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成長の記録

私の主人は音楽が好きで、我が家には山ほどCDがある。

きちんと整理された棚から、その日の気分に合わせてCDを選び、自分の部屋でじっくりと音楽鑑賞をする主人を見て、結婚した当初は

「訳の分からん音楽を聴いて、何が楽しいのだろう・・・」と冷ややかな目で見ていた。

そんな私がジャズを聴き始めたのは、数年前。

青春時代、大江千里さんのポップスが好きでよく聴いていた。コンサートも何度も行った。そんな彼がニューヨークに渡り、ジャズをやっていることを、当時育児で忙しかった私は知らなかった。それを私に教えてくれたのが音楽好きの主人だった。

そして千里さんのFirst Album「Boys mature slow」を買ってくれたのは主人。今思えば家に届いたアルバムを2人で聴いてみた時、あの時がジャズを自分の意志で聴いた「始まり」だったのかもしれない。

「分からなかった、ジャズの良さが・・・」

分からなったのです。

だから私は分かりたいと思った。

「主人のジャズのCDを一日一枚聴く」と自分に課し、毎日訳の分からない音を聴きまくった。半年、、、面白くもないCDを聴きまくった。

それから数年、山あり谷あり。分かったり分からなかったり。楽しめたりつまらなかったり。その奮闘記はまた今度、noteで書けるかな。。。

そんなジャズ初心者の私が今日書きたい内容は、奮闘記ではなく、成果だ!

いや成果なのか自分ひとりが単に感じているだけかもしれないが、とにかく書いてみたいと思ったので成長の記録として残しておく。数年後には笑っちゃうくらいの記事になっているかもしれないけど、これが私の成長の段階と思って恥ずかしながら残しておく。

先ず、この曲を聴いてほしい。

言わずと知れたジャズスタンダード
Honeysuckle Rose

私の大好きなFats Wallerだ。

メロディはとっても覚えやすい。口ずさめる。

ジャズはたいてい、最初にテーマのメロディがあり、次にアドリブの演奏があり、テーマに戻って終わりという構成になっている。

アドリブ演奏というと、「即興演奏」なんだから、自由に何かに縛られることなく、思いつくままに思いついた音をその場で瞬間的に弾いて奏でると思っていた。そんな即興演奏が瞬時にできるジャズミュージシャンてどんな超人なんだと思っていた。
そして、そんな気合いみなぎるアドリブを曲の間奏くらいの位置づけで聴いていた私。

でも最近、少しあることに気付いた。

即興の部分は即興であって即興でないのでは・・・。

先ずテーマがある。

そのテーマが終わってもテーマのメロディは終わりまで続いている。

つまり、曲が終わるまでずーーーーっと同じコード進行が繰り返されているのでは??と思うようになった。

ということは・・・・

アドリブの演奏ってテーマのメロディと深く関係しているのでは・・・。

アドリブであってアドリブでない。

アドリブだってテーマのメロディに沿って演奏されているのではないのか。

つまりアドリブでも主軸はテーマのコードにあって、その主軸に飾り付けられた音があったり、削られた音があったり、音が入るタイミングをずらしたり、一オクターブ高い音や低い音で弾いてみたり、和音で構成されていたりするのではないか・・・・と感じた。その塩梅がミュージシャンの味であり、センスであり、個性なのではないか・・・・。

私が聴いているスウィングジャズは特に分かり易いのかもしれないけど、スウィング時代のジャズを聴くと「楽器で演奏されていても歌っているみたいだ」と感じていた。私の好きなカンザスシティバンドの下田卓さんのトランペットも小林創さんのピアノもそうだ。彼らが弾くアドリブはいつも歌っていて、口ずさめる。テーマのどの部分を今弾いているのか分かる。だからテーマはテーマ、アドリブはアドリブという線引きはなくて、一曲が自然に流れるように進んでいく。テーマの流れの中にアドリブ演奏がある。

そんな意識を持ってこの動画を聴いてほしい。

私にこんな音楽の聴き方を教えてくれたのが

この真夜中ギター
11分45秒から始まるI′ll fly away
ギターソロは思わず拍手をおくりたくなる素晴らしい演奏だ。

非常事態宣言下で毎晩行われている井上大地さんの自宅からの配信番組

漠然と聴いていたアドリブ演奏。一つ一つの音をバラバラに聴いていた私が一つ一つの音からメロディーの流れをまとまりで聴くようになった。

そして

私がよく聴くアルバム

このアルバムを聴いたから、今まで気づかなかったことに気づけたのかもしれません。

井上大地Official siteはこちら↓↓

https://izakayaband.com/

アルバムの中のどの曲のアドリブもメロディーが聞こえる。
メロディアスなアドリブ

そして私が素敵すぎて、感動し、best of bestと思う
「memories of you」
アルバムの最後を飾る曲。
素晴らしい演奏です。