがレンジ2、あるいはレンジ3やレンジ∞です
 
見方を変えると、明文化も必要ないほど多くのゼクスがレンジ1であり、ごく一部が例外的にレンジ2やレンジ3になっているとも言えます
レンジで攻撃できる範囲を示すと下図のような感じですね。画像の右下にいるバキエルはレンジ3を持ちます
 
下図の左上に収まりそうなレンジ4は存在しませんが、代わりに各務原あづみのパートナーであるリゲルがレンジ∞を持っています

レイド

ユイだけがというわけではなく、主要プレイヤーたちはリンクに関連したルールとしてレイドを使いますので、ここで覚えておきましょう
 
ヘリカルフォートを含めた大半のレイドゼクスにはキーワード能力として「[起]レイド」としか書かれていませんので、ここでの説明にはレイド能力の全文が省略されず記載されているテオゴニアスの画像を使います。

誰かがライフにダメージ受けてたら、手札からスリープで登場させることができる起動能力です。このようなレイド能力を持つゼクスは、同時にリンクをスクエアに置く能力も持っているので、リンクを置くため積極的にライフへの攻撃が奨励されている傾向にあります

ゲームの進め方

基本方針

ざっくり言うと、このゲームは「いっぱいゼクス並べて、ライフがなくなるまで攻撃し続けられれば勝ち」なので、多くのデッキで「ゼクスを登場させる能力」が重宝され、そのためには空いているスクエアが要るので「ゼクスをスクエアから離す能力」があると便利です
慣れてくると、自分で自分のゼクスを破壊したがるようになります
 
このスタートダッシュデッキ、パーフェクト!ユイでは機鋼豪嵐竜ヘリカルフォートがその最高峰になります。登場させれば後続を展開するたびに相手ゼクスも除去して盤面を制圧し、攻めの起点であると同時にデッキ全体のどのカードとも相互作用を得てられることから、このデッキの核と言えるでしょう。スタートリソースの起動能力を使ってプレイされるクライシスアークという各プレイヤーに共通のシステム名にちなんでアークゼクスとも呼ばれますね。そして他プレイヤーのデッキもだいたいはアークゼクスのプレイを目指すのが一般的な方針となっています

スタートリソースでプレイヤーEX(以下PLEX)を表向きで重ねられるのがリソース4枚以上、そして起動能力でアークゼクスをプレイできるのがリソース6枚以上。それぞれの条件となっているリソース枚数は、普通にプレイしていれば毎ターンのリソースフェイズに1枚ずつ置いて増やせます
 
2ターン目に4枚でPLEX、4ターン目に6枚でアークゼクス、この間の3ターン目は何をするのか? あるいは縮めてアークゼクスを3ターン目にプレイできるようにはならないのか? この問題はクライシスアークと呼ばれるシステムが使われるようになって(それ以前からも類似システムに対して)考えられており、すでにユイはその答えを持っています

2ターン目にエレガントタイムの能力でリソースを置き、3ターン目のリソースフェイズで6枚に届くのでスタートリソースの能力を使えます
 
エレガントタイムが引けなかったら、2ターン目はPLEXまでにとどめて3ターン目をリンクゼクス+アウェイクゼクスのために使ったり、PLEXを後回しにして2ターン目にリンクを置きつつ3ターン目にスタートリソースを使うのもいいでしょう。イラストが難易度も高めの間違い探しのようですが《知青§結魂 ヘリカルフォート》がレイド能力とリンクを置く自動能力を持つリンクゼクス、そして《知青§開化 ヘリカルフォート》がライフリカバリーとアウェイクンパニッシャーを登場させる能力を持つアウェイクゼクスです
 
それぞれイラストパラレルが存在するので、どうしても視認性を上げたい場合はそちらを採用するのもよいでしょう

どちらの選択肢も手札になければ取れませんので、より多くデッキ上のカードを見て、手札へ加えられる行動が推奨されます。具体的には1ターン目に手札をプレイしなければ枚数を維持できても選択肢は変わりませんが、デッキ上2枚にアクセスできれば今まで手札になかった選択肢が増えるかもしれません。幼竜なら自身を登場させた分を引くので手札枚数の増減ありません

まとめると、こういう考え方になるでしょうか

  1. リソース6枚以上でアークゼクス

  2. リンクを置いてアウェイクンパニッシャー

  3. なるべく手札を増やすか、入れ替えて質を上げる

2~3ターンまでのゲームプランとしては以上のようになりますが、その目標を達成した後の詰め方はアドリブが求められます。イグニッションなどによってデッキの上から何が登場するかは運の要素が大きいので、あらかじめ各カードの役割を把握しておく必要があります。デッキの上を操作しておくことで運の要素を少し小さくすることもできますが、そのカードから次にどう繋がるかの経験値を貯めていくことも大事です
デッキを回すたびに成長を実感できます

凡例:先3アークゼクス

とりあえず先攻1ターン目に登場させた幼竜を花の絨毯フォスフラムに攻撃で破壊された先攻2ターン目、イグニッションせずにチャージを温存しつつ手札からエレガントタイムをプレイできたとします

エレガントタイムの自動能力でリソースにギアドラゴンを置き、リソースが5枚になりました。降臨条件のためのリソース枚数は足りていますが、相手のリソースがまだ3枚しかないのでエイホートはプレイできません(後攻なら相手のリソースが4枚以上あるでしょうから、螺旋の起源とエレガントタイムを降臨条件として破壊し、エイホート降臨で手札を入れ替えられます)

エレガントタイムを相手のリンクゼクスに攻撃で破壊されましたが、それ以上は特になくターンを返してもらえたので、リソースフェイズに6枚目を置いてのメインフェイズを迎えます
 
まずはスタートリソースをスリープしてPLEXを表向きで重ね、起動能力でリソースコスト青2を支払い、カードを引いてアークゼクスをプレイします
デッキ上4枚を公開し、螺旋竜を登場させて、残り3枚を好きな順にデッキの上へ戻します
 
デッキの上からギアドラゴンが登場したので、自分のデッキ上をリソースに置きつつ相手のコスト7以下のゼクスをデッキの上に置くことができます。直前に積み込んだカードがリソースに置かれますね。この後に螺旋竜の起動能力でカードを引いてイグニッションしますが、そのカードも積み込みの範囲内にあります

螺旋竜のイグニッションによって「デッキの上から」ギアドラゴンがプレイされて登場したので、自分のリソースを増やして相手のゼクスをデッキ上に置けます。コスト5以上のドラゴンがいれば、それを剣臨器としてシフトして新入生テオゴにゃんの能力でリソースのゼクスを手札に戻せます

手札4枚以上なら螺旋竜の起動能力はコスト0になるため、リブートのリソースまだ3枚あるはずです。この盤面からならライフ叩けば、リンクゼクスのレイド能力と合わせてアウェイクンパニッシャーまで繋がります
 

