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看護師になる気がなかったのに小児看護大好き看護師になった大切な出会い

「将来、職に困らないように資格のとれる学部」という両親の言葉もあり看護学部へ進学しました

学年が進むにつれて「大学を出て会社員(医療系とは関係ない)になるんだ。仕事に困ったら資格をいかそう」という気持ちで卒業の単位目当てで実習してました。1人で患者さんを担当させていただく科もあれば2人で担当させていただく科もあったり、期間もそれぞれ。実習中は「看護計画」の本を丸写し。個別性とか考えず「この疾患でこの症状があるからこれで良いかな」と。だって、レポート多くて本当夜寝れない時もあるくらい忙しかったんですよ。

私を小児看護大好きな看護師にしてくれたのは実習で出会った1人の子。

手術後の小学生の子でした。実習初日、挨拶に行くと恥ずかしがって布団を被って覗いていたことを今でも覚えています。実習期間はそんなに長くなかったですが、お母さんと距離がなくなり、徐々にその子ともお話しできるようになりました。

実習最終日、その子の好きなキャラクターでカードを作って渡すと、お返しにお手紙をもらいました。その手紙は、今でも手元に大事にとってあります。

「○○おねえさん、たのしかったです。ありがとう。すてきなかんごしさんになってね。またあそびにきてね。 ○○」

本当に私は単純で、その手紙が、本当に嬉しくてすぐに就活先を公務員から病院に変えました。

たまたま運が良くて、小児科配属になり、転職しても子どもと関わる仕事にずっと就くことができています。あの子と会わなければ子どもと関わる仕事はしていなかったかもしれません。

どこに運命が転がっているか分からないものですね。私は小さな子に将来を変えてもらえました。

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