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ペテルで 「スプートニクV」

先日ついに打ちました、ロシア製ワクチン「スプートニクV」1回目。

私はこちらに永住権も仕事もあるので、健康保険、年金などの社会福祉番号を持っており、完全にロシア人と同じ枠で接種ということになります。

そこでペテルの現地人はどのようにワクチン接種を行っているのか簡単にリポートしたいと思います。

専用番号「122」にコールして予約を取り付ける。
必要なものは、氏名、パスポートナンバー、健康保険ナンバー、年金ナンバー。
その後、希望日、希望接種場所を伝え、マッチングできれば予約完了。

こちらでは医療機関のみならず、ショッピングセンターにも多く接種会場が設けられており、買い物のついでなんかにも接種できて便利(?)なのですが、

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アンチワクチン派の多い国民性もあり、接種者数の伸びはあまり芳しくないときいておりました。

しかし最近は国が気合を入れてテコ入れしてきたとあって、国民が年貢の納さめどきを感じたのか?けっこう予約は混んでいました。

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私の第一希望、ネフスキー大通り、カザン寺院の隣の旧ストックマン(10年くらい前まで日本センターもここに入っていた)。

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なぜここを希望したかというと、ここで接種した知り合いが「きれいで近代的でとてもよかった」といっていた、というだけの理由です。

ここは予約がきかず、行って直接列に並ぶしかないとのこと。しかもその列は現在2時間に及ぶとのことです。なんという人気!

しかたがないので諦めて、居住区内の病院を探してもらったのですが、近々はどこもいっぱい。

隣のアドミラル区28番病院を勧められ、やっと予約が完了しました。

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予約当日、我が家から徒歩20分ほどの道のりを歩き、病院に到着。

入り口はちょっと怖いですが(上記画像参照)、中は想像以上にキレイでホッと安心。天井がとても高く、ホールにいくつもシャンデリアが下がっているので、病院というよりちょっと劇場っぽいですが。入り口が質素、なのに中に入るとでかい空間が広がっていてゴージャスでビックリ!というのはこちらのあるあるですが、病院までもとは‥

この茶色いドアの内側に入るやいなや待機していたおばさんに検温され、指定階までいって受付へ。アンケートを4枚書かされます。混んでいるのかと思ったらそうでもない。かなり厳密に人数制限をして予約をとっている模様。

一生懸命アンケートを書いていると受付のおばさんに「いま診察室に誰もいないからすぐ入れるけど‥まだ書き終わらない?」と急かされる。焦る、やめて、べつに混んでいないのに‥

なんとか書き終わり問診へ。
再び本人確認ののち、血圧、動脈血酸素飽和度、脈拍数など測られる。

コロナのワクチン受けに来たのに「血圧がけっこう高いですね‥」と循環器系の受診を勧められてしまう(笑)またか‥実は以前も健康診断の時に高血圧を指摘されているのです。
今回140の90。
酸素の飽和度は98%でほめられる(うれしい)。

禁忌の説明。接種後3日間は飲酒、激しい運動は禁止。
なるべく安静にすごすこと。入浴は問題なし。

その場で2回目接種の予約を入れ(およそ1ヶ月後)隣の処置室に移動、ついに接種へ‥

ちなみに正式な登録名は「Gam-COVID-Vac」というそうです。

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個人的な印象として、ワクチンの扱いは想像以上に慎重です。
もっとザックリいくのかと思ったら、処置室で再度本人確認、再度慎重に書類をチェック、ワクチンと書類を何度も見返し(なにをチェックしてるのかは不明ですが)、使用後ワクチンの箱(個別になっている)を一人ごとにパッケージされた書類に入れて閉じ、確認のサインをしていました。
処置室にはもちろん1人ずつしか入れません。

上記をいつものロシアのマイペースな働きでゆっくり確実におこなっていくので、座ってからが意外と長いのですが、接種自体はほんのちょっとチクッとしてすばやく終了。

その後30分院内で待機、何事もなければ帰宅。

何事もなかったのでまた20分ほど歩いて帰ってきました。

発熱なし。倦怠感‥あったようななかったような?
腕を動かした時にちょっとつねられたみたいな軽い痛みがありましたが、気になるほどではなし。

若い人のほうが副反応が強く出、中高年はそうでもないといわれてますが、それでいえば私は老人レベルに副反応が弱かったです。

1回目の接種で副反応が弱いと2回目の副反応が強く出るなどともいわれているので、1ヶ月後の2回目接種を終えたらまたレポートしたいと思います。 By K'Ichi

ペテルで劇場へ行こう!』、ペコのサイトにぜひ遊びにきてくださいね。

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