凡例:アセンションの使い方

前提に、相手の先攻2ターン目がPLEXとコスト3のゼクス登場。それに対して後攻2ターン目にコスト4使い切ってリンクゼクスで自分のプレイヤースクエアへリンク設置と、ノーマルスクエアにある相手ゼクスへの攻撃でターンを渡していたとします
 
相手の先攻3ターン目、花の絨毯フォスフラムで3枚目のチャージを置き、リンクゼクス登場でこちらのプレイヤースクエアにリンク設置。リンクが置かれているのでアウェイクンパニッシャーを登場させて、その能力でこちらのゼクスのパワーを減少させて破壊。リンクゼクスとパニッシャーで攻撃してライフにダメージを与え、レイド能力で登場させたリンクゼクスの能力で手札とチャージを整えました
なおダメージを受けた際にクライシスエフェクトでユイEXを重ねています

こちらの後攻3ターン目、イグニッションフェイズにチャージのスタートカードでデッキ上を確認後、デュナミスからアセンションをプレイします
アセンションの能力でノーマルスクエアの相手ゼクスを4枚までトラッシュに置けますので、相手にチャージを与えることなく盤面を一掃できます

スクエアにリンクがあれば手札のアウェイクゼクスで、青か緑いずれかのリソースコスト1支払ってアウェイクンパニッシャーを登場させられます。そしてその起動能力でイグニッション宣言できるので、運が良ければリソース消費なく展開し続けることも可能です
 
後攻のためメンシスのコストも下がっていますので、残るリソースで約束イベントをプレイしパニッシャーを登場させておくのもいいかもしれません

現在のZ/Xの傾向として、先に3ターン目を迎えた方が好き勝手に暴れ回ったのを、後攻側は耐えて押し返す必要があり有利不利が顕著です
 
それを緩和するのがアセンション。上記のようにメンシスをプレイすればプレイヤースクエアへの攻撃をシールドの数値と本体と合わせて5回まで耐えられますので、展開したゼクスへの対処とは別に6回以上の攻撃を仕掛けなければライフは無傷で次のターンを迎えられそうです
 
さすがにアセンションだけだと相手も万全の備えを用意して構えますので、ある程度は残すと面倒なゼクスを展開しておくことになるでしょう。その点において、低コストでそれなりのパワーを持つゼクスを展開できるアウェイクンパニッシャーやレイドは便利ですね。ユイには起動能力によるイグニッションもありますので、スタートカードと《超無窮螺旋ヘリカルフォート》を組み合わせてオーバードライブを狙うこともできます
 

各カード解説

収録カードそれぞれ書いていきます
まずはデッキ50枚に含まれて、イグニッションアイコンを持つカードから

青き幼竜ヘリカルフォート

イグニッションアイコン持ち
手札からプレイしても能力でカードを引けば手札は減りません
デッキ上2枚を見て、デッキの上と下に置いてから「1枚まで」引く能力なので、枚数に0枚を宣言すればデッキ上を固定して次のイグニッションに繋ぐこともできます

鮮緑の練気 ヘリカルフォート

イグニッションアイコンと、ヴォイドブリンガーを持ちます
プレイされて登場した際に相手のリソースが5枚以上あれば、デッキ上3枚を公開してコスト4以下のギアドラゴンを登場させられます。イグニッションは「コストを支払わずにプレイ」なので、上手くいけばデッキの上から2枚のギアドラゴンを登場させられます
 
ライフにダメージを受けて、公開されたカードがイグニッションアイコンを持っていれば、コストを支払わずにプレイできます(プレイヤーダメージエフェクト)
そして自動能力よりも先にS能力(スペシャル能力)であるヴォイドブリンガーから先に解決されるため、ノーマルスクエアにいたゼクスをトラッシュに置いて空けてから自動能力でコスト4以下のギアドラゴンを登場させる流れになります
なお滅多にない状況ですが登場させたくない場合でも登場させてください。自動能力の解決は強制かつ、この能力の記述が「~枚まで」や「登場させてもよい」ではないため、公開した3枚に登場させられるゼクスを含んでいるなら登場させなくてはなりません

知青§開化 ヘリカルフォート

イグニッションとライフリカバリーを持ちます
スクエア上の起動能力は、カードを引くか、ノーマルスクエアにある別のゼクスと位置を入れ替えることができます
自動能力ではないので相手ターン中に登場しても何もできませんが、自ターンならデッキ上を操作できる能力などと合わせてカードを引くタイミングを選べて便利です
リブートのゼクスと位置を入れ替えれば、同じスクエアへ複数回の攻撃を挑めるので、相手のライフを詰めるのに役立ちます
 
このカードが手札にあり、スクエアに対応したリンクがあれば、青か緑のリソースコスト1支払ってこのカード自身をデッキ下へ置いて、デュナミスから対応したパニッシャーを登場させられます。公式にはこのシステムの呼び名からこれらのことを、アウェイクンパニッシャーを登場させられるアウェイク能力、そしてそれを持つアウェイクゼクスと呼ばれています

鋼豪渦巻く嵐機の螺旋竜

イグニッションアイコンを持ちます
イラストはヘリカルフォートですが、名称には含まれていません
ユナイトアークと呼ばれるシステムに関わっているため、このカードのようなカード名に「約束」を含むイベントの能力でトラッシュに置かれるとカードを引けるゼクスのことを、ユナイトゼクスと呼ぶことがあります
 
登場した際に二つの効果いずれかを選べます。一方はプレイされて登場した場合にしか処理されませんが、あえて選んで何もしないこともできます
方法によらず登場すれば、カードを2枚引いて手札2枚をデッキに戻してシャッフルします。手札の枚数は増えませんが質的向上を見込めます
プレイされての登場なら、デッキ上1枚をリソースに置いてリソース1枚を手札に戻します。こちらはリソース枚数こそ増えないようにされているものの手札は増えます。リブート状態のリソースを戻すのはもったいないので、なにかで消費してスリープしたリソースを戻せるようなプレイングを目指したいところですね

世界を絆ぐ約束 Type.XIII

イグニッションアイコンを持ちますので、成功すればコストを支払わずに手札以外からプレイすることができます。しかし手札からコストを支払ってプレイすることで、相手のパワー9000以下のゼクスを手札に戻すこともできるようになります
 
方法を問わずプレイされれば、リソース枚数以下のコストを持つパニッシャーを登場させられます。パニッシャー関連のカードの多くはリソース枚数に依存するため、序盤は弱くてゲームが進むほど(リソース枚数が増えるほど)に強くなるカードと言えます

爆暁の『黎明』 エンキ

イグニッションアイコンと、最新システムのキーワード能力であるオーバードライブを持ちます
このゲームの原則として、期限が明示されていなければターンを跨いだりしても情報やそれに依存した効果は維持され続けます。つまりオーバードライブでパワー15000として扱われているゼクスは、スクエアを離れでもしない限り、いつまでもパワー15000のままです
 
