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安田記念の指数と見解

 この記事は、日曜日に行われる重賞レースの中からより自信のある重賞レースの指数と見解を述べる記事になっています。

 下に貼ってある表がベースで、評価の横に記載してある各馬のポイントについて触れながら印をうった馬のコメントをしていきます(⚠️PRD指数はプレディクト指数)。コメントでは足りないと思った場合は、さらに表や図を付け加えたりして、より分かりやすい記事にしたいと思っています。なお、この記事は無料記事です。

 重要なお知らせです。

 私が別に毎週掲載している『今週の厳選馬(週末に行われる中央競馬の全レースを対象に、厳選した穴馬を1頭取り上げる記事)』が今週(6月1週目)から有料記事になります。値段は1記事につき100円(週に厳選したい馬が2頭いる場合、別々の記事にして、自信度を記事のタイトルに掲載)で考えていて、あまりにも評判が悪かったり、回収率が低かったりすれば即無料(最速7月1週)に戻します。

 なお、月ごとの回収率はマガジンの説明欄に、先週選んだ馬はその次の記事(例:6月1週に選んだ馬は6月の2週の記事にて発表)の無料スペースに記載するつもりです。

 皆様のご理解ご協力の程よろしくお願いします。

1.日本ダービーの結果

 日本ダービーは悔しい結果となりました。私が出した指数は十分に機能したのですが、3着のハナ差で馬券は取れず...結局ステラヴェローチェもデータに該当せず、印を回せませんでした。
 サトノレイナスは牡馬を負かしにいった分でしょうね。1600mの経験しかなかったことも道中のラップを見ると仇となってしまったのでしょう。ただ、ダービーとオークスの走破タイムを見比べると、牝馬の中でこの馬が抜きん出ていることは明らかですし、ソングライン同様この世代には牡馬に通用するだけの能力を持っている牝馬がいることが分かりました。そういった意味では秋戦線が楽しみです。
 エフフォーリアは運が無かったとしか言いようがないですね。道中や直線の通った場所、追い出すタイミング、紙一重で敗れました。いくら能力がある馬でもコンマ何秒の判断で運命が変わってしまう競馬の面白さを再確認することができました。この馬も秋戦線、特に古馬との対決が楽しみです。
 シャフリヤール、グレートマジシャンともに毎日杯組のレベルの高さを強調するレース内容となりました。特にシャフリヤールの完成度には目を引きましたね。ゴール前は鞍上との絆で勝ちきったようにも見えました。グレートマジシャンはまだまだ良化の余地がありそうで、いずれはこの世代のトップになり得る素質を持っていると思います。
 最後にステラヴェローチェ。馬場や展開の影響もありますが、強烈な末脚でしたね。バゴの血は改めて怖いなと感じさせてくれました。今後クロノジェネシスのような成長曲線を歩んで行くのであれば相当強い馬になりそうです。

2.安田記念の指数

 指数的にはグランアレグリア1強ですね。相変わらず70を超える総合指数にはもはや貫禄を感じます。ただPRD指数が若干下降していますから、前回のヴィクトリアマイルに比べるとそこまで鉄板ではないのかもしれません。前回の高松宮記念から上がり目のあるインディチャンプや、能力の高いサリオス、その他にも伸び盛りのケイデンスコールや、このコース得意のラウダシオンなど面白い伏兵が揃っています。それらを踏まえると、グランアレグリアをどう評価するかが今回の安田記念のウィークポイントだと考えてて良いと思います。

3.安田記念のポイント

 今回この安田記念のポイントには、安田記念への調教過程東京競馬場1400mから1600mの好走有無を挙げたいと思います。

 はじめに、安田記念への調教過程を説明します。上記の表は安田記念の過去5年間(2020年は3人気以内での決着→2015年のクラレントを採用)で4人気以下から馬券内に好走した馬の1週前追い切りと最終追い切りをまとめた表になっています。少し見にくいかもしれませんがその中の重要なファクターは2つだけです。

 1つ目のファクターは関東馬であれば南Wで、関西馬であれば栗東坂路で1週前追い切りと最終追い切りを行うことです。過去サトノアラジン以外はそのパターンで確立されています。

該当馬(馬番順)

ダイワキャグニー
トーラスジェミニ
カデナ
ケイデンスコール
シュネルマイスター
カテドラル

 2つ目のファクターは1週前追い切りか最終追い切りで併せ馬を消化していること(併せた相手を離せれば離せるほど良い)です。こちらもアエロリットとロゴタイプ以外はそのパターンで確立されています。

