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高松宮記念杯競輪G1


いよいよ「第75回高松宮記念杯競輪G1」が
6月11日(火)〜16日(日)まで6日間開催されます。
今回は東西分かれてのポイント制の勝ち上がりと普段の記念開催と勝ち上がり方式が異なりますのでそこに注目して記事を書いていこうと思います。

勝ち上がり方式

まずは上の図のように東西分かれて1次予選を2戦行います。S班含む前出場選手が予選スタートとなるため初日から見応えのあるレースが続きます。

1次予選 獲得ポイント数

照らし合わせてご覧になった方がわかりやすいですが1次予選を2戦行い獲得ポイント数順に東西分かれてそれぞれ36名が2次予選に進出。
内、上位9名は白虎賞、青龍賞(準決勝確約)のレースに出場します。

2次予選からは普段通り上位3着が準決勝、決勝と進出します。

勝ち上がり方式がわかったところで、ポイント制ならではでの予想の組み立てに完全に個人的な主観ですが頭に入れておいて損はない予想の組み立てをここでは書いていこうと思います。

まずはS班含む選手全員選考順位関係なく予選スタートとなり、もちろん1着目指して選手走りますが2次予選進出に向けてボーダーの点数があります。
昨年を参考にしてみましょう。
優秀競争
東日本 18p〜23p
西日本 19p〜23p

2次予選
東日本 19p〜10p
西日本 18p〜10p

1次予選を2戦行い最低でも10p以上(同点での勝ち上がりの場合は選考基準順での勝ち上がり)が必要だと伺えます。
1次予選1は1着10p〜9着2p
1次予選2は1着13p〜9着2p

初日に1着や上位、2戦のうち2戦とも中間着が最低の2次予選進出基準となります。
もちろん出場選手1着目指して特別優秀競争や、それぞれの勝ち上がりを目指していきますが展開や番組、メンバー構成に応じて着順は変わってきます。

どんなに強い選手でも展開や番組次第で確定板外ということがあると1次予選2 次第では2次予選に進出できないことがあります。

ここで大事になってくるのがこのポイント制の勝ち上がりでの予想の仕方です。

「獲得ポイントによるラインの戦法」

松浦選手を例に挙げてみると中国地区を代表とする選手ですがウィナーズカップで落車があり、前走若干の影響があるように見えましたがグランプリ覇者でもあるS班。
当然優勝候補の筆頭ではありますが落車の影響などがあり仮に1次予選1で9着で2p獲得の場合1次予選2では最低3着が必要になります。

この時同地区の選手は松浦選手の勝ち上がりのためにどうするでしょうか?
仮に1次予選1で犬伏選手が1着で10pを獲得して2次予選に楽に進出できるボーダー点数を獲得している状況だと仮定すると犬伏選手が優秀競争より松浦選手をまずは2次予選に進出してほしい!と思っている場合普段の記念では予選で番手捲りなどの戦法は少ないですがお互いに2次予選に進出するために番手捲り行ったり普段の記念の組み立て、戦法に条件次第では大きく異なることがある場面が危惧されます。

では、戦法が普段と変わる可能性があるということのお話しした理由を書いていきます。

通常よりのG3開催の2次予選を上記の条件で1次予選2と比べてみましょう。
まずは普通のG3開催2次予選の勝ち上がりは3着以内で準決勝進出は皆さんご存知の通りだと思います。

例えば 松浦選手が絶好調の時
犬伏-松浦-佐々木 (以降選手略)
他選手 競争得点108点前後選手
という番組がG3の2次予選であった場合皆さんはどのように予想しますか?
もちろん1番人気も
犬伏=松浦 と差す、差さないから人気して犬伏選手も勝ち上がりのために走りますし松浦選手も犬伏選手を残すような動きをしたりお互いに確定板と予想するかと思います。

しかし松浦選手がまだ落車の影響あり、初日9着(獲得ポイント2)犬伏選手絶好調(獲得ポイント9)
犬伏選手コメント「松浦選手を2次予選に連れていく」
極端な話にはなりますがこういった場面があるとするなら普段通り予想するなら
犬伏=松浦 1番人気 が当たり前だと思います。
ポイント制で、3着が絶対条件の松浦選手に対して犬伏選手が自分は2次予選にいけるので優秀競争より松浦選手をどうしてでも2次予選に連れていく!と熱い気持ちがあるなら戦法が犬伏選手の番手から番手捲りとします。
そうすると結果は
松浦-他-他 と犬伏選手が着外となる結果になることがあると思います。