二つの効果から一つを選択して解決する能力を持ちますが、手札以外から登場していたら二つとも選んで解決されます。オーバードライブ能力が有効なら、例えばイグニッションによってデッキ(手札以外)からプレイされていることになりますので、カードを引きつつパワー15000以下のゼクス破壊もできることになりますね
 
ただしオーバードライブでなくとも、黒に由来する能力でトラッシュから、あるいは緑に由来する能力でリソースからなど、ライフやイグニッションでもなく手札以外から登場させれば、パワー4500以下のゼクスを破壊しながらカード引けます

螺旋の起原 ヘリカルフォート

ゲーム開始時にデッキから抜き出してプレイヤースクエアへ置けるスタートカードです。最初から置かれているので、破壊すれば確実にチャージで有効な能力を使えます
 
イグニッションフェイズ開始時に、デッキの1番上を見て上か下に置けるので、イグニッションの成功率に寄与します。ただし下に置いても明らかな失敗を避けられるだけなので、次が当たるかはわかりません
 
起動能力はコストにこのカード自身と手札1枚をトラッシュに置くことで二つの効果いずれか一つを解決します。能力によるイグニッションを確定させる積み込みか、対処しにくい大型への回答になるので、普段は自身の長所を伸ばして緊急時にも頼れるよいカードです。使い捨てなのが惜しい

メイド・イン・ドラゴンガーデン

ゲーム開始時にデッキから抜き出してデュナミスへ置けるゲートカードです。少し頑張れば、ゲーム中に2枚目を置くこともできます
 
起動能力でスクエア上のゼクスのフォース(表向きでカードの下に置かれるカード)となってパワーを上げ、そのゼクスの攻撃で相手ゼクスを破壊できればデュナミスに戻ります。同じターン中に同名がこの能力で4回以上デュナミスへ置かていれば、デュナミスへ置く代わりにコストを支払わずプレイされます
前提として、相手のゼクスも4枚以上いないと成立しないので、基本的にはほんの少しだけパワー不足を補えるカードと考えてください

ヘリカルフォート&ユイ 革新の未来

ゲーム開始時にデッキから抜き出してリソースへ置けるスタートリソースです。このシステムが実装されたことで、混色デッキの色事故が少し避けやすくもなりました
 
プレイヤーEXにもクライシスエフェクトに関連した能力があり、ダメージを受ければ表向きで重ねられますが、能動的にプレイヤーEXを表向きにできる能力を持っています。リソースにあるこのカードをスリープするため、実質的にリソースコスト1消費とみなせます
 
プレイヤーがユイEXとなっていて、自分か相手いずれかのリソースが6枚以上なら、起動能力で指定された大型ゼクスを登場させられます。このシステムがクライシスアークと呼ばれていることから、この方法で登場させることができるゼクスのことをアークゼクスと呼びます

機鋼豪嵐竜 ヘリカルフォート

青と緑の多色であり、スタートリソースによって登場させることができる、いわゆるアークゼクスです
 
プレイされて登場すると、デッキ上4枚を公開して、その中から同名以外のギアドラゴンを登場させ、残りを好きな順でデッキ上に戻します。もう一つの自動能力や、登場させたギアドラゴンが持つ自動能力などとの噛み合わせで、上に戻す順番は注意深く考えましょう
 
自ターンにギアドラゴンがデッキから登場すると誘発し、自分のリソースを増やしながら相手のゼクスをデッキ上へ置くことができます。このヘリカルフォート自身を何らかの手段でデッキから登場させることでも誘発します

知青§結魂 ヘリカルフォート

自分か相手のいずれかがダメージを受けたターン中に登場させられる起動能力であるレイドを持ちます
 
登場させた際に二つの効果から一つを選べる自動能力を持ちます

  • 専用のリンクをスクエアに置く

  • 自ターンかつ、スクエアに専用のリンクがあれば、イグニッションする

このカードの能力ではありませんが、専用のリンクがあればイグニッションアイコンを得ますので、合わせて連鎖的に登場させることも可能です

エレガントタイム ヘリカルフォート

登場した際に、二つの効果から一つを選べます

  • 手札1枚をリソースに置き、それがギアドラゴンならカードを引く

  • 自分のトラッシュのゼクス2枚までデッキに戻してシャッフルできる

リソース6枚以上を目指している序盤に欲しい能力は後半あまりいらなくなりますが、その頃にはトラッシュに落ちてしまったゼクス(主にイグニッションアイコンを持つギアドラゴン)をデッキに戻す方の効果が輝きます。なおデッキをシャッフルするためだけには使えず、最低でも1枚はデッキに戻さないとシャッフルされません

裂宙旋機 ヘリカルフォート

登場時にデッキ上3枚を見て好きな順で戻してから、デッキをシャッフルするかしないかを選んで、その後にカードを引きます。見た3枚が気に入らなければシャッフルできますが、なるべくならもう一つの自動能力のためにデッキ上を固定したいところですね
 
このゼクスが破壊された際に、相手のリソースが5枚以上あれば、手札をトラッシュに置いてイグニッションできます。相手から攻撃されることでも、自分の降臨条件などで破壊しても、いかなる方法であれ破壊されたなら誘発します

螺旋竜ヘリカルフォート

12年前から変わらないユイの元祖パートナーゼクス
リビルド(能力の上方修正)により、手札4枚以上あれば、後述するこのカードの起動能力のコストを支払わなくてもよくなります
 
青1を支払えば、自ターンでも相手ターンでもカードを引けます。さらに自ターン中であれば、イグニッションします
 
アークゼクスをプレイした際、デッキ上4枚を見てこの螺旋竜を登場させたとします。見た残り3枚のうち、アークゼクスの能力で1枚はリソースに置かれて残り2枚、それを引いてイグニッションします、(手札4枚あれば)コストも支払わずに。イグニッションでプレイする予定のカードがさらに展開できる能力を持っているなら、リソースは置かなくてもいいかもしれません

超無窮螺旋ヘリカルフォート

相手のリソースが5枚以上あれば、手札のこのカードとチャージ1枚をコストとしてトラッシュに置き、イグニッションできます。ただし自ターンに限られ、同名のこのイグニッションも1ターンに一度きりです
 
スクエア上で、手札をトラッシュに置くことをコストに、相手ゼクスをデッキ上に置けます。相手ターン中に、コスト上限も下限もなく、再利用するには手間のかかる領域へ移動させるのでかなり強力です
 
このカードに絶界を付与すると、相手がとても面倒くさそうな顔をします

オリジナルXⅢ Type.X Mode〈A〉

ゲーム中に1度だけしか使用を宣言できないキーワード能力のゼクステンド・ドライブを持ちます。どれか一つでも使うと、別カードの持つゼクステンド・ドライブもそのゲーム中は使用できなくなります
 