該当馬

ギベオン
ダイワキャグニー
トーラスジェミニ
シュネルマイスター

 次に、東京競馬場1400mから1600mの好走有無を説明します。下の表をご覧下さい。

 この表は安田記念の過去5年間(2020年は3人気以内での決着→2015年のクラレントを採用)で4人気以下から馬券内に好走した馬の東京競馬場での実績をまとめたものです。4人気以下から馬券内に好走したほとんどの馬が東京競馬場の1400mから1600mのレースで勝利した実績がありました。

該当馬

ダイワキャグニー
カラテ
ダノンプレミアム
ラウダシオン
ダノンキングリー
シュネルマイスター

以下2着
ギベオン
ケイデンスコール
カテドラル

 以上、この3点の全てに該当した馬はダイワキャグニーシュネルマイスターです。その中でも注目すべき馬はシュネルマイスター。人気薄の中では唯一2週連続で併せ馬を消化できていますし、古馬のOP馬(セダブリランテス)相手にも馬也で全く見劣りしない動きを見せてくれました。

 これらのポイントを踏まえて見解の方を述べさせていただきたいと思います。今回は点数も7点までと広げません。

4.安田記念の見解

 安田記念の本命◎はインディチャンプです。

 もちろんグランアレグリアが抜けて強いのは百も承知ですが、PRD指数の上積みに賭けて本命にしました。というのも、枠も良い枠で、追い切りもこの馬なりに力が出せる状態に仕上がり、展開も向きそう。あらゆるファクターで安田記念を勝てる条件が揃っているからです。昨年でグランアレグリアとの勝負付けが終わっているという考え方もありますが、両馬とも毎回同じコンディションでレースに挑める訳ではないので、今回の出来ならインディチャンプに逆転の余地は残されているのではないかと思っています。昨年のグランアレグリアのような、あっと驚くレースを期待👍

 安田記念の対抗○はグランアレグリアです。

 いくらPRD指数が下がったといえども、68をキープしていることに驚きを隠せません。これまで算出した指数から見れば間違いなく日本一強い馬でしょう。ただ、大阪杯を使った分のしわ寄せが気になります。昨年のアーモンドアイが典型例ですよね。それに前走のヴィクトリアマイルを勝った後、安田記念へ直行することを迷いなく発表したことにも違和感を感じます。このレースに向けて前走を使った上積みよりも、負ける要素がちらほらと目立つので対抗までとしました。
 

 3番手△1はサリオスです。

 安田記念まで東京競馬場の馬場が持ちそうなので3番手にしました。前走は極悪馬場の大阪杯で5着。疲労残りも考えられる安田記念までの調教内容は、中間に南Wで終い11秒台を2本追い切って併せ馬を消化するなど十分今回好走できるだけの下地が整っています。日本ダービーの走りや毎日王冠の走りを見ていると東京競馬場は合いそうですし、距離に関しても問題ないので、馬場が直前で重くならなければ安定して走ってくるでしょう。

 4番手△2はケイデンスコールです。

 動きは抜群に良いですね。1週前追い切り、最終追い切りともに栗東坂路を使っていることも好感を持てますし、どちらも終い11秒台の足を一杯でなく使えています。東京競馬場への舞台替わりもプラスですし、展開もこの馬に向くと言っても良いでしょう。指数上位馬が何らかの形で失速した時には出番があると思います。

 5番手△3はダノンプレミアムです。

 これまで安田記念は着外が続いていますが侮れません。不利を受けたり馬場の悪い所を通らされたりと散々でした。今回は前走とのレース感覚を開けて十二分の調教量を積んできています。一変するならここ、しないならもうこれからのレースは年齢的に厳しくなるのではないかと。こちらもサリオス同様馬場が悪化しなければですが。

 6番手△4はラウダシオンです。

 今回PRD指数が高いのはダノンプレミアム同様に充分に調教量を積んで来たからだと思います。引き続き東京競馬場ですし、鞍上もこの馬に合っているデムーロ騎手。展開や道中のペース、隊列に注文は付きますが、それらが全てクリア出来れば面白い1頭ではあります。

 7番手☆穴馬はシュネルマイスターです。

 安田記念で挙げたポイント全てに合致しているのがこの馬。さすがに古馬に能力は劣りますが、斤量減が生きてくるはずです。調教も悪くないですし、前走のNHKマイルカップは強い勝ち方でした。鞍上の横山武史騎手には是非この馬で日本ダービーのリベンジを果たして欲しいと思っています。

5.安田記念の買い目

 インディ⟶グラン⟶△△△△☆ 3連単 5点
 インディ⟶△△△△☆⟶グラン  3連単 5点
インディ⟶グラン⟶△△△△☆ 3連複 10点

受け取ったサポートは指数の精度を向上させる研究に使わせていただきます。また、サポートして下さった方にはお礼として、他重賞で狙っている馬の情報をお伝えします。