WSOP MAINを見た備忘録

来年のWSOPに向けて、ポーカー本格的に始めます

Poker Tips

・オープンレイズする時はポットサイズ(約2.5BB)前後が一般的で、オープンするポジションが有利になるほど上げていくのが定石
・3ベットも同様にポジションによって変えるが基本はレイズ額の3-5倍
・卓や状況次第でプリフロでの3ベットなしコール止め(コールドコール)もある
・フロップでのCBサイズはボードの性質で変えていき、ドライなら低め、ウェットなら高めに打つ(ターンを見るためのコストをかけさせる)
・プレイヤーの役割はUTG⇨BB⇨SB⇨BTN⇨CO⇨HJ→LJ•••の順番で回る(ボタンは時計回りに回っていく)
・ショーダウンはリバーで最後にベットまたはレイズをした人から時計回りに行う。チェックで回った場合にはSBから行う
・降りた後にハンドの中身を残ったユーザーがいるときには言わない
・他のプレイヤーのベットに対してチップ1枚だけ出すことでコールになる
・BBアンティはBBとは分けて出し、ディーラーが回収する
・定期的に回ってくるブラインドを捨てればテーブルにいなくてもOK
・ポットレーキはプリフロで終わった場合はかからず、フロップまで進んだ際に獲得したポットから一定額引かれる
アミューズではあんまりないが、キャッシュゲームでは取り入れられている
・レーキの有無、その割合の確認と共にレーキキャップの確認も重要
・チョップになった場合、レーキは発生してただ損になる
・バンクロールは1000BB(バイイン50BB×20倍)相当の金額があれば安心
・マルチウェイでのフロップはチェックバックで回りターンから動くことが多い
・アグレッサーが誰かを把握したうえでアクションを取ることは当たり前
・コールした場合(受け手)は基本的にチェックすれば不自然にならないがアグレッサーがチェックした後のベットなどは別に問題ない
・CBに対して降りない相手を降ろすためのダブルバレルだが、降りてない時点で何かあると思うべき
・適切なVPIP(ゲーム参加率)は25%前後(アンティありでも30%前後)
・ハイボードの場合は、攻め手は少なからずベットするのがセオリーで受けてはその場合逆にフォールドがセオリーではある。ローボードはその逆で攻め手はチェックもあり、受け手はレイズもセオリー(もちろんその裏を取るのもある)
・ドライボードの場合は、Aハイでも戦える分主張が難しく、ポットが膨らみにくい
・ボードの種類はハイボード/ローボード/モノトーンボード/ツートーンボード/レインボーボード/ウェットボード/ドライボード/ペアボード/コネクトボード
・ショーダウンはリバーで最後にベットまたはレイズをしたプレイヤーから時計回りの順番で行う。リバーがチェックバックした場合はSBから時計回り
・状況に応じた一定のレンジを決めておくことは重要、スチールの期待値に応じてミニマムレイズ額を決めたり、CBのサイズを1/4~1ポットのいずれかにするか等を自分なりの根拠を決めておく
・ディープスタック同士のヘッズなどは、CBやダブルバレルで3/5ポット程度のベットを打ったりする
・コールドコールはSB・BB以外にも普通にやりがち
・BBは参加者が1人の場合はスーテッドハンドなら大体参加(ディフェンス)したいがち
・ターンでガットやフラドロが見えたらセミブラフ打てる
・セットとトリップスは別物
・プリフロのAAは基本レイズ一択、早めにスーコネ等を降ろそう、ついてこられて最後に負けるのが一番きつい
・ブラインドは一応ベットだが、SBからオープンする場合はレイズではなくベットになる
・ブラインドバトルの際は状況にもよるが仕掛けたもん勝ちになりがち(SBのレイズにBBがJ7oで3ベットしたりするなど)
・フロップでほぼ勝ちが決まったらスロープレイ、ターンでラグのローカードが落ちたらアウポジの受け手でもドンクして相手のコールがレイズを引き出す(FT セーグルvsグリフ)
・飛んだプレイヤーがBBだった場合、次のSBとボタンは誰もいない状態になり、SBだった場合は次のボタンは誰もいない状態になる(そこにプレイヤーがいる体にしないと、代わりにブラインドになるプレイヤーが割りを食う)
・AやKが落ちたレインボーボードだと、圧倒的に4bet打った側に強さがある
・ブロードウェイは、一方的にレイザー側が有利で強く打っても相手が降りてくれやすい状態
・モノトーンボードはCBを打たずにチェックで回すことが推奨される状態
・ブロックベットは、OOPの受け手がターンまでオーバーペアを持っていて、リバーでハイカードが出たときなどにアグレッサーのブラフをけん制するために使用(FT たまよが9ポケ7ハイボードでAハイのASTEDTにリバーでKが落ちたときに使った)

