詩 「道」


穏やかな外出
しばらく見ていると
歩道は歩くし
言いなりになる

ぬるい水を撒く左から
右へ

この道に集まる
ひとびとは善良
皿を洗う
持ち方がなめらか

春休みに光がさす
鳥の群れがす と消える
怪我はもう治ったの

空を飛べる皆で
現在を等しく生きる
分からなくても、
いい






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