「なんでもソーダ割り」(著 井口理)読了。 

対談相手が豪華。
荒木飛呂彦先生、玉木宏さん、細田守監督、岡野昭仁さん、菅田将暉さん、岡村隆史さん、等々、知ってる有名人が続々出てくる。
しかも井口さんはその全ての人に対して、”好き”の理由があり感受性があり良く知ってる。一人一人との関係が真摯で丁寧だと感じた。


・河村康輔(コラージュアーティスト)
 大友克洋先生との出会いの話が秀逸。飲み屋に大友先生がトイレ貸して、って現れたのがきっかけとか。そこで初めて会って翌日『大友克洋GENGA展』のメインビジュアル制作することになっていたとか。
 その時大友先生が「予定調和じゃないものを作るから」という理由で決めたのも凄い。才能ある人はその場で初めて見たもので決めることが出来るんだ。飲み屋のトイレきっかけで。
 やはり人と人との出会いって大切だと思う。外に出なければ出会わない。外に出ることは大事。

・行定勲監督
「圧倒的なものって、自分に馴染みがないものなんだよね。King Gnuの音楽にはそれを感じる。」
  まさにPrayer Xを初めて聴いた衝撃がそれだった。馴染みがなく、圧倒的だった。

・菅田将暉
「カルチャーには周波数みたいなものがあって、こちらの周波数を拾っていない人たちに向けて間口を広げる作業って、結構ストレスだったりするはずなんだよ。」「でもKing Gnuはそこも壊して、みんなを連れて行っている感じがする。」
  うんうん、私もロック全然範囲外だったけどKing Gnuを知って、ロックバンドも聴き始めた。ヌーの大群はジャンルを越えて集まってくるんだね。

対談で色んな方の人生を垣間見る事が出来て、色んな方のKing Gnuの見方があって面白かった。

その中で人と人との出会いって大切だと改めて思った。
コロナ渦中はそれが途絶えてしまっていたからその間の人生停滞してしまっていたよね・・・
ようやくこれから外へと向いて動き始めた感じ。自分でも人と人との関係を一つ一つ大切に進んでいきたいなと思いました。
  

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