あなたのライフが1ならば、任意のスクエアに登場させて、ノーマルスクエアのゼクスを手札に戻すことができます。素直に考えれば負けそうな状況で相手からの攻撃を捌くために使うべきカードです
このターンに攻め切れば勝てそうな状況で、攻撃し終えた自分のゼクスを戻して追撃のためのスクエアを空けるのに使うこともあります
 
方法に因らず、登場させれば4枚を引いて手札3枚をデッキ下に置きます。ゼクステンド・ドライブ以外で登場させるのは大変ですが、欲しいカードを探しながらイグニッションで当てたいカードを戻せます

蒼穹と翠緑の約束

手札1枚をトラッシュに置いて、置いたならばリソース枚数以下のコストを持つ青か緑のパニッシャーを登場させます。カード名に約束を含むイベントなので、ユナイトゼクスをトラッシュに置けばカードを引けます
 
青か緑のいずれかを含んでさえいれば、青白や赤緑などの他色も登場させられます。ただしこのカードをプレイするためのリソースは青と緑の両方が必要になるので、色が足りるようにリソース管理してください


ここからはデッキ50枚の外にあるカード。デュナミスや、マーカーなど


青の竜の巫女ユイEX

ゲーム開始時点では、プレイヤーカードである《青の竜の巫女ユイ》の下に裏向きで置かれていて、特定の事象(ダメージを受ける)や能力(スタートリソース)によって表向きで重ねられます
 
アークゼクス関連の能力を使うためにはユイEXになっておく必要がある他に、このPLEX自身もパートナーゼクスに絶界を与える起動能力を持ちます

静点星“メンシス” ハレー

最新のシステムであるアセンション(アセンションエクストラ)
プレイヤースクエアへ登場し、次のターンまでライフへの攻撃を守ってくれます。このカードが攻撃されるたびにシールドの点数が減り、シールドがゼロになって攻撃されると破壊されますので、ライフはシールド値+1回まで守られています
 
デッキによってはアセンションのシールドを凌駕する勢いで攻撃してくることもありますので過信は禁物ですが、大概は出せば次のターンまで生き延びられると考えてもよいでしょう

植え付ける幻惑 エイホート

降臨条件でプレイする無色のゼクスエクストラ
このエイホートのコスト5以上のリソース枚数で、色を問わずリブートのゼクス2枚を破壊することが降臨条件です
 
常在能力で相手のリソース4枚以上も要求されているため、先攻2ターン目にリソースを5枚以上にしたとしても、プレイできません。ゲームスピードを相手と合わせるためのデザインですね
 
登場時の自動能力でも、任意のタイミングで使える起動能力でも、チャージを消費します。降臨条件で破壊しているためチャージは用意できるはずですが、スタートカードなどチャージに残しておきたい場合は使わずにいることも選択肢に挙がります
 
バランスの悪い他色デッキが相手なら、リソースの色を失わせるのも有効打になりえますが、それも1枚だけなので大きめのコスト支払うのに混ぜて使用されがちです

超越の神姫 ミステリア

降臨条件でプレイする青のゼクスエクストラ
このミステリアのコスト6以上のリソース枚数で、少なくとも1枚は青を含んでリブートのゼクス3枚を破壊することが降臨条件です。低コストのゼクスをイグニッションで並べられると準備も楽ですね
 
登場時にチャージ3枚をトラッシュに置くと、プレイヤースクエアも含めてコスト7以下の相手のゼクスすべて手札に戻します。ゼクス3枚を用意できれば、これでほぼ一掃できると考えてよいでしょう。ほとんどのデッキにおいてコスト7以下ではないゼクスはアークゼクスくらいしかいません

万物粉砕の葬翼 ニーズホッグ

降臨条件でプレイする緑のゼクスエクストラ
このニーズホッグのコスト6以上のリソース枚数で、色は関係ありませんがコストの合計がちょうど15になるようリブートのゼクス3枚を破壊することが降臨条件です。このデッキなら 3+5+7 や 3+4+8 や 4+4+7 などが作りやすいでしょうか
 
常在能力で全体のコストやパワーが上がるため、単純にバトルが有利になることと、相手の「コストX以下のゼクスを~~」といった能力を回避しやすくなります。例えば上述のミステリアではニーズホッグを手札に戻せません
 
起動能力で相手のすべてのノーマルスクエアにあるゼクスをリソースへ置くことができます。自ターンでも相手ターンでも使えますし、コストの上限はありませんし、選ばないので絶界でも避けられません

真炎竜醒 アストヴェリア

覚醒条件でプレイする無色のゼクスエクストラ、と言いたいところですが実際は起動能力の破天降臨でしか登場させないと思います
トラッシュの種族ドラゴン1枚をリムーブゾーンへ置くことを覚醒条件としていますが、プレイするにはアストヴェリアのリソースコスト5も合わせて支払う必要があります
 
破天降臨は1ターンに一度だけ宣言できるキーワード能力です。このアストヴェリアの場合はリブートの種族ドラゴン2枚をトラッシュに置いて、リソースが6枚以上あれば登場します。カードのプレイではなく起動能力の使用なので、デュナミスにある別のカードもプレイすることができます
 
リソース6枚未満でも破天降臨を宣言できますが、その場合はリブートのドラゴン2枚をトラッシュに置いて、(宣言のために表向きにして公開された)このアストヴェリア自身は登場せずデュナミスに裏向きで置かれます
スクエアを空けるために使うことがあります

蒼天を貫く螺旋の約束 ユイ

多色のイベントエクストラ
デッキからアークゼクスをプレイすることができ、このシステムはユナイトアークと呼ばれています。この能力で《鋼豪渦巻く嵐機の螺旋竜》をトラッシュに置く必要があるので、これらもユナイトイベントおよびユナイトゼクスと呼ばれます
 
ユナイトアーク自体は共通システムで他のプレイヤーも使うのですが、デッキからの登場で誘発する自動能力を持つヘリカルフォートにはとても相性がよいシステムです。プレイすると以下の自動能力が解決待ちになります

  1. ユナイトゼクスが約束でトラッシュに置かれたための「カードを引く」

  2. アークゼクスがプレイされたための「デッキ上4枚を公開してギアドラゴンを登場させる」

  3. デッキからギアドラゴンが登場したための「リソースを置いて相手ゼクスをデッキ上に置く」

以上の解決待ち自動能力に番号を振りましたが、順番は自由です
このZ/Xのルールでは「優先権前処理」と言って、未解決の能力は誘発した順とは無関係にすべて解決されるまで一つずつ実行されます。例えば上記の2で登場させたギアドラゴンの持っていた自動能力を先に解決させた後に1のカードを引くこともできます
 
