運動会のかけっこにふさわしい曲 その2
運動会の音楽の2回目です。前回は ヨハンシュトラウス2世作曲の「トリッチトラッチポルカ」や「雷鳴と電光」を紹介しました。今回は カバレフスキーが劇付随音楽として作曲したものを組曲としてまとまとめた「道化師」の第2曲「道化師のギャロップ」を紹介したいと思います。
まずはお聞きください。絶対にお聞きになったことがあると思います。
演奏は洗足学園のオーケストラの皆さんです。
この曲は ドミトリー・カバレフスキーが1938年に 児童劇『発明家と道化役者』劇付随音楽として作曲した16曲の中から 1939年に作曲した中から10曲を選んで管弦楽組曲『道化師』として編纂しました。演奏時間は約16分。これは カバレフスキーの作品中、最も有名なもので、特に第2曲の「ギャロップ(道化師のギャロップ)」は運動会で単独で演奏されることが多いです。
元の児童劇がどんなストーリーなのかネットで検索すると
旅回りの道化師の一座と彼らの愉快ないたずらを題材にしたものだったそうです。
この中から10曲を選んで組曲としました。以下はそのリストです。2曲目のギャロップが冒頭に紹介した曲です。
1.「プロローグ」
2.「ギャロップ」
3.「行進曲」
4.「ワルツ」
5.「パントマイム」
6.「間奏曲」
7.「小さな叙情的な風景」
8.「ガヴォット」
9.「スケルツォ」
10.「エピローグ」
全曲でも20分に満たないのでこの機会にトライされてはいかがでしょうか? プロローグから心が躍るような音楽ですよ。
Orquesta Estudiantil de Buenos Airesの演奏です。
次はドイツの作曲家ヘルマン・ネッケ(1850-1912)が作曲した「クシコス・ポスト(クシコスの郵便馬車)」です。これも運動会のかけっこの 定番音楽ですね。
どうも、ネッケさんの作曲された曲で現在まだ演奏されているのは この曲だけ。またWikipediaによると、最近まで日本だけで(要は運動会だけで)演奏されていて、日本のお家芸のゲーム音楽などにも採用されたので 逆にドイツなど外国でも見直しがされて演奏されるようになったらしいです。
最初に テディーベアがマリンバを演奏するビデオから!
意外とYouTubeに良い演奏がありません。こんなのはいかがでしょう?