WSOP Tips

・14日間開催(7/3-17、15日のみ休み)
・参加者は10,112人、内女性が358人
・108ヶ国から参加
・参加料金10000ドル、サテライト有
・会場はパリスとバリーズ(ホースシュー)
・MTTのフリーズアウト形式、ディール(引き分け)はなし
・各Day2のレベル7終了時点までレイトレジ可能
・12時から25時くらいまで、休憩挟みながら打ち続ける
・10時間打って約200ハンド(20ハンド/1h)
・通過率はDay1約70%、Day2約35%、Day3約15%(1540人、バブルラインぎりぎり)、Day4は約4%(460人)、Day5は約1%(160人)、Day6は60人、Day7は18人(になるまでやった)、Day8は9人、Day9突破は4人のみ
・Featureと2つのSub Featureテーブルがある(基本ランダム?)
・BBアンティあり(ポットに入るがBBとは別)
・チップは黒が100、紫が500、黄色が1000、赤が5000、緑が25000、水色が100000、紺が500000、橙が1000000、灰が5000000の9種類
・Day1C(1日おきに休日あり&プロが少ない)かDay2からの参加が良いか
・インマネは2024年は1715位から15,000ドル~ 通常Day3-4で決まりだす
・バブルがはじけた後は急速に人が減る(弾けた4時間後には500人減った)
・バブル決まるくらいからH4Hで全卓足並み揃えて進む
・バブルが2人以上いた場合はフリップで来年のチケット権利を決め賞金は均等に分配される
・ポーカーのロゴが入った服や帽子身に付けがち
・Day5(残り300人)ALLINの乱発、もはや運なしでは無理と感じさせられる
→BBが40Kほどになり1000Kないともはやショートスタックの領域で、同時にかなりのディープスタックが表れてきて同卓するプレイヤー間でのスタック差がすごい
→ストラクチャーによってレベルに応じて想定的にBBが変わるので、それに応じてスタックも相対的に見ることが必要
・3ベットはミニマムでは直前のレイズ次第では3BBでも打てはするが見たことはなく、大きく打つことが多く(5-10BBくらい)、ブラフでは打たない
・4ベットはスタック次第ではあるが刻まずにオールインが多い(トナメ特有?)が、刻む場合は12-25BB(3ベットサイズの2.75倍から3倍)くらい
・20BBくらいまでスタックが減ると3ベットはもちろん、レイズからオールインしがち
・賞金が順位によって分配され、バブルラインもあるためICMを頭に入れて行動する必要がある
→所持チップの数がそのまま勝利確率につながるため
・テーブルチップリだと、ハンドレンジを緩めルースに参加して制圧していくプレイは有効
・卓の雰囲気で自然とオープンレイズ額が統一されたりすることがある

WSOPで見ること

・OOPで受け手によるチェックレイズを観察する
チェック→相手のCB→レイズのパターンを見たい(基本的にハンドが強かったらやるはず)
→見られました、ダニータンとブルーマルのヘッズ
→ 10k-15k(15k)MP レイズ30k/call HJ 3bet 90k
→MP x/レイズ160k HJ ベット30k?/fold
・ダブルバレルを打つ状況を観察する
ほんとに勝ててないと打ちにくいはずだが、ブラフでも打つのか
→相手がCBはとりあえずついていくタイプかどうかなどを見る必要あり
→付いてくる相手にはダブルバレルが有効
→逆に受けるときには、相手がバリュー過多かブラフ過多かを見る必要あり
→バリュー寄りならCBはついていき、ブラフ寄りならチェックレイズもあり
→結局、相手のよるので自分がどうみられているかが重要
・プリフロの4ベットのサイズを確認する
→ベット0.5/1BB、コール1BB、レイズ2-3BB、3ベット5-10BB(レイズの3-5倍)、4ベット約10-25BB(3ベットの2-2.5倍)、FTでASTEDTが9BBのミニマム4ベットしてたけども、基本は上記レンジでOK
・ターン以降の動き方を学ぶ

WSOPから考える立ち回り

1,プリフロは参加者/ポジション/スタックを相対的に踏まえてレンジ表を基に行動。オープンレイズは2-3BB、3betは5-10BB、リンプインはSB時のみ。
2,相手のハンドを考えつつ、勝率をイメージしてアウツなどを考慮に入れ始める、またアグレッサーが他者ならチェックレイズやチェックコール、チェックフォールドを使い、自分なら基本CBを使いドンクベットは基本しない。
3,ターン以降の動きはまだ整理中だが、リバーで引けるアウツと勝率を考慮してオッズが合うかを考える
4,リバーまで来たらプリフロ/フロップ/ターンの3回ある相手のアクションを振り返って相手のハンドを概ね把握できるようにしたうえで行動する