このユナイトイベントの能力でデッキの上に置いたカードを、引くのか登場させるのかリソースへ置くのか、それも自由です

在りし日の『黎明』エンキ

無色のイベントエクストラ
リソースコストを支払う代わりに、手札のドラゴン2枚をデッキの下へ置くことでプレイすることもできます。リソース使い切ってても、手札があれば少し安心できます
 
ライフを攻撃してきた相手ゼクスがコスト3以下なら破壊できます
そしてこれと同様の効果を持つイベントは、当然ながら相手も用意してデッキを構築しています。むやみに低コストのゼクスで攻撃すると破壊されてしまうので、コスト4以上のゼクスでライフを攻めるのが定石となりました
 
イデアライズは夢装条件でプレイされるゼクスエクストラですが、特に覚えなくて構いません

恩愛の『黎明』エンキ

無色のシフト。シフトカードはゼクスエクストラやイベントエクストラなどとは別に「シフトのプレイ」として1ターンに1回まで実行できます
剣臨器となるゼクスの上に重ねることで、シフトの持つ能力や色をそのゼクスに共有します。エンキの場合はコスト5以上のドラゴンなので、アークゼクスや超無窮螺旋あたりが剣臨器の候補になります
 
常在能力で自分のゼクスのコストを上げて、相手のコストを下げます。コストが上がれば「コスト3以下のゼクスを破壊する」イベントを恐れずにイグニッションアイコンたちでライフを叩きに行けますし、コストが下がれば「相手のコスト7以下のゼクスをデッキの上に置く」能力がアークゼクスも射程内に捉えます
ゼクスエクストラの降臨条件などにも影響しますので、相手にとっては想像以上に厄介な能力です
 
シフトした際にトラッシュからドラゴンを手札に戻せます。アークゼクス、ユナイトゼクス、リンクゼクス、アウェイクゼクス、イグニッション用の超無窮螺旋、どれでも好きなのを選べます

ぴかぴかの新入生テオゴニアス

無色のシフト。シフトは後から追加されたルールなので、既存の「デュナミスのカードのプレイ」の枠外でプレイすることが許されています
剣臨条件はリソース5枚以上ですが、剣臨器もコスト5以上のドラゴンなので、エレガントタイムにシフトすることはできません
 
シフトすると、デッキ上1枚をリソースへ置いて、リソースのゼクス1枚を手札に戻します。この新入生テオゴにゃんが存在するため、リソースは後半に備えた貯蔵庫としても扱われます

青き懲罰“喜” Type.XIII

プレイできず能力で登場させる青のパニッシャー
イグニッションフェイズ中はコストが下がるため、その名も含んでいる《世界を絆ぐ約束 Type.XIII》で少し早めに登場させることができます
 
手札が多ければレンジ2を得るため、隣接していなくても相手プレイヤースクエアを攻撃できて便利です
 
相手のゼクスがノーマルスクエアに登場すると、強制的に手札へ戻しますが、解決するとターン終了時までプレイできなくなります。囮の1枚目を戻させてからでないと、本命の2枚目以降を登場させられません
なお相手ターン中に複数のゼクスが同時に登場した場合、解決順は相手が選びますので、おそらくは重要なゼクスが後に残ります

六重想 Type.VII

プレイできず能力で登場させる青黒のパニッシャー
自分のリソース枚数が相手のリソース枚数以下の場合にコストが下がるため、後攻なら3ターン目からでも登場させられそうです
 
このカードが自ターンに登場すると、相手のコスト5以上のゼクスを手札に戻せます。アークゼクスで届かない高コスト帯への回答になります
 
このカードが破壊されると、トラッシュからコスト3以下のゼクスをこのカードがあったスクエアに登場させます。アセンションのようにプレイヤースクエアを守らせれば2回の攻撃を要求できますね

各務原あづみ Exceed boost<R>

プレイできず能力で登場させる青黒のパニッシャー
登場した際にデッキ上を見て上に置くかトラッシュに置くかを選んでから、カードを引くことができます。このデッキなら、引かずに見たカードを上に置いてイグニッションすることもあるでしょう
 
方法を問わずこのカードがスクエアを離れると誘発する自動能力で、コスト7以下の相手ゼクスを手札に戻すか、トラッシュにあるゼクスを手札に戻すかを選べます。相手からの攻撃や除去能力だけでなく、降臨条件や破天降臨のコストにしても誘発するのがとても便利です

各務原あづみ Unite<R>

プレイできず能力で登場させる青白のパニッシャー。名誉ギアドラゴン
 
登場したらデッキ上5枚を見て好きな順に並び替えます
起動能力で、カード1枚を引き、イグニッションします
アークゼクスと螺旋竜がコンボでやることを一人でやります

機竜巫 ユイ

プレイできず能力で登場させる青緑のパニッシャー
 
常在能力で、このターンに能力でカードを引いていればパワーが上がります
螺旋竜でカードを引けば、相手ターン中でもパワー7500になれます
 
自ターンに使える起動能力で、カード2枚を引いて1枚デッキに戻してシャッフルするか、手札をリソースに置いてリソースを手札に戻せます。ユナイトゼクスの能力に似ていますね

知青§継承 ユイ

プレイできず能力で登場させる青緑のパニッシャー
 
自ターンのみの起動能力ですが、手札1枚をトラッシュに置いて、相手のコスト8以下のゼクスをデッキ上に置けます。ここだけ読むと超無窮螺旋の強さが身に沁みますね
 
無償でイグニッションできます。さらにそのイグニッションでカードをプレイしなければ、このパニッシャーのパワーを上げられます。仮に公開されたのがイグニッションアイコンを持つカードでも、プレイしないことを選べばパワー13000になれます

知青§結望 ユイ

スクエア上に概念として置かれるリンクマーカー
このリンクが置かれていれば、リンクゼクスがイグニッションアイコンを持ちます
 
このリンクの上に自分のゼクスがメインフェイズに登場すると、デッキ上3枚を見て好きな順に並び替えられますが、見て並び替えるとこのターン中はこの能力をプレイできなくなります。イグニッションフェイズ中にデッキ操作できないのは残念ですね。なおイグニッションでリンクゼクスをプレイできればリンクを再設置できます
 
相手ターン中にゼクスを登場させるのは主にプレイヤースクエアなので、このリンクもプレイヤースクエアに置くのが無難です

デッキの拡張性について

とりあえず序盤を支える足回り、中盤以降にプレイングの再現性を上げてくれるデュナミス、頼れる勝ち筋になるアークゼクスやパニッシャー、だいたい欲しいものはスタートダッシュデッキに揃っています
 
それでも再録されるには初出がまだ早かったり、採算的な問題で収録されなかったとみられるカードなどもありますので、いくつか差し換えてもよさそうな候補を挙げていきます

青界天駆ヘリカルフォート

イグニッションアイコンを持ち、名称ヘリカルフォートのギアドラゴン
ウェイカーを表向きにする、いわゆるウェイカーアッパーの能力はレベル能力が主流であった時期の名残ですが今はあまり使われなくなりました
 
