株式投資日記　2023年12月10日

皆さん、こんにちは。
保有している株式・売買した株式情報を記録していきます。自分自身の反省、振り返りと、興味を持っていただいた方の投資戦略の一助になればと思います。

今週の損益状況

2023年12月04日（月）～2023年12月08日（金）の週間損益は先週比+55万円と日経が急落する中プラスを維持しました。年初からの損益は+1,723万円となりました。今週は為替相場が大きく動きました。アメリカの景気減速懸念が浮上している中、日銀の植田総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になるとも思っている」という発言で急速に円高に触れました。一時141円台をつけ、金曜日の夜間でも144年台と先週末と比較して2.7円の円高となり、11月前半の151円台からかなりの円高となっております。

これまで日経平均の上昇をけん引していた輸出関連株から円高恩恵銘柄に資金がシフトし、仕込んでいたセリア（週間で+9.1%）、神戸物産（週間で＋6.7%）と上昇しました。
また、ゼロ金利政策の解除を見据えて銀行株、三菱UFJ、いよぎん、りそな等も金曜日の午前中は上昇しておりましたが、上値が重い展開となりました。

個別では南海化学と同じく今年上場のオカムラ食品が週間で＋18%と絶好調でした。円高はどちらかというと逆風ですが、資金が集まり上場来高値を更新しました。

少し流れが変わってきた感じがします。アメリカも金曜日の雇用統計は強かったものの、景気減速懸念が出てきており、日銀もアメリカのリセッション前に金利正常化を目指し、徐々に円高となり、企業収益を圧迫しそうです。
そのため、今週は木曜日・金曜日に持株をかなり売却してキャッシュ比率をかなり高めております。株式から債券へ投資をシフトしようと考えており、債券については別途記事にしようと思います。

新規・追加購入

〇三菱HCキャピタル、MIXI、ガンホー、コロプラ、タスキ

三菱ＨＣキャピタルを新規購入しました。連続増配を行っており、新NISAによる資金流入が期待されます。
また、週前半でゲーム株を少し買い増ししました。内需関連＆安定したキャッシュを生み出すためいつか資金が回ってくるのでは？と推測してますが、ちょっと雲行きが怪しくなってきたので継続保有するかは思案中です。
まタスキは新日本建物と経営統合を発表後の上昇からズルズルと株価が下がっており、かなり割安な水準となってきましたので、追加購入しております。

売却

〇グロース関連株

サイボウズ、ドリームアーツ、Note、エコナビスタ、ブリッジコンサルを売却しました。年末ラリーでの資金流入が弱く、日銀によるゼロ金利解除の思惑はグロース市場には悪影響、と判断しました。月曜・火曜で少し株価が戻す局面があると思いますが、中期的には弱い相場が続きそうです。
また、シイエヌエス・ＨＣＨも全部売却しました。株価は割安な水準だと思いますが、出来高が少ないため、市場全体が弱気になった際に株価急落のリスクがあり、当面カタリストもなさそうな状況で株価反転の兆しが見えないため撤退しました。

〇銀行株

金曜日の午前中、日銀の植田総裁のチャレンジング発言で上昇したタイミングでりそなを全株売却し、三菱UFJ、いよぎんを一部売却しました。金融政策正常化の過程で今後も上昇するかもしれませんが、相場全体が弱そうなため、少しスライスしています。

〇南海化学

主力の南海化学も一部売却しました。日経平均が下落する中、比較的堅調だったのですが、ポートフォリオの割合が高くなりすぎたため、一部キャッシュ化しております。

FOMC、日銀金融政策決定会合を控えて、守りを再び固めておこうと考えております。

12月10日時点のポートフォリオ

12月10日時点のポートフォリオは以下の通りです。
〇現物（SBI証券）

202312月10日時点のポートフォリオ

来週の投資戦略

先週と同様、慎重スタンス継続です。現在、債券を勉強中であり、資金の一部を海外債券にシフトさせる予定です。現在、アメリカの金利が高く、債券価格は安くなっておりますが、その分円安となっています。
アメリカの金利が下がる前に、日本の金融政策の変更思惑で円高になった局面が購入のチャンスととらえています。まずは試しに購入し、12月18日・19日の日銀金融政策決定会合後の為替動向で円高に触れたら本格的にシフトする予定です。

購入予定

三菱HCキャピタル、KDDIの高配当銘柄、フリュー、プラッツ、ワッツなど円高恩恵銘柄を購入しようかな、と思います。

売却予定

グロース関連は撤退完了しているため、ゲーム関連のキャッシュリッチ株を売却するか、相場の状況を見ながら判断していきたいと思います。

以上となります。少しでも皆さんの投資戦略の一助になればと思います。