単語集

・インポジション(IP)/アウトオブポジション(OOP)
その場に応じて相対的に後に行動するポジションをインポジ
相対的に先に行動するポジションをアウポジ
・バックドア(ドロー)
2枚連続で特定のカードが出ると、役が出来る状態
ストレート、フラッシュになりそうな状態で使い、両方のチャンスがあるときはダブルバックドアという。別名ランナーランナー
・エクスプロイト
相手の特徴や弱点を見抜き、そこを突いていくこと。-戦略。
・GTO
Game Theory Optimalの略。
プレイの癖がなく同じ確率でアクションを行うこと。
数学的に正しいとされる戦略をもとにゲームの参加、チップの駆け引きを考え、それに基づいた行動でエクスプロイトされないようにする。
・ドンクベット
アグレッサーに対してOOPからベットすること
受け手(コーラー)が先に行動してしまうこと
SBやBBがプリフロでは最後にアクションするのに対し、フロップ以降では先にアクションすることによるずれから起こる
SBやBBだからこそオープンできるレンジを活かし、フロップがローカードやミドルカードの時にブラフで使用することは有効だが、基本は常にチェック
ターン以降ではリードベットと名前が変わる
・コンティニュエーションベット
プリフロップで最後にレイズしたプレイヤー(アグレッサー)が、継続してフロップでもベットを行う行為。Cベット。一般的にポットサイズの1/3
CB率は60%前後、サイズは最低1/4程度で最大でもポットまで
・コネクター
ハンドが連続した数字のこと
同スーツの場合はスーコネ、間に一つ数字が飛んでいる場合は1ギャップコネクター(ワンギャッパー)という
・バレル
ベットのこと、特にフロップ→ターンでの連続のベットをダブルバレル、リバーまで続くベットをトリプルバレルという
Cベットはプリフロ→フロップでのベットのことで別物
・スチール
プリフロップの段階で全員Foldさせてブラインドを獲得すること
BB+SBを奪うことから
・スナップコール
相手のレイズに対して即座にコールすること
・コールドコール
プリフロで後ろにアクション待ちがいる状況での2ベット(レイズ)以上に対してコールをすること
・リンプイン
プリフロでオープンレイズできる状況でレイズではなくコールをすること
SB vs BBの時は普通にやる
スタック10BB前後が繰り出すリンプインは、要警戒
・ポストフロップ
プリフロ以降をまとめて言う
・チェックバック
自分の前のプレイヤーがチェックで回し、自分もチェックで返すこと
・ハリウッド
演技をするプレイヤー
・チョップ
引き分けのこと
・ヒーローコール
そこまで強くないハンドでコールすること。シックコールやタフコールとも
相手のブラフハンドを読み切り、弱いがそれよりは強いハンドでコールすること
・バリューベット
相手よりエクイティが高いと見込んで打ち、利益を増やせるベットのこと
相手がコールしてくれる額(状況的にフォールド出来ない額)のベット
降りられてしまってはチップを引き出せていないのでバリューベット失敗
基本的にはポットの1/3~1/2程度のサイズを打つ
・シンバリューベット(Thin Value Bet)
マージナルハンドで相手のコールに対してベットをすること
主にリバーで使う
小さいサイズのバリューベットのことではない
・フリーズドライ
トナメの形式、チップがなくなったら即退場
リバイやアドオンができない全般の形式をいう
・ラグ
ボードに落ちた価値のない、あるいは弱いカードのこと
・ポラライズ
プレイヤーの持つ可能性のあるハンドが、非常に強いものか非常に弱いものしかないという状況
・ディレイCB(コンティニュエーションベット)
ターンをチェックで回った後リバーでベットすること
・ブラインドバトル
SBとBBのヘッズアップ
テーブルに二人しかいない場合はSBがBUも兼ねるのでフロップ以降はBBからアクションしなければいけない
・スクイーズ
相手のスチールアクションに対して行うリスチールのこと
オープンレイズ後のコール(コールドコール)があった後にリレイズをすること
・ブラフキャッチャー
ブラフに対してのみ勝てるようなハンド
状況によってはどんなハンドでも該当する
・ブラインドアウト
ブラインドを払ったらチップがなくなる状態
・M値
ブラインドアウトまでの値
アクションをしない(ブラインドだけ払う状態)で何週耐えられるかを表す値
・パワーナンバー
オールインする指標を各ハンドごとに現した数値のこと
M値を使って算出する
・アイソレート
孤立させるという意味。
他のプレイヤーを降ろさせてヘッズアップに持ち込むこと