普段通りの番組なら犬伏=松浦でオッズが極端に傾いて3連単 10倍以下の配当スタートになりますがこの結果だと犬伏選手がいないので配当が跳ね上がります。
今回例は松浦選手で挙げましたがもちろん他の選手も師弟関係、同県の同期、先輩後輩と組み合わせも例外ではありません。

極端な一例な話になりましたが、
ポイント制になることで普段の勝ち上がりの3着以内と異なるのでライン構成やそれぞれの選手の獲得ポイントにより同じメンバー、同じライン構成でも普段の3着権利と同じ予想をすると大きく結果が変わり車券にも影響してきます。1次予選1.2の予想をする時は予想する番組のライン構成やコメント、出場選手の獲得ポイント数に注目して予想してみましょう。

もちろん出場選手は当たり前に1着、準決勝フリーパスの優秀競争を目指して走ることには変わりないので全てが全てというわけではありませんが頭に入れておいて損はないと思います。


「6日間という長期間の競争」
G1で6日間という長い期間開催されますが選手からしたら一般開催で3日間、記念でも4日間の中+2日間走ることになるので疲れが開催中気になります。
実際に脇本選手ですら
「6日開催での連日捲りはきつい」とコメントしたり選手も人間なので体力には限界があります。
優秀競争に勝ち上がりだと2次予選走る必要がなくなるので1走分減りますが人数も9人ずつと少ないので目指しますが2次予選をまず目標とする選手がいるならば初日1着とればほぼ進出、つまり2日目は軽く走る、初日6着(5p)だと2走目6(5p)着以内に入る競争、初日7着(4p)なら2走目5着(6p)必須になるため直線での全力具合が選手により違いますので選手によっては人が変わったように覚醒した走りをする選手が多くいます。


「郡司選手、平原選手、上位賞金獲得者」

開催前獲得賞金ランキング
獲得賞金


これはものすごく個人的な意見ですがすでにG1優勝してグランプリ権利獲得済みの郡司選手、平原選手は自分よりも同地区、同県、普段の競争で特にお世話になってる選手の勝ち上がりのサポートをしてグランプリで少しでも同じ地区からグランプリに出てラインが組めるような走り方や並びになると思うので要注目です。
そして、G1開催なので賞金が上がり準決勝、決勝に走るだけでも賞金が普段とは桁違いです。
もちろん優勝すればグランプリ権利獲得できますが特別競輪G1が6開催しか一年にないということはG1優勝者以外の3名は賞金上位獲得者がグランプリ出場権を得ます。つまり、現在獲得上位人は優勝はもちろん少しでもこの開催で上位に入り賞金を上積みしておきたいはずです。
その辺りも注目してみると今開催がもっと楽しくなると思います!
僕は熊本の期待の若手嘉永選手、ダービー決勝2着岩本選手の賞金上位争いを注目しています🤔

まとめ
「ポイント制になり勝ち上がり方式違うよ!」
「1次予選1次第で2走目おもしろくなるよ!」
「6日間の長い期間競争があるよ!」
「グランプリ権利獲得に向けて賞金争いも面白いよ!」


長くなってしまいましたし極端な例ばかりでうまくお伝えできているかはわかりませんがポイント制になり勝ち上がり方式が違うため選手それぞれ大きく気持ちが1走1走変わってくると思います。
もちろん全部鵜呑みにして「この選手はこのポイントだから〜」とポイントだけに注目して予想することもいけませんが一つ頭の中に入れて予想するのと、知らないとでは楽しみ方、車券の的中、回収率にもが変わってきますので頭の片隅にでも入れておいてみてください。長いノートになりましたが読んでいただきありがとうございます。

皆さんの予想に少しでもお役に立てたり、少しでも競輪が面白くなるようにこの記事買いてます🫶

普段はノートでの予想販売しておりますがムラがありなかなか参考にしずらい所もあるかと思いますがこれからも皆さんの競輪ライフに少しでも楽しくなるような記事を書いていこうと思います🫶

それでは11日から6日間の競輪という中での熱いドラマを皆さんで車券と共に楽しんでいきましょう!!!

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