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声、デカいに越したことはない。
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【はじめに】
今回の読むかぷりコンサルのタイトルを
「え?ごめん、なんて?聞こえんかった」
にしなかった自分の理性を自画自賛するところから始まります。
どうも、二鼓です。
意外と多い声の悩み。
声が小さいもそうですし、響かない、通らない、届かない。
そういった悩みは大なり小なり人は抱えていますね。
質問者さんの場合は大きな声を出されると頭が痛くなるということなので、おそらく姿勢と響かせる場所の問題な気はしてます。
声に関してはもともとお喋りを仕事にしていたこともあるので、多少は参考になることを言えると思います。
ぼちぼちやっていきますね。
【よくある原因たちの話】
まず、ネットの叡智ことGPT先生に聞いてみましょう。
👺…
![](https://assets.st-note.com/img/1689572166808-MQukNB7q3c.png?width=1200)
👺もうこいつでよくね????????
とはいえ、やはり人間の体についてはまだ一般論の域を出ていない解決策ですね。
この段落ではGPT先生の補足説明をしていきましょう。
姿勢を正しく保とうなんて言うのは、正直どの書籍にも書いてます。
そして、正しい姿勢ができてるかどうかわからんから困っとるんやんけ、となるのもあるあるです。
というわけで、ここで覚えといてほしいのは、楽器としての姿勢の正しさは別に美しい姿勢と同一ではないということです。
声のメカニズムに関したザクっとした解説で素敵なやつを見つけてきました。まず読んでください。
読みましたか?
声が出る仕組みは理解できましたね。
基本的に声帯が震えて音が出ています。
では、声の大きさを決定づけるのは何なのか?というと
・声帯そのものが鳴らしている音
・鳴らしている音の倍音や共鳴している音
この二つです。
姿勢というのは、この要素に関して、マイナス部分を減らして、プラス部分を作っていく作業になります。
声を出すときには、喉の奥が開いている状態が共鳴しやすい状態です。
ということは姿勢としては首はリラックスしてる必要があるわけですね。
首の筋肉が緊張する要素としては、「大きな声を出さないとだめだ」
という気持ち由来の力みが大きいことが多いです。
あとは、頭の位置ですね。
頭というのはかなり重たい部品なんですけど、これを支えるために首の筋肉を使っているとこがあります。
頭の支え方が上手い状態というのは、首の筋肉ではなく、背骨および背面側の筋肉で頭の重さを支えている状態ですね。
顎を上げる形で上を見てもらって、そのあと、耳の位置が変わらないようにゆっくりと顎を引いてもらうと、頭の重さが比較的うまいこと背中側に流れる位置に据えることができます。
この位置で声を出すことを習慣にすると、声の響きが結構変わります。
僕の予想ですが、質問主さんの症状的にストレートネックと巻き肩になっていて、結果的に声をかなり響かせにくい体になっていて、声量を確保するために無理やりその他の筋肉を使おうとして無理が出ている気がします。
そこらへんを上手い事やっていけるストレッチがありましてね。
布ストレッチ…ていうんですけど。
【体の使い方の話】
さてさて、首や頭の話はしたんですけど、まだあるのが体の使い方の話です。
なにせ、声はあくまで出音。
首や頭はギターで言えば弦とかの部分なんですね。
声を響かせる部分、それがボディ部分なわけですよ。
特に、胸と腹。
ここはすごく大事です。
大きな声を出せない人は胸と腹の脱力がとにかくうまくいってないことが多いんですよ。
楽器ではミュートってのがありますね。
ご存じだとは思いますけど、ご存じない方のためにざっくり説明すると減音処理です。
たとえば打楽器だと打面部分にシート状のものを置いて皮が鳴るのを抑制したり、胴の中に布を詰めて反響音を抑えたりします。
ギターだと弦を押さえたり、ホール部分に蓋をして音が響かないようにしたりしますね。
こうやって楽器は音が鳴らないようにして、家庭で練習しやすくしてるものも多いです。最近は電子楽器が増えてそういう苦労も随分と減ってきているようですけどね。
で、今回ですよ。
声が小さいってことは
「ミュート処理に成功している体である」
と言えるわけですね。
つまり、音が出る部分を押さえて音が出ないようにしている(前述している部分)か、もうひとつ。
音が反響している部分を反響しないようにしているか
です。(これがここからの話)
基本的に、大きな声を出すうえで、体全体が共鳴している必要があります。
身体がよく鳴っているということは声の振動を邪魔するものがないということですが、体において、声の振動を邪魔しているものって何でしょうね。
それは非常に明快な答えがあります。
そう。
『力んだ筋肉たち』
こいつらです。
太鼓の打面に手を押し付けた状態で叩いても音はこもった音になります。
振動が邪魔されてるからです。
声を出すときに首を力ませるといい音が出ないのも同じ理屈です。
そして、太鼓の胴に布を詰めても音は一気に減ります。
これは振動が増幅するのが邪魔されてるからです。
声において響かせられない人はだいたいこれです。
大きな声を出そうとして胸や腹が緊張してしまって、声が響くのを邪魔しちゃってるんですね。
なので、この場合、練習しないといけないのは体の脱力です。
【脱力うまくいかないんだが問題】
脱力…ああ!脱力ね!うんうんうん…うん…
できないんだよなぁ…
って人、結構いるんですな。
人間、脱力する方が難しいんですよ。まじで。
なので、今回は最後にここを紹介します。
いろいろと脱力をする方法はあるんですが、わりと簡単で僕がおすすめなのは
・全身を限界まで力ませる方法
です。
人間って不思議なもので、力むのは結構簡単にできるんですね。
そして、人間、限界まで力んで力めなくなったらどうなるかわかりますか?
そうです。
脱力するんです。
それはもう見事に脱力するんです。
なにせもう力む力が残ってませんからね。
これで脱力の感覚を身に着けていきます。
人間、一度知った感覚は結構再現できますから。
知らないものはどうしようもないこともよくありますけど、知ってたらなんとかなるんです。人生、だいたいそういうの、多いですね。
でも試してみてください。試す価値はあると思いますよ。
【おわりに】
あれ?
ここまで読めてる?
と思ったそこのあなた。
そうなんですよ。今週はここまで読めちゃうんですよ。
何でかって?
僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。