カードを引くか、指定スクエア上の相手ゼクスを手札に戻すか、状況に応じて使い分けられて便利ですが何かに特化したカードを見ると器用貧乏とも感じてしまいますね

原初の天水 メガ

イグニッションアイコンを持ち、種族はアバター
 
起動能力でリソースコスト青1支払うと、コストを支払わずにプレイできます。その条件にある「このターン中に相手のゼクスが5枚以上」は文字にすると多いように見えますが、相手のライフ3~4点を取り切ろうとするような動きを目指せば少ないくらいです。例えばこのパーフェクト!ユイでも3ターン目にアークゼクス(1)の能力で螺旋竜(2)と起動能力でイグニッションして(3~4)から降臨条件でゼクスエクストラをプレイ(5)すれば足りますね
これがあるために使えるリソースを残しておくと、相手も警戒してくれます
 
このカードがプレイされて登場した際に、相手のゼクスが5枚以上あれば(コスト上限なく)相手のゼクスを手札に戻し、状況と無関係にコスト5以下の相手のゼクスを手札に戻します。調子に乗って広く展開すると原初アバターで抵抗されるため、慎重に数を絞って攻撃するのが上手いプレイングですね
ダメージ受けた際にライフから登場して命拾いなんてこともあります

セカイを穿つ青の砲撃

イグニッションアイコンを持つイベント。再録によってカードイラストが数種あり、ユイのもありますが最も多く出回っているのは初出時のワールドアバターアオ
 
序盤はデッキ上の操作ができて、リソース6枚以上になればデッキ上からゼクスを登場させられます。螺旋竜や裂宙旋機などの本来はイグニッションアイコンを持たないギアドラゴンをイグニッションで登場させられるようになるのは、アークゼクスの強みを押し出す構築に向いています

螺旋の名乗りヘリカルフォート

強すぎて弱体化させられた経緯のあるスタートカード
初出時は色を問わず破壊できましたが、青のゼクスに修正されました
 
チャージで有効になる起動能力で、コストとして自分のゼクスを破壊することで、そのコスト以下のギアドラゴンを登場させられます
単純に攻撃し終えたスリープのゼクスがいたスクエアを空けられるだけでも攻勢に出られて有用ですし、登場したのがレンジを持つゼクスならそのまま追撃できます。スクエアさえ空いていれば青の特徴である移動も活用できますし、副産物としてチャージを作れるのも青には貴重です
コストで破壊する青ゼクスも、裂宙旋機や青黒あづみパニッシャーなどでコンボに組み込むことができます
 
シフト恩愛エンキやニーズホッグでスクエア上のゼクスのコストが上がっている場合、手札から登場させられるゼクスもそれに準じて大きくなります

機鋼竜ドライブピニオン

青1を支払えれば、何度でも相手ターンでも移動可能ですが、バトル中は移動できません。後述の自動能力とコンボになるため、だいたいこのゼクスから優先的に攻撃されます
(攻撃ゼクスと攻撃目標は、バトル中のゼクスになります)
 
レベル能力(ドラゴンLv1)を有効にするため、デュナミスに種族ドラゴンが1枚以上を必要とします。初出当時はウェイカーを表向きにする能力を使うことで条件を満たしましたが、今はゲートカードが種族ドラゴンメイデンなので手間いらずです
 
自身の持つ起動能力で移動し、それで誘発した自動能力で相手ゼクスを手札に戻すのがカードデザイン上の想定された動きですが、別のカード能力で移動しても誘発します。例えばアウェイクゼクスの知青§開化で位置を入れ替えれば誘発します

ハロウィンシャドウ ユイ

電影は、記載の数値以上のコストを持つ自分のリブートのゼクスを手札に戻すことで、そのゼクスのいたスクエアへ手札にある自身を登場させる起動能力です。本来はシャドウというカテゴリのデッキで使われるべき能力ですが、電影能力の宣言がターン中に1回だけなのでデッキ内に多数の電影持ちを採用しても使い切れないため、カテゴリ外のデッキに少枚数を採用した方が使いやすいという現状になっています
電影5なのでコスト5以上のゼクスを使い回せます。エンキにシフトしコストを上げれば、リンクゼクスを電影で戻してレイドできます
 
自ターンに限り、手札5枚以上あればパワーが上がって11000とアークゼクス並みになれます
 
起動能力で青のゼクスとこのゼクスで最大2枚を相手は選べなくなります。絶界と違うのは、自分で選ぶことはできるので、安全に攻撃した後で移動させたり手札に戻したりする能力で選べるということです

爆機竜 ストームインパルス

2024年3月~4月 ゼクスタ景品
コストに対してパワー低めですが、レンジ2を持ちますので相手ライフへの攻撃に使いましょう
 
登場時に相手ゼクスを手札に戻せますが、自分の手札枚数に応じて対象が増減します。また、構文が「まで選び」となっているので、大量に手札を持っていても0枚までを宣言して手札に戻さないことも可能です
それをできる状況なら手札に戻すよりも、アークゼクスでデッキ上へ置いた方がよいでしょうからね
 
ターン終了時に、デッキから3枚を引いて、手札3枚をデッキ上に置けます。この能力は引いた枚数分をそのままデッキに戻す効果なので、(途中でデッキが0枚になってリロードエフェクトが発生しない限り)手札もデッキも枚数の変化はありません
 
相手ターン終了時に手札が3枚以上あれば、返ってきた自ターンのドローフェイズで2枚を引いて、イグニッションフェイズのデッキ1番上が確定します。少し回りくどいイグニッションサポートです
自ターン終了時なら法論堂博士とのコンボ

ファミリアシャドウ エタシク

早いデッキ相手に後手を取って、ライフ叩かれた後攻3ターン目に、リソースコスト青3でアークゼクスを使ってどうにか押し返せるかもしれないカードです
デッキ上5枚からバトルドレスを探して登場させられるあたりに可能性を感じます

新年の景気づけ メガ

スクエア上のリブートのゼクス2枚を戻して、手札にあるこのゼクスをノーマルスクエアに登場させます。使用感はゼクスエクストラの降臨条件のようですが、チャージではなく手札が増やす目的でも使えたり、アークゼクスを戻して再度プレイするためにも使えます
 
相手だけでなく自分もですが、パニッシャーなどほとんどのゼクスエクストラを登場させられなくなります。手札の引き運に左右されるのがTCGなどアナログゲームの一般的な常識ですが、このZ/Xというゲームでは常に同じカードがデュナミスに用意されていることで再現性や安定性を高めています。そして新年メガはデュナミスからの登場を抑制するので、相手によっては何もできなくなることすらあります

