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2/1(火)
休日。
職場の福利厚生で残っている5,000円分のポイントを小説購入に充てることに決める。活字離れを解消したい。
大きめの書店にて、7冊購入。
昼食でコロッケ定食を食べ、帰宅。

帰宅後、購入した書籍のうち「正欲/浅井リョウ」を読み進める。コーヒーの飲み過ぎで腹が満たされる。

夜20時にサラダを食うてビールを飲み、残りわずかとなった「正欲」を読み切る。

「多様性」という言葉が都合よく使われているなぁと思う世の中で、その気持ち悪さがめちゃくちゃリアルに表現されてるなぁと感じた。

色んな気持ち悪さがあるんだけども、自分はその中でも特に、神戸さんという登場人物に対してかなり嫌悪感を抱いてしまった。 

神戸さん自身辛い思い出を抱えた経験があり、悪気なく多様性を全面に打ち出していて、そこに悪気がなければないほど、「線を引かれた人たち」を傷つけてしまう。

多様性を理解したフリをするのがどれだけ傲慢なことか。似たような部分が自分にもあるから、余計に気持ち悪く感じた。
…いやそもそも「自分にも似たような部分がある」という思考で理解できたフリをするのもかなり傲慢やけど。

理解って結局「受け入れてやる」みたいな上からの立場の話やなと。自分が福祉の部署おったときにいかに浅はかなことやってたか…と心に食らった。

いわゆる「我々の思想の範疇を越えたマイノリティ」は、誰にも吐露できない生きづらさを抱えながら存在していて、その人たちが前を向いて生きるためには「理解」じゃなくて「同志との繋がり」なんやなと思いました。
実際、そんな綺麗にいく話ばっかりじゃないとは思うけども。

久々にちゃんと本読めてよかった。

風呂入って寝る。

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