・フロート
最後にベットやレイズなどのアクションをしたプレイヤーに対してコールすること
ターンやリバーではレイズをして相手を降ろさせることが目的
とりあえず留まっておくという意味
チェックを受ける立場(インポジ)であり、かつ相手がブラフ気味の時に有効
・バブル
インマネできない一番上位の順位
・スタックする
相手のチップをすべて奪うこと
・エフェクティブスタック
プレーに関係するスタックのこと
つまり一番スタックが少ないプレイヤーの持つスタックのこと
そこに合わせた行動を取る必要がある
失う可能性のある上限のチップ量でもある
・インプライドオッズ
通常のオッズに加え将来的なポットを考慮したオッズのこと
次回以降のラウンドで、相手がポットに入れるであろうチップを踏まえた考え方のこと。現状でのオッズでは合わない勝負も、仮に自分がアウツを引けた場合、相手に必ずチップを追加で出させることができれば、将来的にオッズが合うことになる
・ポットコミット
勝てる確率よりも、ポットオッズが良い場合のこと
相手にオールインをされてコールするのが正しい状況のこと
・Stack to Pot Ratio(SPR)
スタックとポットの比率
自分がエフェクティブスタック量だった場合などは、オープンレイズ額が1BB変わるだけで、SPRはかなり変わり、アクションも変わる
・コンビナトリクス
・エクイティ
現時点におけるポットのうちの自分の仮想的な取り分
現時点の勝つ確率 × 現時点のポットで計算可能なシェアのこと
エクイティを増やす方法は、勝率51%以上で相手からチップを引き出す(コール以上をもらえる)ことと、相手を降ろして相手のシェアを自分のものにすること(フォール度エクイティ)
・フォールドエクイティ
フォールドする確率 × フォールドした場合に得られるエクイティ
実際には、フォールドエクイティに加えてコールされたときのエクイティも計算する必要がある。(レイズの時も別途計算しなおす必要あり)
・ミニマムレイズ
レイズ(またはリレイズ)をする際に最低限必要なチップのこと
レイズの場合
→直前のベットの2倍(プリフロでは2BB)以上がレイズするために必要
リレイズの場合
→直前のレイズで出したチップ量(コールするのに必要なチップ量)+直前のレイズとその前のベットの差=リレイズに必要なチップ量
・ドローが付く
あと一枚でストレートやフラッシュなどの役が完成すること
・セミブラフ
ドローがある状態でブラフをすること
対義語はピュアブラフ
・ホールカード
ハンドの正式名称
・オプション
プリフロでBBまでコールで回ってきたときにBBがレイズかチェックか選べること、SBとBBは強制的に賭けさせられている状態なので、フォールドやレイズする機会がありませんでした。そのため、プリフロップのみ、SB、BBに与えられたアクションの機会のこと
・ウェットボード
フロップの3枚がストレートやフラッシュになりやすいボードのこと
対義語はドライボード
・アグレッサー
最後にレイズをしたプレイヤーのこと
オリジナルレイザーとアグレッサーが別の場合、オリジナルレイザーは受け手になる
SBまたはBBがアグレッサーになる場合、フロップ以降でチェックで回ってきたらドンクベットになる
・キッカープロブレム
各プレイヤーのハンドのうち、ハイカードが同じでキッカーのみ差がある状態
・ブロードウェイ
A・K・Q・J・Tでできたストレートのこと
・ブロックベット
ポットを大きくさせないことや、ブラフを相手に打たせない(牽制する)ことを目的として、OOPから20%~30%前後の小さいベットを打つこと
・ショーダウンバリュー
ベットせずにチェックでショーダウンへ進めていくこと
Aハイやローカードでのペアの時に使い、ベットをしたところで負けるか降りられるの二択しかなく、それであればベットせずに降ろす(ショーダウンで勝つ)方がいいということから
・ファミリーポット
全てのプレイヤーがフロップまで参加している状態のこと
・クライングコール
負けている可能性が高いとわかりつつもコールすること
・スケアカード
相手により強い約を完成された(る)かもしれないコミュニティカード
・セットマイニング
ローポケットをもっているプレイヤーがセットを引くために参加すること
・ウォーク
BBが、SBさえもオープンせずに誰とも戦わずにポットを得ること
・2%4%の法則
ターンとリバーでアウツを引ける確率
アウツの枚数×2%×2(ターンならさらにチャンス倍)

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