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あのころ

前の投稿からかなり時間が空いてしまった。

そもそも特に書くことも書きたいことも無いのだから、投稿が続かないのもむべなるかな。

中学生から大学生の頃、ブログを書いていた時期があった。7年くらい続いていたと思う。週に3、4本のペースで記事を書いていたあの頃、そんなに搔き立てていたものは一体何だったんだろう。

と書いているうちに、少し思い出してきた気がする。そうあの頃、さくらももこのエッセイにはまっていたのだ。言わずと知れた『ちびまる子ちゃん』の作者であるさくらももこだが、エッセイも一大ブームを巻き越したことがあり(『もものかんづめ』『たいのおかしら』『さるのこしかけ』の3部作が有名)、平成の清少納言と呼ばれたこともあるそうな(wiki調べ)。

この一大ブーム自体は自分の幼少期の頃で直接経験した訳ではないのだが、文芸書関係の一大ブームの哀しいところである「ブーム後しばらくすると、ブックオフに大量に売られる」がこのさくらももこのエッセイでも遺漏なく発生し、ちょうど自分がブックオフに入り浸っていた中学生の頃、大量のさくらももこのエッセイがブックオフに陳列されていたのだ(しかもほとんど100円)。

こうしてさくらももこのエッセイとの邂逅を果たしたのだが、読んでみるととにかく面白い。誰にでも分かりやすいテーマに、読みやすい掌編形式、平易な語彙で書かれ、何よりさくらももこの天才的な筆致。あっという間にとりこになり、家にはさくらももこのエッセイ(ほとんど100円)が並ぶようになった。

そうして浅はかにも思ってしまったのだろう。

俺もさくらももこみたいな面白い文章を書きたい。

そうして始めたブログだったが、何だかんだで7年くらい続いたので、まあ書いていて結構楽しかったのだろう。

またさくらももこのエッセイ、読み返してみようかしら。

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