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サマー・コンサート! 涼しくなったような気持になる音楽を聴いてみましょう!

7月の『劇場へ行こう』日曜音楽ラヂオ で廣田さんが推薦し、清水さんが説明をしてくれた デュリュフレのレクイエムを聴いています。私は 恥ずかしながらこの作曲家を知りませんでした。なので、勉強のつもりで聞き始めましたが、とても美しい曲なのですっかりトリコになってしまいました。
講座の中でも申し上げたのですが、とても澄んだ響きで美しいです。目を閉じて聴くとまるで石造りの教会の中を飛び回っているような感じがしてきます。しばし 夏の暑さを忘れることができます。

ちょっと、勉強してみました。Wikipedia からの抜粋です。

モーリス・デュリュフレ(Maurice Durufl, 1902年1月11日 - 1986年6月16日)は、フランスの作曲家・オルガン奏者。彼の奥さんも教会のオルガン奏者でした。

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モーリス・デュリュフレ(1962年頃)

ルーヴィエール出身でパリで没しました。比較的長寿ではありましたが、出版作品は最も有名な《レクイエム》を含めて全部で14曲しかありません…。晩年は 奥さんと一緒に交通事故にあってしまって、それが原因でお二人ともオルガンの演奏ができなくなったようです。皆さんは安全運転を心がけましょう!。
生計はオルガン奏者として立てたみたいですので、演奏ができなくなって経済的にも不安定になったのではないでしょうか?。オルガニストが本職だったので、レクイエムにもオーケストラ伴奏の他に オルガン伴奏のバージョンもあります。

レクイエム全体は9楽章から成り 構成はフォーレのレクイエムを踏襲し、清水さんが語ったように、私たちに馴染みのある「怒りの日」などに曲が付けられていません。ちょっとこだわりがあるところが フランス人です。多くの曲でグレゴリオ聖歌のレクイエムからメロディの引用が認められています。それらは フランス和声や対位法で味付けがなされているので全く新しい音楽の輝きになっています。また、音のダイナミックレンジを大きく取り全体の劇的な効果を得ているように思いますの。演奏時間は約40分。お昼寝にはちょうど良い感じです。
各楽章(曲)のタイトルを参考に示します。

Ⅰ.イントロイトゥス(入祭唱):Introit (Requiem Aeternam)
Ⅱ. キリエ :Kyrie eleison

教会で、オルガン伴奏での演奏です。良い雰囲気です。

Ⅲ.奉献唱「主イエス・キリスト」:Offertory (Domine Jesu Christe)
Ⅳ.サンクトゥス - ベネディクトゥス :Sanctus ? Benedictus
Ⅴ.ピエ・イェズ「慈しみ深きイエスよ」:Pie Jesu

この演奏もオルガンを伴奏に演奏しています。私はこの曲が好きです…

Ⅵ.アニュス・デイ「神の小羊」:Agnus Dei
Ⅶ.ルクス・エテルナ「聖体拝領唱」「永遠の光」:Communion (Lux aeterna)
Ⅷ.リベラ・メ「われを解き放ちたまえ」:Libera me
Ⅸ.イン・パラディズム 「楽園へ」:In Paradisum

最後に全曲盤。40分ほどなので 一度は オーケストラ伴奏で全曲聴くのも悪くはないですよ!

by こばつね

ペテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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