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桜花賞の指数と見解

 日曜日に行われる重賞レースの中から、より自信のあるレースの指数と見解を述べる記事になっています。

 下に貼ってある表がベースで、評価の横に記載してある各馬のポイントについて触れながら印をうった馬のコメントをしていきます(⚠️PRD指数はプレディクト指数)。コメントでは足りないと思った場合は、さらに表や図を付け加えたりして、より分かりやすい記事にしたいと思っています。なお、この記事は無料記事です。

1.桜花賞の指数

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 今回のレースの能力指数は、過去1年の1200m~2000mのレースで発揮したパフォーマンスをまとめたものです。特徴として、阪神ジュベナイルフィリーズ組とチューリップ賞組の指数の高さが挙げられます。両レースとも、桜花賞と同じ舞台で行われたレースです。果たして本番に直結するのでしょうか。

 PRD指数は、ソダシが67.68とトップ。主に、中間の調教内容が抜群だった点が影響しているようです。他には、メイケイエール、ファインルージュなどもパフォーマンスを上げてきそうです。それぞれメイケイエールは気性が激しいところ、ファインルージュは揉まれ弱いところに問題点を抱えていますが、その点はどうパフォーマンスに影響するのでしょうか。

 総合指数は、3強の構図になっています。いずれも阪神ジュベナイルフィリーズを好走した馬。やはり、ポイントは阪神ジュベナイルフィリーズ組の3頭をどう評価するかになりそうです。

2.桜花賞の見解

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 桜花賞の本命◎はソダシにしました。

 能力指数から、この馬が1番のパフォーマンスを見せたレースは、阪神ジュベナイルフィリーズとなっています。先行したまま直線を迎えて、抜かれかけるもまた抜き返すという執念のような勝負根性を見せた2歳とは思えない強い内容でした。

 PRD指数から、この馬がパフォーマンスを上げる理由として、1番の要因とされているファクターは調教です。この中間の乗り込み本数は11本で乗り込み豊富ですし、併せ馬のほとんどを先着しています。追い切り映像も見てもらえばわかると思うんですが、迫力満点で馬の目や姿勢からは闘争心が伺えます。それほど状態が良いのでしょう。休み明けでも調教の上積みがありそうで充分に期待して良いのではないかと思います。

 そして、この馬だけに言えることではないんですが、レース展開が大きな鍵になってくるのではないかと考えています。昨日行われた阪神の芝5鞍には特徴があって、①馬群の中団から後ろで上がり上位を使える馬2頭②先行で粘れる馬1頭という構成でよく馬券になっていました(以下、展開①展開②)。もちろん桜花賞が似たようなペースになるとは限りませんが(メイケイエール次第ですが)、これといった逃げ馬もいないですし、近いペースになるのではないかと考えて、この特徴に当てはまる馬から馬券を組み立てました。このペースになった場合、ソダシは展開②の先行で粘れる馬1頭に該当する可能性が1番高いと思います。類稀な勝負根性や、上記で挙げた調教での状態の良さからこの馬を1番手として推奨したいと思います。

 桜花賞の対抗〇は、メイケイエールにしました。

 能力指数から、この馬が1番のパフォーマンスを見せたレースは、チューリップ賞となっています。道中引っ張りっぱなしで制御不能ながらも、一旦ハナにたてば落ち着いて直線では粘り切りました。このレースがベストパフォーマンスになるように、この馬はまだ1回もしっかりと折り合えたレースはありません。

 PRD指数から、この馬がパフォーマンスを上げる理由として、1番の要因とされているファクターは、スピード指数です。このメンバーで言うとずば抜けた値で、他の追随を許さないレベルです。要するに、まともに走ればぶっちぎって勝つ可能性が高いです。

 問題のその気性ですが、陣営は今回あえて馬具をシンプルなものにするそうです。前走時に着けていたクロス鼻革をとって、横山典弘騎手に任せると共同記者会見で調教師が話されていました。ここからは僕の想像ですが、陣営から逃げるぞという意思を感じます。私は、もし逃げてすんなり折り合ってしまった場合、この馬の真のパフォーマンスが発揮されるのではないかと、にらんでいます。逃げたままスピードが失速せず残る場面(展開と類似)も容易に考えられるので、対抗という形にしました。ピンかパーという気もしますが...どういうレースをするんでしょうか。

 ▲のサトノレイナスは、大外枠はあまり有利に働かないと思います。前走レース後のルメール騎手のコメントですが、「エンジンのかかりが遅かったけど、ラストはいい伸びを見せて頑張ってくれた。勝ち馬の後ろで競馬ができたけど、直線で忙しくなって離されてしまいました。」とあまりポジティブなコメントをしていません。それもそうで位置取りもすんなりとれたわけでなく、直線も馬郡を縫うように伸びてきました。兄弟にもサトノフラッグがいるように1600mがベストではないと考えています。展開もペースもこの馬にあまり向きそうではないですし、消極的な3番手です。

 △4番手のエリザベスタワーですが、この馬もメイケイエール同様気性難を抱えています。前走のチューリップ賞も最後の直線は外へ斜めに走っています。ただ、今回のレースでは展開が気性を良いように後押しするのではないかと考えています。そもそもテンの速さがそこまで早くなく、無理やり位置を取ろうとしない限り、後方で自然に足が溜まると思います。足がたまれば上記で挙げた展開①に該当しますし、後方で他の馬に絡まれなければ気性も前走ほど悪化することはないでしょう。枠も良い感じに外に入ったので、充分に馬券圏内はありそうです。前向きな4番手です。

 △5番手のアールドヴィーヴルですが、この馬は展開にばっちり当てはまると思います。前走も馬群を縫いながら懸命に伸びてきました。今回も後方で足を溜める競馬をしそうですし、調教も遠征ながら前走よりも負荷をかけられています。前向きな5番手です。
 
 △6番手のファインルージュは、内枠が良い方向に働かないと思います。前走はルメール騎手が上手く騎乗しましたが、本来は馬群に揉まれることが苦手な馬だからです。しかし、前走の末脚は見事でした。この馬もテンが速くないので自然と後方で脚を溜めれれば、外に出して差してくる場面があるかもしれません。エリザベスタワーや、アールドヴィーヴルが何らかが原因で失速した場合は出番があると思います。

 △7番手以下の印の馬は、そこまで強調できる材料がないので簡単に紹介します。
 
 △7番手のアカイトリノムスメは、ここまで左回りしか使っていないことが気になります。近年桜花賞で馬券になっている馬は必ず右回りを1度は経験していますから、そこで評価を下げました。展開もソダシ、メイケイエールが失速すれば出番があるかもしれませんが、この馬をそこまで強いと思っていないので抑えの7番手です。
 
 △8番手のククナは、前走1番内を通りながらもアカイトリノムスメや、アールドヴィーヴルに敗れました。さらに、ルメール騎手もそのパフォーマンスを褒めていました。その2点から能力に限界があるのではないかと思います。展開が向いたとしても、この馬より強い馬がいますから、抑えの8番手までです。

 ☆穴馬のソングラインですが、アカイトリノムスメ同様ここまで左回りしか使っていないことが気になります。ただ、前走は、ルメール騎手が上手く運んでとても強い競馬をしました。ゲートも外枠なら出遅れても何とかなりますし、まだ能力が未知数であるところは抑えの馬の中では1番良いんじゃないかなと思います。

 【補足】展開①の上位馬は、エリザベスタワー、アールドヴィーヴル。展開②の上位馬は、ソダシ、メイケイエール。

3.桜花賞の買い目

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