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【セブ島台風被害】被災者の方へ支援物資を届けました。しかし、まだまだ足りません。

マブハイ!皆さんご機嫌いかがでしょうか。PEです!

という事で、新年あけましておめでとうございます。2022年もどうぞよろしくお願いします。

皆さんは、新年をどのような形で迎えられたでしょうか。私はフィリピンのセブ島に住んで約10年。基本的には新年は日本ではなく、他の国で迎えることもありますが、最近ではセブ島で迎えることが多いです。

真夏の年越しにも慣れてきました。

ただ、今年は違いました。何が違うのかと言いますと、ご存知の方も多いと思いますが、2021年12月16日に大きな台風Odetteがセブ島を直撃しました。

これにより、リゾートのセブ島は一瞬で変わり果てた姿になり、そして、多くの人々が被災、2週間以上も経過した今でも電気なし、飲み水なしなどの大変な生活を強いられている人々が多い状況です。

そんな方で新年を迎えました。どこか気持ちの中では楽しめない自分もいました。

私は2022年の新年は自宅で迎えました。なんだか、心身ともに疲れてしまったというのが大きな理由ではないかと思います。24時を回り、今年は外はどうなのかな??と窓を見ていると、いつも通り、色々な場所で花火が打ちあがっていました。

それを見た瞬間は、新年を迎えたんだという気持ち、そして、楽しい気持ちにもなりましたが、すぐに、その気持ちは消えてしまいました。

やはり、被災者の方を思い出したからです。家を一瞬で全壊し無くした方のことを思い出しました。彼らはどうしているのだろうと。。。

そして、何故、彼らのことを思い出すのかと言いますと、直接、支援をさせて頂いたという事が大きいと思います。

2021年12月30日に実際に、支援を行いました。

場所はマクタン島(セブ島のリゾートエリア)のIBOというエリアです。

台風後初めて、マクタン島を訪問したのですが、私が住んでいるセブの方は中心部は電気も戻り、水も何とか手に入るようになりましたが、マクタン島は、被害がセブ以上に大きいと感じました。

多くの向上なども半壊状態。つまりは一般のフィリピン人が住む家などは全壊してもおかしくはない状況で、その通り、家を一瞬で無くした方が多く、学校等で住んでいる方も多いという事です。

何故、このエリアを第一陣の支援先として選んだのかと言いますと、彼らのSNS上での発信が理由でした。

SNSには、IBOエリアには多くの人々が訪問してくる。しかし、彼らは写真を撮り動画を撮り、それを自分自身のSNS上へ投稿し、終わりだ。住んでいる自分たちが必要なのは食料なんだ。動画だけを取りに来る人は来ないでくれ!という声です。

その様な理由でこのIBOというエリアを選択しました。

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120世帯分のお米・非常食(缶詰やインスタントヌードル)、そして、子供たちも多いので、100名分のスパゲッティとスナックを用意しました。

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IBOの現場は悲惨でした。見て下さい。リゾート地という事で海も見えますが、この全壊した家の状況。一瞬で家を失った方は非常に多いです。これがマクタン島の現状です。

当然、電気もありません。

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支援を初め、夢中になっていたので気づきませんでしたが、ふと前を見ると大きな行列ができていました。

皆さん、今日食べるご飯に困っているのです。

私は感じました。私ができることも限られるのですが、出来る限り、支援を継続していこうと思いました。

これがリゾート地、セブ島の現状です。

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