#0062 朝読書①③「13歳からの地政学」

今日は「13歳からの地政学」
結構前から気になっていて、ようやく読めた。
最後読もう!と思ったきっかけは
テラルネッサンという地雷撤去などを行っているNGOを運営する鬼丸さんが
旗を振っているプロジェクトに関わらせていただくことになったからだ。

鬼丸さんは本当にいろんな世界に自分の目で触れながら、
世界の平和の作り方に本気で向き合っている方だ。

そんな人と話す時に僕も今の世界がなんで平和ではないのか。
知りたいと思って、まずは初級編と思ってこの本をセレクトした。

読んでみたら、1dayで読了。
なので、p1-246(読了)の内容から感想を書く。

■誰向けの内容か
努力をしていないから今の立場や境遇になっているという先入観を持っている「実力主義」の方々向け。
その方々の思考を解きほぐすヒントに溢れている。

あ、でも。実力主義に対する警鐘で言うとこの本がど真ん中かも。

■書かれていること
【国の位置と国力は密接に関わっている】

アメリカが世界一の大国なのは地理的な恩恵を存分に受けているから。
理由は
・天然資源の豊富さ
・農作物が育ちやすい気候
・海に挟まれていて、隣国から攻め込まれるリスクが少ない
だ。

上記はなんかピンときていた。
読む前から知っていたような気がした。
うんうんそうだよな。と言う感じだった。

でも上記と逆に、
元から国力が上がりにくい立地もある。
(例えば、赤道直下や砂漠だらけのアフリカなど)

と聞くとこれも僕はうんうんそうだよな。
と思っていた。

だが、、、それはそうではなさそうだった。

アフリカは天然資源が豊富で稼ぎ国力を高めることは可能だ。
だがそうはなっていない。

理由はなんなのか。
答えは人による不正だ。

天然資源などで儲かったお金は
国会議員が横領してしまうため国の力につながらないのだ。
そして、その横領をサポートしているのが
ヨーロッパの人々であると書かれていた。

横領したお金をヨーロッパに落としてもらうのだ。
それで間接的にヨーロッパが儲ける。

地理的に貧しいのではなく。
人為的に作られた構造で貧しいのだ。

そしてそれを我々が知らないのは
ルールを作った人は、人々に自分たちのルールが正しいことを
知らしめるための情報もルールの中に組み込むからとも書かれていた。

背筋が冷えた。
頭のいい人たちが自然と得するルールを事前に決める。
その中で一生懸命になってももう遅いのだ。

そもそものルールを疑う必要があるんだ。
以前に鬼丸さん達と一緒に作ったワークショップを思い出した。

ルールを作ること。疑うこと。ルールの意味を問い直すこと。
ここでまさか繋がるとは、、、と思った。

5月にまたワークショップがやれるよしここからまたGRIT!!!!!!



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