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カードは“特定の誰かのためによむべき”である…と思います

倉敷Penny Laneのまゆみです。
私、SNSで自分から友達申請とか、いいね・フォローバックとか実は苦手でして、隠れてチェックしたりする方なんです。
ですので、私のブログにいいねやフォローを下さった皆様のブログも隠れてチェックしております。
コメントしたいなぁ~なんて時ももちろんありますが、なかなか勇気が出なかったりします。
自分に置き換えてみると、知らない方からコメントやフォローいただけたら大喜びなんで、あれこれ考えずにしてみれば…と思うんですけどね。

で。そんな中。
最近、興味深いブログ記事に出会いました。
興味深い…というか、完全に同意見なのだけれど、ちょっとだけアプローチが違っているといった感じでしょうか。
やはりレスポンスできなかったので、ここに書いてみようと思います。

それは、
SNSで読者に向けて『今日の1枚』と称してカードを出して紹介するのは嫌い
ということ。
(追記・写真で3枚ぐらいのカードを出して『直感でお好きなカードを選んでください』として診断結果を出している記事も、これが発展したタイプだと思います。)

もちろん、私の個人の意見なので、やっている人を否定しません。
みんな己の信念でやりたいことをやればいいのです

ただ私の信念では、嫌いだからやらないし、自分のタロットの生徒に聞かれれば、そんなことはするなと言います。
私が出会ったその興味深いブログ記事でも、きっぱりと『素人っぽい』と言われており、
おお~言い切ってるなぁ~と感心したのです。
実際に、反対意見で少し荒れたりしたご様子でした。

では、なぜ素人っぽいと私も考えるのか。

それは、
タロットカードもオラクルカードも、誰かの特定の質問のために読むべきだと思うからです。

私は、カードリーディングは特定の誰かの質問に対して読んでこそ有用なメッセージが生まれるものだと思っています。

実際に、タロットやオラクルカードのハウツー本にも書かれております通り、
『カードへの質問は具体的にする』というのは基本ですよね。
ざっくりした質問にはざっくりした答えしか返ってこないから、読みづらいと感じてしまいます。
私の場合は、質問の焦点を出来るだけしぼり、さらにはリーディングの主人公となる人物もしっかり決めておいた方が、的確な答えが返ってきます。そうしないと出来ないと言えるほどです。

つまり、不特定多数に向けて“今日の1枚”なんてぼんやりした質問をぶつけても、カードは、何を答えればいいのか分からないはずです。
だから、読み手もそれをどう受け取ればいいのか分かるはずが無いので、そのカードのごく一般的な解釈をブログに書くことになりがちです。
つまり、タロット本やオラクルカードのガイドブックの丸写し(もしくは上手に引用しただけ)です。

“今日の1枚”を不特定多数に向けてされている方は、かなりの確率でこのパターンに陥っているように感じます。
それが、わかる人が見れば透けて見えてしまうので、“かっこ悪いからやめましょう”と言いたくなるのです。
だって、お金を払っているのに目の前で本を読みながら占われたら嫌じゃないですか?
自分はそんな占い師だと誤解されかねないですもんね。

偶然“今日の1枚”記事を見た人が、心に響くメッセージだと受け取ることもあると思いますよ。

でもそれは、そのカードデッキ自体への感動ではないでしょうか。
“この人にカードリーディングをしてもらいたい”と言うよりは、
“このカードデッキは素敵だな、自分も使ってみたいな”と言う感動。
カードデッキの販売促進目的には有用だと思います。

これも全く個人的な感想なのですが、
とある活動実績十分・私なんか足元にも及ばないようなカードリーダーさんがYoutubeでデッキ解説をされていたので参考にしようと見てみたら、それぞれのカードについてただガイドブックを読み上げられているだけで、ちょっと残念に思ったことがあります。
これは多分リーダーさんがどうとかではなくて動画構成の問題で、実際に誰かの鑑定例を見せるなど、別の方法の方がご自身の魅力もカードリーディングの面白さも伝わったのではないかと…。
百戦錬磨のプロであっても、特定の質問者もいない、質問も無い状態でカードを引いて何かを答えるって、そういった一般的なことしか言いようがないですよね。
結局、誰かのために読んでいないカードリーディングを披露するのって、自分にとって損でしかないように思うのです。

少し話が脱線しますが、
カードリーディング初心者が最初の練習として、自分自身に向けて“今日の1枚”を毎日引くことをやりますよね。
これは、自分という特定の質問者がいて、さらには1日の終わりに、どんなカードが出てどんなことが起こったか、答え合わせをすることで自分のカード体験を増やしていくためですね。
さらに言えば、漠然と『今日の1枚』ではなく、『今日の私の〇〇(仕事・レジャー等の活動)についてどうすれば上手くいきますか?』と、より具体的にたずねた方が、初心者の練習にはベターだと思います。

カードリーディングは、
タロットにもオラクルカードにも、ベースとなるカードの解釈があるので、もちろんそれに基づいて私たちは読んでいくのですが、
それぞれの質問に対する答えとして、カードリーダーのフィルターを通過することで、分かりやすく膨らませてリンクさせながら柔軟に表現していき、質問者の心に寄り添ってあげれるように、つたなくても自分にしか出来ないリーディング・メッセージを導き出すことが出来る、それが醍醐味だと思っています。

だからこそ、“この人に相談したい、カードで読んでもらいたい”と思ってもらえるだろうし。
解説書を読むだけなら鑑定料を払わなくても、自分でそれを読めば済むのですから。

もちろん、
自分のために(あるいは特定の誰かの質問に対して)引いたカードの自分なりのリーディング結果をSNSに書くのであれば良いと思うし、
無作為に引いた一枚のカードについて、エッセイのように自分なりの解釈や体験談を書くのは素敵なことだと思います。
先日、偶然そんなブログに巡り合うことがありました。
私もそんな活動ができたらなぁと、改めて感じました。

繰り返し書きますが、
みんな己の信念で自由にやりたいことをすれば良い世界なので、みなさん好きな方法で自己表現すれば良いことです。
私があれこれいう事ではないですし、それぞれの考え方・取り組み方を尊重します。干渉・関知はしません。

ただ『私の信念はここにある』ということを書きたくなってしまったので書いてしまった…というお話なので、
『そう考える人もいるのね…』程度に読んでいただければと思います。

読んでいただいて、“楽しい”“役に立った”と感じていただけましたら、ぜひサポートをいただけると嬉しいです。 活動継続のモチベーションとして、頑張ります!!