マッドプロディジー 法論堂博士

起動能力で自身をスリープさせると、1枚までカードを引き、隣接したノーマルスクエアにある相手のゼクスすべて手札に戻します。絶界で選べないゼクスもすべて戻せるため、移動先が手札とはいえかなり強め
 
自分が「カードの能力で引く」ことにより誘発する自動能力で、相手は手札をデッキ下に置きます。このZ/Xのルールに置いて「複数枚のカードを引く」行為は「複数回の『カードを引く』を実行する」ことと定義されているので、引いた枚数分だけ相手の手札もデッキ下に置きます
なお螺旋竜で相手ターン中にカードを引けば、それでも誘発します
 
同名でターン1ですが、ターン終了時に相手の手札がなければプレイヤーにダメージ。青に由来する能力で大量にカードを引けるため、横に置いているだけで勝ち筋を補強してくれます

正義の使者 セイント・バード

赤のゼクスですが、起動能力のコストが無2なのでリソースの色に関わらず登場させられます。スタートカードがコスト3ですし、何度かイグニッションすればコスト3のゼクスは出せるでしょう
 
ターン中に2回まで使える起動能力で、手札からコスト3以下のゼクスを登場させられます。スクエアは指定されていますし、ターン終了時にトラッシュへ置かれるため残せませんが、降臨条件にするなら問題ありません
コスト3以下の青ゼクスを混ぜればミステリアを降臨させられますし、デッキの配色的に赤青緑を用意すれば九大英雄パラケルススも降臨可能

世界を超えた約束 あづみ

手札1枚をトラッシュに置いて、リソース枚数以下のコストの青のパニッシャーを登場させます。これと《蒼穹と翠緑の約束》との違いは、緑を登場させられませんがもう一つのイベント能力で除去としても使えることですね
 
相手のコスト4以下のゼクスを手札に戻せます。除去手段が足りないと感じたら採用を検討してみてください

竜域の守護者

ドラゴンのバトル中なら最低限カードを引けて、コスト5以上ならチャージも作れます。そしてコスト7以上のドラゴンなら、相手ゼクスを破壊できます
 
アークゼクスを攻撃した相手ゼクスが絶界を持たなければ破壊できます
こちらから攻撃している場合、その相手がプレイヤースクエアのゼクスでも破壊できます

ワールドイノベーション

2024年5月23日に発売される商品でリビルドされます

リソースにギアドラゴンが5枚以上あれば、コスト1でプレイできます
 
イベントの効果はリソースのギアドラゴン枚数で変わり、
1枚以上で3枚引いて、手札1枚をデッキに戻してシャッフル
3枚以上でヘリカルフォートにレンジ3を与えます
 
2024年5月23日に発売予定の竜舞流星群に再録されることが予定していて、それを機にリビルド(カード能力の上方修正)されます

億劫なる『沈泥』ラハム

降臨条件でプレイする青のゼクスエクストラ
登場時にチャージ1枚をトラッシュに置いて、ノーマルスクエアのゼクスを手札に戻します。戻すゼクスは自分のでも相手のでもよく、汎用性の高さから青ゼクス多めのデッキを組めばまず採用してされる定番の1枚です

豊穣の神仰 イシュタル

降臨条件でプレイする緑のゼクスエクストラ
起動能力の破天降臨で登場させることもできて、その場合はリソースコスト緑1消費とリブートのコスト7以上の緑ゼクスをデッキの下に置く必要があります。スタートダッシュデッキ内ではアークゼクスをデッキ下へ置くことになりますが、そうすれば確実にユナイトアークで登場させられます
 
登場するとデッキ上1枚をリソースに置き、リソースにあるゼクスを1枚まで手札に戻します。リソースから手札に戻さず置くだけというのもできます

変革を奏でる人魚 シャナナ

降臨条件でプレイする青緑のゼクスエクストラ
エイホート同様に、相手のリソースも4枚以上ある必要があります
 
登場時にチャージ1枚をトラッシュに置いて、カードを引くことができます
 
起動能力でリソースコスト無2を支払って、手札かリソースからコスト3以下のゼクスを登場させられます。先行して6枚以上になったリソースからの登場で5枚以下へと戻るために使うこともあります

九大英雄 パラケルスス

降臨条件でプレイする赤青緑のゼクスエクストラ
赤いゼクスはセイントバードや赤青パニッシャー、赤緑パニッシャーなどで用意すればスタートダッシュデッキの青緑とで降臨できますね
 
起動能力で、チャージ1枚をトラッシュに置くごとに、以下の能力のうちまだこのターンに選ばれてないものを相手ターン終了時まで付与できます。すべて1枚のゼクスに与えてもいいですし、それぞれ別のゼクスへ割り振ってもいいのでかなり応用の幅がある能力です

  • 手札1枚をトラッシュに置いて、相手ゼクスに11000ダメージ

  • 絶界

  • 自身にパワー+4000

(PLEXの起動能力を使えば絶界にできる)ヘリカルフォート以外を絶界で守ったり、パラケルスス自身をパワー16000にしたりとやれることは多いのですが、先に絶界を与えると別の能力を付与するためにそのゼクスを選べなくなる点には注意してください
なお4回以上この能力を使うことは可能ですが、選べる能力がなくなるのでチャージをトラッシュに置ける他は何も得られません

アルティザン“模倣” アルクトゥルス

降臨条件でプレイする青白緑のゼクスエクストラ
白いゼクスは青白あづみパニッシャーがいますね
 
最低限このゼクスが登場したことで1回、相手のデッキによっては何度も誘発する自動能力です。自分のリソースを置くかは任意で置かないことも選べますが、相手のリソースはリブートしていれば1枚ずつスリープします
現代ゼクスたち1~2ターンでもなければ基本的にプレイされて登場する方が稀で、パニッシャーやトークン、レイド能力や破天降臨など誘発事象は汎用的なシステムだけでも多岐にわたり、回避できるのはイグニッションやクライシスアーク(ユナイトアーク)くらいです
 
起動能力で攻撃を制限できますが、その解決後に登場したゼクスは影響を受けず攻撃できたり、攻撃できなくなったゼクスを降臨条件にすることで改めて攻撃させたりもできるため、まぁまぁ打開されます

≪お姉ちゃんの心得≫

降臨条件でプレイする青黒緑のゼクスエクストラ
青黒あづみパニッシャーや青黒Typeパニッシャーで降臨条件の黒を用意できますが、チャージは別に用意する必要が出てきます

起動能力でチャージ3枚をトラッシュに置いて、以下いずれか一つの効果を解決します。それぞれ状況の有利不利を一気に覆したり盤石にしてしまえるので、チャージ捻出方法とともに用意しておくとよいでしょう

