好物のはなし

こんにちは。

一番好きな食べ物ってなんだろう、ぼくはこの疑問について頻繁に考えています。そして好物が確定している人を羨望の眼差しで見つめ、自分の不確定さに打ちひしがれる日々です。

昨日の記事で書いたボードゲームやマンガや音楽だって「一番」なんてのは諸行無常、ぼくの好みは流動的に遷移して留まることを知りません。
保育園の年長男子よろしく、脳内の暴れん坊です。

例えば「好きなマンガ何？」との問いに、ぼくは反射的に『シャーマンキング』と答えていますが、本意か問われればそうでもない気がするのです（一番最初にハマったというだけで）。

どちらかといえば『BLUE GIANT』の方が今は好きです。
スーパー面白いので毎巻、何度も読んでしまいます。

いっそ今回は「BLUE GIANTが面白い」って記事にすれば良かった…
近いうちに書くので、是非ご期待ください。

とにかくそんな感じでぼくの「一番」は常にゆらゆらと揺らいでしまうのです。

ちなみに食べ物なら最近は一番の好物として『中華春雨』を挙げています。
なぜなら旨いから。ただ、本当に一番？とあなたが一歩詰め寄れば、脆くも崩れ去る好物でもあるような…

例えば「ここに中華春雨と最高級フィレ肉のステーキがある。どっち食べる？」と聞かれたら迷わずステーキを選ぶ自分がいます。

そんな二択を出された日には一位の中華春雨の丘に白旗を立てて、ステーキをガツガツ食い散らかすこと請け合いです。

『肉欲に屈して、中華春雨と自分を裏切らなければいけないなんて、こんなのって絶対に間違ってるよ！！』
主人公キャラみたいな少年がいたらそんな風に言われてしまいそうですね。

そんな具合で本当に悩んでいるのです。
一番の好物なんて急に聞かれても困るよね。

ただこの「何が好き」という質問、そんなに簡単に答えられるものかね？
だって数多ある好きなものに思い付きで順位付けさせるんですよ？意図せずとも意地悪すぎないか？

大切なものや好きなものに順位付けさせるって鬼の所業でしょ。「親と恋人どっちを救う？」これに匹敵するよ。ひでぇや。

「一番好きな食べ物何？」
あと、そもそもこの問いかけ自体が「具体的なようでスーパー抽象的」であるのも悪い。もっと細分化、もっと専門化した質問なら即答出来るのに！と憤りを感じます。

そんな感じで今後は、
「一番食欲がそそられる肉料理は？」「白飯食べるならどんなおかずがいい？」「死ぬ直前にお腹いっぱい食べるなら何？」といった心理やシチュエーションを交えた具体的な質問を心掛けて欲しいものです。そしたらぼくだって嬉々としてすぐに答えられますよ。

「最高級フィレ肉ステーキです！」と。

画像はペヤングソースやきそばの半分にご飯を敷き詰め、ペヤングふりかけを掛けた『Wペヤング』です。

おわり