格安SIMからahamoに変えた

私はキャリアにバカ高い料金を払いたくなかったので6年前から格安SIMを使っていた。月2000〜3000円程度で電話もネットも使える訳だからおよそキャリアの半分程度。まぁ、よほどのことが起きない限りキャリアに戻すことはないだろうと思っていたが、よほどのことが起きてしまった。

よほどのことというのは、政府主導による携帯料金の値下げである。今までMNPでの一括0円での販売禁止や、SIMロックの解除義務化や、契約途中の解約金の廃止など様々なことをしてきたが一向に料金が安くなることはなかった(当たり前のことだが)。いい加減痺れを切らした政府が主導して20GBで3000円を切るような料金設定されるようになった。最初はキャリア特有の固定インターネット契約と最初の1年間のみとかいうほとんどの人が当てはまらないような過酷な条件を課されるのかと思いきや誰でも2980円で利用できるとのこと。ということで格安SIMとほぼ変わらない金額になってしまったので久しぶりにキャリアに戻すことにした。私が契約したのはdocomo系のahamoにした。

1.格安SIMとアハモ、料金に大きな違いは

私が格安SIMからahamoに乗り換えた一つのきっかけは料金。大して差がなかったのだ。格安SIM時代料金は5GBで2550円(税抜)これに追加で電話料金がかかってくる。今のahamoは20GB使えて5分間のかけ放題込みで2700円(税抜)と大差がない。格安SIM時代にはデータ繰越とTwitterなどのSNSのデータカウントフリーと保証オプションをつけていたのだが、ahamoにはそういうオプションがないので付けていない。が、20GB使うことができるのでいつも5GBぐらい使っていた私からしたら例えTwitterのデータ使用量がカウントされるようになっても余裕を持った容量だろう。そして何よりも格安SIMと違うのは回線の安定さだろう。格安SIMの場合どうしても昼間は使い物にならないものだが、ahamoであればそうはならない。ほぼ同じ金額で電話も5分間かけ放題になるし、20GBも使えるならよほどのことがなければahamoを選ぶだろう。

ちなみに他の格安SIMと比較すると、mineoは2178円(税込)、IIJmioが2080円(税込)、と一部の格安SIMは大手のプランに追随して安くしているところもあるが、ビックローブは5720円(税込)とバカ高い金額になっているところもあるのでもはや格安SIMを使っている=安く使えているというのは単なる妄想なのかもしれない。

2.ahamoに申し込んでみた

ということで、ahamoに先行エントリーして、ahamoのサービス開始後の様子をみた後申し込むことにしてみた.

申し込みは基本的にネットでのみ行える。基本的にとしたのは店頭でもできないことはないのだが、3300円払えばドコモショップによるサポートは受けられる。とはいっても操作は自分自身で行う必要がある。ahamoはオプション数も少なく、必要事項も割と少ないので問題なく手続きはできるはず(逆にここでつまづくようなら後々面倒なことになるのでahamoはやめておいた方がいい)。

利用できるのはクレジットカードはもちろん、キャリアなので金融機関からの口座引き落としにも対応している。後は免許証を写して必要事項を書けば終わり。ゆっくりやって10分、早ければ5分で入会申し込みは終わる。ちょっとした移動時間とか昼休みとかにパパッと申し込めてしまう。また、従来のキャリアや格安SIMはプランが多くて自分にとってどのプランが最適なのかわからないこともあったのだが(例えばいくら使わないといっても1GBのプランでは物足りないとか逆にいくら使うからといっても50GBも使わないとか)ahamoは1つプランしかないので悩む必要がない。せいぜいかけ放題にするかとか留守番サービスとか保証サービスに申し込むかという最低限のオプションをどうするかを考えるぐらいだろう。

後はSIMを待つだけだが、SIMが届く日時を選択することができるため不在持ち帰りという悲しい結末も極力避けることができる。SIMが届くのは時期にもよりますが私の場合4日後にはSIMが届いた。契約確認書類も郵送希望すると届けられるのだがこちらは指定できないためできればSIMの箱の中に入れてほしかった。

