春の不調とあなたと自律神経
【はじめに】
春の海、ひねもすのたりのたりかな、と読まれたのも今は昔。
のどかと言うにはいささか鋭すぎる陽射し。
日向は暑く、日陰は肌寒いよりもう一段冷える。
令和の春は年々酷さを増すばかり。
ここは砂漠なん?と言いたくなるほどの1日の中の寒暖差。
突然の灼熱。
春冷えと言うにはちと寒すぎる冷え込み。
温かさを奪う冷たい風。
もちろん気圧は不安定。
言うまでもなく、天気はぐちゃぐちゃ。
気温も湿度も気圧も、何もかもがぐっちゃぐちゃ。
春よ来い、だなんてうっかりしても言ってはいけない。
まだ寒いなりに安定していた冬の方がましです。
今年の冬は変に暑い日も、めちゃくちゃ冷え込んで雪も降る日もあり果たして安定していたかというと疑問符は残りますし、冬には冬で文句を言っていた気もしますが、いったんそこは棚上げしましょう。
春眠暁を覚えず、「春の夜は眠り心地がいいので、朝が来たことに気づけずつい寝過ごしてしまう」という意味の有名な言葉ですが、令和の春眠は過酷な天候に消耗しきった身体が少しでも回復しようとして、積極的に睡眠を取ろうとしている、なのではないかと思います。
今回の質問者のおふたりもそんな感じで、令和の春の被害者友の会なのではないかと、そんなことを思いながらのスタートです。
【おい、自律神経】
質問者さんは頭が興奮して寝られないと書いてましたけど、まあそれもさもありなんです。
とりあえず人間のよくわからん不調は自律神経の不調と言っておけばよいんじゃなかろうか、みたいな機運がややありますが、それはそれでさもありなんです。
そもそも自律神経ってなんやねん、というのを一般常識の範囲内でざっくり説明しておきましょう。
僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。