見出し画像

プーケット⑤Banyan Tree

チェックアウトを済ませタクシーで次の宿泊地へと直行する、もう何度か通った道に新しい発見はないのか、探求心がないのかもだけど、あいかわらずクーラーが効きすぎで寒い。閉ざされた車中から通り過ぎていく人やその景色に妄想しながら時がなんとなく過ぎていくかんじが好きなのかもしれない。

30分くらい走ると景色が変る、一面の芝生は綺麗に刈られていてよく整備された公園、池がみえる、向こうに海もみえる、いくつものホテルを通り過ぎてく、新しいホテルが造られている。開発されていく景色というのはどこでみても複雑な気分なもの、このあたり一帯はBanyan Treeのグループが開発をおこなっているみたい。

警備員のいる門を抜けゆるい勾配の坂道を進む、その先に大きな木が現れる、”バニヤン”と書くのがいいのか?”ボダイジュ”だ、これがホテルの名前になっている「Banyan Tree(バンヤンツリー)」。

早い時間に到着したわりにレセプションロビーには人が多い、テーブルのあるソファーとかが占拠されてしまってるもんだから端っこの椅子でチェックインを済ます。

入り口をでてロータリーの反対側にカフェがあるということなので行ってみる、建物に入ると目の前にゴルフコースが突如現れる、ゴルフをしないものだからなにか見慣れない光景で一瞬おどろいてしまう。カフェで軽い昼食をしながらその光景を眺めてると広大な日本庭園でもみているかにも思えてしまう、中根金作とかいうと怒られそう。

昼食を済ませてレセプションに戻ると部屋にいけるようになっていたので移動する、やっぱりカート。でもここはほんとうに広い(↓map)全室プール付きのヴィラというのはすごい、というかこれこそがBanyan Treeの功績というところ。鉱山跡地であったこの場所は購入後に汚染された土壌であることが判明し計画されていたホテルの開業は絶望的だった、しかし創業者のクオン・ピンは諦めず汚染されたラグーンの水を入れ替え除染工事を行い、欧州型のホテルとは違うヴィラにプール、スパを内蔵したエキゾチックスタイルを創作しアクシデントを乗り越え、新しいアジアスタイルの高級リゾートを完成させた。

そういった歴史を辿ってここにやってきたので、今回はmapの左側のラグーンのエリアSpa Villaに宿泊する、一棟の敷地は最も広くスパ付きのヴィラでこの場所を堪能するのならやっぱりここじゃないだろうか?という選択。でも残念なことがあってこのヴィラにはラグーンに面してるところと中側とがあって今回は後者、空いていれば変更してもらおうかと思ったけど残念ながら埋まっていた、違いはラグーン側はプールが20mと広くラグーンに向かって開放的だ、中側のヴィラはプールがやや狭く奥が壁一面の滝で池になっている、プライベート感はあるから好みの問題ではあるけど、とはいえ十分に広い。

↑お風呂はやっぱり外、あとプールサイドにジャグジー、なかにスチーム付きのシャワーがある。

↓白い東屋がスパ

↑池が多い

↑リビングルーム

↑寝室、雨で曇ってる晴れのときはキレイ。いちおうカーテンは電動

贅沢さというのを旅の目的としてるわけじゃないけど、さすがにテンションが上がる、そんな場所。

夕方に雨。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?