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ポケモンで考える人生戦略


このネタは以前に、思い浮かべたものの、複雑になりすぎると考えてボツにしたものです。


ですが、これが思いのほか刺さる人がいたので、記事にしてみます。


人生、それはポケモン。


と言えるほど僕はポケモンをやりこんだわけではないので、冒頭からがっかりズコーって感じなのですが、おそらく多くの人が一度はプレイしたことがあると思います。


なぜ僕がその程度の理解度で人生をポケモンであると言いきるか。

それはポケモンの中にある《種族値》という考え方に起因します。


種族値とは何なのかわからないための方に、用語を説明いたします。

種族値(しゅぞくち)とは、ポケモンの強さを表すパラメータのうち、そのポケモンの能力の伸びやすさを表した数値のことです。

たとえば有名なピカチュウを例に挙げます。

HP 35
攻撃 55
防御 30
特攻 50
特防 40
素早さ 90
総和 300

これから言えることは、ピカチュウは素早さのパラメータが最も伸びやすく、ついで物理攻撃、特殊攻撃の順に成長しやすいということです。


それぞれの数値は大きければ大きいほどステータスの伸びが良くなります。

ピカチュウは種族値の総和が300なので300族となります。

ピカチュウを育てるときは素早さを伸ばす方針で行うと、効率が良いと言うわけですね。

これが初代レッド・グリーンのなかでクソ強かったカイリューですと以下のようになります。

HP 91
攻撃 134
防御 95
特攻 100
特防 100
素早さ 80
総和 600

みなさんがピカチュウだったとして、カイリュー相手に勝負しないといけないとなった時に、どうすれば良いかはわかりますね?

そう、素早さで圧倒して、麻痺させて、完封です。


相手に攻撃をさせた時点で詰み筋です。

これは人生でも全く同じです。


人生はきわめて不平等です。

悲しいほどに、厳密に個々人に種族値が設定されており、そこに刻まれた成長速度の良いものに教育リソースを突っ込まないといけません。


では、我々人間の場合の種族値の細目はどのようになっているでしょうか?

顔面
体型
健康
知性
好奇心
行動力

これです。
表現はいろいろあるかと思いますが、主にこれ。
このステータス値へのリソースへのつぎ込み方で我々に人生の攻略難度は大きく変わります。


日本の公教育ではどこにリソースが割かれるかと言うと、95%ぐらい知性です。
本当にもうここにしか注ぎ込まれていない。
なので、現代日本社会において、知性で勝負するのはめちゃくちゃ大変です。

《みんながリソースを注ぎ込むもの》に対して同じようにリソースを注ぎ込むことは無難な選択ではありますが、一方で種族値の差が露骨に出てしまうということでもあります。


顔面 80
体型 90
健康 120
知性 25
好奇心 10
行動力 5


この種族値を見るだけで、思いませんか。

こいつ、相当かっこよくて健康やけど、バカなニートになるな。と。


そう、重要なのは《行動力》ついで《好奇心》なのです。
ここの種族値が高い人は人生まじで上手く行きます。
なぜなら、自分で戦えないところは外注すればなんとかなるからです。

我々は自身の値を分析して、自身の種族値を把握する必要があります。



そしてもう一つポケモンにおいて重要なのは「技選び」です。


非常に有名なコンボとして、「さいみんじゅつ+ゆめくい」のコンボがありますね。

眠らされた側は、早く目覚めることを祈るか、ポケモンの笛を吹くかしないとひたすらに一方的にぼっこぼこにされます。


このように封殺できるコンボというものが重要です。
小学生の頃はついつい1つのポケモンに強い技を覚えさせたくなるものです。

ミュウに対して、大文字と、はかいこうせんと、ふぶきと、かみなりを覚えさせたことはありませんか?
それぞれ最強技ではありますが、ミュウの運用としてはしくじっているのがわかるかと思います。

なぜかわかりますか?

これらは「ただ破壊力が高いだけの技」だからです。

かげぶんしんとつるぎのまいでバフをかけまくったストライクのきりさく一撃の方が強かったりするんですね。

技選びで必要な考え方は

・「バフ」(自分のパフォーマンスを上げる)
・「デバフ」(相手のステータスを下げる)
・「アタック」(直接相手にダメージを与える)
・「ヒーリング」(自分のダメージを回復させる)
・「ディフェンス」(自分へのダメージを低減させる)


この5つです。
5つ以上の要素で考えるのはあまりオススメしません。
人間は片手の指で数えられること以上の物事は管理しづらいからです。
(12とか32まで数えられるじゃんというひねくれ者はだまらっしゃい)

ここで技選びにおいて方針を立てる際には二通りの考え方があります。

・マルチロール(1人で何でも出来るようにする)
・ロール特化(どれかの役割に特化する)


どちらが良いとかはありません、人生においてどちらを選ぶかは好みです。
ですが、厳然たる事実として、種族値が半端な人がマルチロールをやると、スーパーマルチ器用貧乏が爆誕してしまい、どれもお金をもらえるクオリティではないという悲劇が発生します。

あくまで私見ですが、種族値が低い人ほど、特定のステータス特化かつロール特化をするべきです。そして、個人で戦わず集団で戦うこと。
種族値が高い人は自由度が高くなります。だって種族値が高いんだもの。

種族値が高い人が、自分の得意ステータスを伸ばして、好みのロールを極振り特化すると、正直全く手がつけられない化け物になります。


時にはステータス上限や、レベル上限突破までかましてくれます。そうなるともうお手上げです。遠くから眺めるのがベターです。身近にいるとひたすらにつらくなります。


これを読むあなたはおそらく基本的に一般ピーポーです。
ならば、特化を強くオススメします。

何に特化すれば良いかわからないならコンサル申し込んでください。

ここまで書いたところで疲れてしまいました。




僕は肉が好きです。ステーキ食いたい。