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今日見かけたフレッシュマンに告ぐ…のはなし

あけましておめでとうございます。

いつかのフレッシュマンたるぼくです。
年度を跨いだことによる“あけましておめでとうございます”が炸裂しました。

ただこいつは言い得て妙。

年跨ぎより年度跨ぎのが『おめでとう』というワードに相応しい気がするのです。
それこそ入学やら就職やらでお祝いの宝庫だからそれはまあそうなんですが。

そして通例なのか何なのか、4月初旬の東京都千代田区にはフレッシュマンが大量発生中です。

『うじゃうじゃ』という表現に王手!と言わんばかり、そこかしこに遊びの無い黒スーツに身を包んだ若人が分布しております。
それは3月まであった都会の隙間を埋めるように…

もしかしたら彼らの出社前の緊張やら退社後の安堵やらの感情が漏れ出てるから、不思議と目に着くのかもしれません。
下手したら実際の3倍くらいに感じてるかも。

思い出しますね、このブログの著者たるぼくが新社会人になったあの頃を。
当時も4月中は緊張しっぱなしだった気がする。

仕事も覚えなきゃいけないし、先輩も怖く見えるし、ペーパーなのに運転しなきゃいけないし、夜中に呼び出されるし、帰り遅いし、飲み会ばかりだし、休みは少ないし、なぜか休みでも呼び出されるし、元気を強要されるし、狭い会議室で延々と新社会人研修されられるしで何もかもが嫌だった。


そういえば今日の昼休みも先輩風吹かせたおっさんが表情の硬いダークスーツの若者2人を引き連れて歩いてましたよ。

どうせこんな一連の流れ。

「〇〇君と〇〇さん昼どうするの?」っておっさんが声掛けて連れ出して、どうせ臭ぇ定食屋やらで学生の頃の話とか会社に入った動機とか聞いたんだろうな。
そんでメモ取るのが大切だとか、今の君らの武器は若さしかないだとかこっすこすにこすり倒された月並な講釈垂れて。
注文の時は好きなの頼めとか言って新入社員に先にメニュー渡してさ。
飯食ってる時もおっさんの講釈が止まらなくて新入社員は箸が止まって。お決まりの「いいから早く食べなよ」も言うだろう。
会計後は店の外で新入社員が「ごちそうさまです!」って元気よく言って、「ああ」だか「いいよいいよ」だか「はいはい」だかをフガフガ言うんだろ?
そんで何故か会社に戻るまでは無言。
社内で「午後も〜」的なことを一言フガついて新入社員は再度「ごちそうさまです!ありがとうございました!」で、午前中の新社会人研修の資料に『メモを取る、今は若さしか武器がない』と記入。


辞めちまえ!!

なーんて。
柄にもなく昔のこと、思い出しちゃった。

頑張れ!新社会人!
ゴールデンウィークは目の前だ!!


画像は年度を跨ぐ瞬間のコンクリートです。

ではまた。

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