  • すべてのノーマルスクエアの相手ゼクスをデッキ上に置く

  • 相手手札4枚をトラッシュに置く

  • リソース2枚をリブートで置く

電算楼閣“FPAA” アトラス

憑依条件でプレイする青のゼクスエクストラ
リブートのゼクスを選んで、そのゼクスのコスト分だけ自身のコストを最小で1になるまで下げて、リソースコストを支払って登場させてから選んだゼクスをこのカードのフォースにします
具体的には、コスト3のゼクス2枚で合計6下げて、青1を支払って登場したアトラスの下に2枚のフォースが置かれます
 
アトラスはフォースのパワーを得るため、元の2000と合わせておおよそ9000~12000くらいになるかと思います。起動能力のコストでフォースをトラッシュに置けば、もちろんパワーは元の数値まで下がります
また、オーバードライブしたエンキをフォースにした場合、スクエアではパワー15000だったエンキもフォースでは元の4500に戻りますので、アトラスが得られるパワーも見た目通りの数字になります
 
コストとしてフォース2枚をトラッシュに置くことで手札を5枚にできます
起動能力なので、攻撃後など任意のタイミングで使用できますが、アトラスのパワーはフォースに依存しているため、パワーを維持するか手札を補充するか、状況に合わせてご判断ください

鬼神野シュリ Unite<M>

プレイできず能力で登場させる赤青のパニッシャー
 
元の枚数に関わらず手札が4枚になるまでカードを引けるため、先攻で手札が少ない序盤に役立つ初動のパニッシャーですね
 
ノーマルスクエア全体に3000ダメージを与えるため、自身の攻撃と合わせて相手のパワー7500まで破壊できます。周囲の足りない打点を補うのに欲しくなることもあるでしょう

東雲纏 Unite<S>

プレイできず能力で登場させる黒緑のパニッシャー
 
登場した際にデッキ上1枚をトラッシュに置いて公開領域を広げることができます
 
起動能力でトラッシュのカードをリソースに置き、リソースのゼクスを手札に戻せます。トラッシュにあればイベントでもリソースに置けますが、手札に戻せるのはゼクスだけです

静狩小幌≪舞装≫ウェアキャット

登場した際に、相手のトラッシュにあるゼクス3枚までデッキに戻してシャッフルします。黒や赤のデッキはトラッシュにあるゼクスを何らかの方法で利用することが多いので、適切なタイミングで使えば相手が機能不全に陥ることもあります
 
自ターンにだけ使える起動能力で、自分のゼクス2枚までパワーを上げられます。これにより自身をパワー9000相当として数えることができます

六重想 ルリ

プレイできず能力で登場させる黒緑のパニッシャー
 
自分のゼクスが手札以外から登場したら誘発し、その登場したゼクスのコスト以下の、相手のゼクスを破壊するかリソースへ置きます。このカード自身を含めたゼクスエクストラはデュナミスからの登場ですし、イグニッションはデッキからの登場なので、手札からのプレイかレイド能力でなければだいたい誘発します
デッキ上に戻すと次のターン以降にまた使われるような厄介なゼクスを、リソースへ送ることで回収されにくくするのが主な役目です
 
デュナミスで表向きになっていれば有効な自動能力で、自分のメインフェイズ開始時にトラッシュかリソースからコスト4以下のゼクスを登場させられます。レイドゼクスを登場させてリンクを置き直したりイグニッションしたり、エレガントタイムを登場させてデッキに戻しつつシャッフルしたり、シンプルにリブートのゼクスが登場するので降臨条件にすることもできます
この能力を有効にするには、まずルリを登場させてスクエアから離す必要もあるのですが、相手プレイヤースクエア周りで攻撃させてれば勝手に相手が除去してくれるはずです

六重想 セシリア

プレイできず能力で登場させる白緑のパニッシャー
 
ライフの中身を確認できるのは白の特徴に由来しており希少な能力です
登場時にデッキからライフへ、ライフから手札へ、手札からチャージへとカードが移動します。手札からチャージへは1枚までで任意なので、結果的に手札かチャージが増えてライフは増減なしとなります
 
デュナミスに表向きのカードが3枚以上あれば、このカード以外のゼクスにパワー+3000できます。自ターンに限られ自身を選べませんが、イグニッション成功で登場したパワー4500の小型を強化して、相手プレイヤースクエアを攻撃で空けさせてからコスト4のセシリアでライフを叩くことができます。表向きのデュナミスは、最低限ゲートカードで1枚はありますがシフトなども使えるようになる3ターン以降からと考えた方がよいでしょう

天ノ川衣奈 Exceed Boost<N>

プレイできず能力で登場させる白緑のパニッシャー
 
常在能力でノーマルスクエアにあるすべての相手ゼクスのパワーを下げますので、攻撃する際のパワー要求値で双方全体に影響します。相手からの攻撃も同コスト帯では届かなくなりますので、直接的な除去手段がなければスクエアの支配率も維持しやすくなります
 
自ターン中に登場すれば、相手のゼクスをリソースへ置けます
緑の要素を持たないデッキにとってリソースへ置かれるのは、回収不能な除去手段なので割と絶望的だったりします。相手のリソース枚数が増えるのでユナイトアークに繋がるかもしれません
 
相手のコスト6以上のゼクスが登場すると誘発し、以下のいずれかの効果を解決できます

  • リソースを1枚リブートする

  • このカードのパワーを+2000する

リソースをリブートすれば、イベントをプレイするためのコストが用意できます。仮に実際の手札にはイベントがなかったとしても、相手からすれば何らかの迎撃手段を使用可能になったと想定せざるを得ないので、とりあえずリブートすればブラフにはなります
衣奈の元のパワーは8500なので常在能力と合わせると10500相当。自動能力でパワーを上げると12500相当となって一般的なアークゼクスの攻撃にも耐えられます

noteの結びと、この先のお話

ここまで読んでくれた方々におかれましては本当にお疲れ様です。目次から一気に飛んできた人は右のスクロールバーの短さに震えろ(PCで読む派)

イグニッションの当たりを増やすか、イグニッションするための備えを用意するか、攻める手段を厚くするか、防御札で固めるか、早期にリソースを伸ばすか、リソース伸びた後の使い道を考えるか、持ち主の意向や好みで様々な方法に発展し得るデッキです
 
他のTCGと異なる目立った特徴が「イグニッション」なので、このスタートダッシュデッキを楽しんで、他のデッキも組んで遊んでくれると嬉しいです

本文中にも書きましたが、このスタートダッシュデッキが発売された翌月にドラゴンをテーマにしたエクストラブースターが発売されます。当然ギアドラゴンも収録されますので、パーフェクト!ユイが気に入りましたらこちらもご検討いただければと思います

当ページはブロッコリーオフィシャルサイト(http://www.broccoli.co.jp/)の画像を利用しております。該当画像の再利用(転載・配布等)は禁止しております。
(C)BROCCOLI

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