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CBC賞の指数と見解

 この記事は、日曜日に行われる重賞レースの中からより自信のある重賞レースの指数と見解を述べる記事になっています。

 下に貼ってある表がベースで、評価の横に記載してある各馬のポイントについて触れながら印をうった馬のコメントをしていきます。コメントでは足りないと思った場合は、さらに表や図を付け加えたりして、より分かりやすい記事にしたいと思っています。なお、この記事は無料記事です。詳しい予想方法に関しましては下記の記事をご覧下さい。

 私が毎週投稿しているもう1つの記事『今週の厳選馬』(週末に行われる中央競馬の全レースを対象に、厳選した穴馬を1頭取り上げる記事)も宜しくお願いします。有料(100円)ですが、記事を購入してくれた方には特典として、この記事レベルに自信がある馬の情報をプラスしてお伝え致します。有料前の回収率に関しましては下記の記事をご覧下さい。

1.宝塚記念の結果

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⇩宝塚記念の予想記事はコチラ⇩

 ユニコーンライオンですか...ノーマークでした。レイパパレが上手く折り合ったことで、あまりプレッシャーにならず楽に逃げれたんですかね。馬券は残念でした。指数が全く機能しなかった訳ではないんですが、上半期最後のG1を的中できなかったのは残念です。

 1着はクロノジェネシス。予想記事に挙げたような心配点を他所にした圧勝劇でした。いわゆる横綱競馬というやつで、完全に抜け出した2頭を悠々ととらえて楽々勝利。これをされるともう敵いません。もはや日本に敵なしと見て良いでしょう。これで凱旋門賞に向けても雲行き良好ですし、ヨーロッパ血統なので、これまでに挑戦した日本馬が苦戦した柔らかくて重い馬場もこなせそうです(昨年の宝塚記念を見てもそれがよく分かります)。そういった血統背景やレースぶりを見ても十分勝利できる要素が揃っているので、日本馬初の凱旋門賞制覇を期待して良いでしょう。是非リアルタイムで観戦したいものです。

 2着はユニコーンライオン。実質クロノジェネシスという化け物がいなければ1着ですから、大したものです。スローペースならまだしもミドルペースで逃げて最後もバテずレイパパレを交わしながら伸びていましたから、相当強い内容だったと思います。にも関わらず何故指数がこれだけ低くでてしまったのか...悔しいです。休養を挟んだ後もこの強さを維持できるようなら、秋戦線がもっと楽しみになりますね。今後は多頭数の先行馬が多いレースをどうこなしていくかが課題となるでしょう。その課題をこなせればG1馬になれる日も近いはずです。

 3着はレイパパレ。適正外な舞台ながらも、この馬なりには良いレースが出来たんじゃないかなと思います。まずは気性面。レース後の川田騎手のコメントにあるように、チャレンジCのときと比べれば、はるかに我慢しながら進められていました。そして距離面。2200mは明らかに長すぎると考えていましたが、ユニコーンライオンに差されてもそこまでタレずによく頑張っていました。結果的には負けても、大きな収穫を得れたレース内容だったのではないかと考えています。秋戦線はどこを目指すのか分かりませんが、天皇賞・秋あたりなら(去年のようなメンバーが揃わなければ)良い勝負になるんじゃないですかね。

 4着はカレンブーケドール。完全に枠が仇になってしまいましたね。そこそこペースが流れると予想していたので、最初の200mがあれだけゆっくりになってしまうと、位置取りが厳しくなるのは自然の摂理でしょう。ただそれでも見せ場たっぷりでしたし、結果は4着なので全く悲観していません。もちろんあれだ強く本命で推奨していたので、馬券外なのは恥ずかしいですし、予想を見てくれた方に申し訳ないなと思っています。なのでもっと指数を磨いて、秋戦線は全勝できるぐらいの勢いで頑張ります!カレンブーケドールも必ず秋戦線で巻き返してくれると思うので、人馬ともども応援よろしくお願いします!