届いたSIMの中に入っていたのは、SIMと

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ahamoの案内とシール

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中に設定方法も入っているのだが、開通までの設定でどこを見ればいいのかわからないところもあった。HPの該当のところ(サポート)にいってもFAQが多すぎて開通のところがわかりずらかった。この点は改善してほしいところ。開通の手続きが済むと自動的にMNPが完了する。

SIMを入れ替えて(中にはSIMトレイを開けるのにSIMピンが必要なこともあるので注意;なくしてしまった場合はクリップを曲げれば代用できる)。スマホの方でAPN設定すれば完了。このAPN設定というのが1番厄介なのだが、最近のSIMフリーのスマホは予めドコモのAPNが設定されていることが多くてポチッと押すだけで設定完了できるので意外にそこまで難しくない。大体、1時間(途中でSIMピン探すのに30分かかった)ぐらいで設定は終わった。多分、予め使うもの準備しておけば10分で終わるはず。

3. ahamoを使ってみて

速度は朝の7時で53.1Mbps、夜の10時で34.7Mbps。この程度であれば全く問題ない速度だろう。肝心の昼間も35Mbps。格安SIMよりかは早さを感じる。

ただ、私が働いている会社の席が電波が入りにくく、4Gの電波がたまにきれて圏外になってしまう。これは格安SIMの時もそうだったので大して気にしていないが特に昼休み時間によく接続が切れたり、遅かったりするのでなんとかしてもらいたい(こればっかは建物の構造の問題だと思うけど)。

幸いまだサポートを使うということはないのだが、ある程度スマホを使いこなせている方であれば苦もなくahamoを使えるはず。例えば、自分で好きなアプリをダウンロードすることができるとか、インターネットの会員登録を自分ですることができるとかその程度のことであれば入会もサポートも問題ないだろう。ahamoは何かあってもショップで聞くことはできず、自分で調べるか周りの人に聞くしか方法はない。故障した際も基本的には電話もしくはネット対応、一応ショップに行って修理することはできるが、代替機などは期待しない方がいいだろう。

私が使っているのはOPPOのReno 3AでLINEモバイルのオンラインショップで一括で購入しました。Reno 3Aはドコモでは販売されていないスマホでワイモバイル版と楽天モバイル版は保証されているようでSIMフリー版でも問題なかった。ただ、動作保証対象外なので使えるかどうかは自己責任で。

4.自分で判断できる人にはahamoは格安SIM並に魅力.そうでなければ・・

ahamoは月額2980円と格安SIM並みの値段でキャリアの品質回線を使えるというのは本当に魅力的だ.欲を言えばもう少しプランの幅を広げて欲しいのだが、逆に一つしかない分わかりやすいプラン設定になっているのかなとも思う。現状20GBのプランしかないのだが、よほどデータを使う人(家にWi-Fiを引いていないとか)でなければ20GBも使わなくとも現状最適なプランとも言える。ただ、格安SIMの場合、ahamo等に対抗して小容量向けのプランで1500円程度で使えるプランが作られたところも多い。データ量が少ない人で格安SIMの品質で問題なければ格安SIMの新しいプランに切り替えてもいいだろう。

ただ、ahamoに変えたからといってみんな料金安くて幸せーっていうことにはならないこともある。例えば、キャリアにはあった家族割(母数には入る)とか色々なキャンペーンや大事なキャリアメールが使えない。キャリアメールが使えないのを知らずに変えて、結局戻したというツイートもチラホラある。いや散々ニュースとかでやっていただろとは思うけど、安さ目当てに飛びつくと後で後悔することになる。キャリアメールで色々なサイトに登録している人が多いみたいだが、一度に替えようとするのがよくないのでサイトを訪れた時についでに替えるを心がけておけばそんなに苦ではないのではないだろうか。私の場合は10年前からスマホにしていてその時に一緒にGmailのアドレスを作ってそれ以降は全てのサイトはGmailにしているので移行の際は全く問題なかった。









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