舞城王太郎レビュー10日目「淵の王」


二人称小説.珍しくて舞城王太郎の淵の王で初めてまともに読んだかも.

誰視点かっていうと幽霊みたいに漂ってる語り手の視点.語り手が「あなたは」って呼びかける先が主人公になる.不思議な感じの小説.

二人称だからこそ主人公視点じゃ描写できないものも描けるし舞城王太郎らしいホラーと愛にも溢れてる.