2.CBC賞のポイント

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 さて、今週から夏競馬に移り変わり。そんな中でCBC賞が小倉競馬場で行われます。CBC賞は例年中京競馬場で行われることもあり、過去傾向は北九州記念を参考に取りました。上記表を拡大してご参照ください。

 1つ目のファクターは「最終追い切りを栗坂坂路で行った馬」です。平坦1200mで求められる能力はゴール板までハイスピードを持続させる能力。それには坂路調教が不可欠です。《上記表の15頭中12頭〈黄の網掛け〉が該当》

【今年の該当馬】(以下馬番順)
・メイショウケイメイ
・ファストフォース
クーファウェヌス
・ビオグラフィー
・メイショウチタン
・ヨカヨカ
・アウィルアウェイ
・ピクシーナイト
・メイショウカリン

 2つ目のファクターは「最終追い切りを栗坂坂路で行い且つ、加速ラップを踏み続けた馬」です。これもゴール板までハイスピードを持続させるためには、不可欠な要素です。《上記表の12頭中9頭〈青の網掛け〉が該当》

【今年の該当馬】
・メイショウケイメイ
・ファストフォース
・クーファウェヌス
・メイショウチタン
・アウィルアウェイ
・ピクシーナイト
・メイショウカリン

 3つ目のファクターは「最終追い切りを栗坂坂路で行い且つ、加速ラップを馬也で踏み続けた馬」です。一杯に追い切るよりも、馬也で余裕をもって加速できた追い切りのほうが、レース本番で結果を出しやすいのでしょう。《上記表の9頭中6頭〈緑の網掛け〉が該当》

【今年の該当馬】
・メイショウケイメイ
・クーファウェヌス
・メイショウチタン

 以上ここまでの全てのファクターに該当した馬は、メイショウケイメイ、クーファウェヌス、メイショウチタンの3頭です。

 その中でも特に目を引いた馬(注目馬)は、メイショウチタンですね。1週前追い切りから栗坂坂路を用いて全体時計53.1。終いは少し遅くなったものの大した減速ではなく併せ馬も先着。最終追い切りも馬也ながら楽に併せ馬を先着。乗り役も途中後ろを振り返るほど余裕をもっての加速ラップでした。これならレースでどれだけきつい流れになっても、最後の踏ん張り(追ってからの更なる伸び)を期待できるでしょう。


3.CBC賞の指数

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【総合指数-上位馬-】
1位 メイショウチタン 60.51 推定4人気
2位 タイセイビジョン 58.48 推定5人気
3位 ビオグラフィー  58.33 推定3人気
4位 ピクシーナイト  58.14 推定2人気
5位 ヨカヨカ     57.93
 推定1人気


4.CBC賞の見解

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◎⑧メイショウチタン 松若風馬 54.0

 ポイントは調教。元々1400仕様だった調教内容を1200仕様に。動きは文句無しで抜群。指数も予想以上に高く、それでいて斤量54.0は魅力。普通に走ることができれば、頭1つは抜けているだろう。

○⑪ピクシーナイト 福永祐一 53.0

 ポイントは距離。シンザン記念は枠順・トラックバイアス等々が味方しての勝利だったが、その後のレースを見ると本質的に1600mが向いてないのではと思う。元々新馬を1400mで勝利しているだけに、距離短縮は大幅なプラス。調教も1200m仕様で加速ラップも踏めている。このメンバーなら前進あっても驚けない。

△①タイセイビジョン 川田将雅 57.0

 ポイントは気性。ここまで1400~1600mのレースを使われてきたが、気性の影響で折り合いを欠くなど、スムーズに競馬ができなかった。それを加味すると、この舞台に変わるのはプラス。ただ、調教パターンが違う点や、PRD指数を若干下げている点が気になる。スタートも不安定でこの印まで。

△⑥ビオグラフィー 藤岡康太 53.0

 ポイントは距離。前走は明らかに長かった。レース後のコメントでも三浦ジョッキーが指摘していた。それを踏まえると、当然この舞台替わりはプラス。メンバーも手頃。ただ、減速ラップの調教は評価できず、もっと買いたい馬がいたため、ここまで。

△⑨ヨカヨカ 和田竜二 51.0

 ポイントは調教。最終追い切りがちぐはぐ。あの調教内容では評価できない。指数・斤量は共に魅力だが、過信評価は禁物。

△⑩アウィルアウェイ 松山弘平 55.5

 ポイントは展開。昨日の1200mのレースを見ていると、この脚質の馬は相当厳しい。雨もそこまで降らず、馬場もお手本のような開幕週の馬場。斤量も...

⑤クーファウェヌス 酒井学 51.0

 ポイントは馬場。幸い雨がそこまで降らず、軽い馬場でやれそう。昨日はレコードがでるほどの馬場状態で、これなら斤量を生かして競馬ができる。気分よく走らせてどこまで。


5.CBC賞の買い目

・単勝  ⑧         計1点
・複勝  ⑧         計1点
・馬連  ⑧-①⑤⑥⑨⑩⑪  計6点
・3連複 ⑧-⑪-①⑤⑥⑨⑩ 計5点

受け取ったサポートは指数の精度を向上させる研究に使わせていただきます。また、サポートして下さった方にはお礼として、他重賞で狙っている馬の情報をお伝えします。