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*007 事の始まり

3月のある日、ダンナが転居の相談をしてきた。
転居先はダンナの実家から数分離れた義祖母の家。
祖母はその家で独り暮らしをしている。
祖母の年齢の方だとまだ訛りが強く残っているような地域。
もともと家業をしていた事もあって家は広く、移り住むための部屋は十分ある。
ダンナのお膳立てが良かったこともあり、義父母とも義祖母とも、とてもいい関係が築けている。
(義祖母の方言がほぼほぼ分からないことは抜きにして)
祖母はかなり高齢で独り暮らし。
そして、ダンナはかなりのおばあちゃん子。

以前家業をやっていた頃にゴタゴタがあったそうで、彼の両親と一緒に住むのは難しい。
なので、自分が一緒に住みたい。
と。

この話も今回が初めてではないのだが、今回はいつにもまして本気だった。
ただ、以前ゴタゴタがあったこともあり、こっちの気持ちだけで引っ越しを決めるわけにいかない。
ダンナが自分の両親や兄弟に引っ越すことについて意見を求めたのだが…。


続く。

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