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*008 家族の反応

まずは、ダンナの両親と兄弟に引っ越しの相談をした。
答えは予想通り
【引っ越しはしない方がいい】
だった。

今までも同じ答え。今回も同じ答えだった。

元々、亡き義祖父が家業を始めた。
家業は軌道に乗り、順調に規模を拡大。
子どもは居るが女ばかりだったので、長女が婿養子をとった。
それが義父母だ。
そこからどういういきさつがあったのかは詳しく知らないが、家業を畳むことになった。
(聞いている限りだと経営が傾いたわけではなさそう)
その時にどうも色々とズレが生じ、長女家族と妹達の間に亀裂が入ってしまったようだ。
その妹達の目や夫の目もあり、義母は近くにいる義祖母に気軽に会いに行けずにいる。
(義父は家業の一件があってから義祖母の事をよく思っていない。)
ただ、90歳を過ぎた母が大きい家で一人で暮らしているのは心配で仕方がないだろう。
そんなこんなで、ダンナの一族は色々と難しい状態だ。

だから、ダンナは自分が間に入りどうにか昔の様にわだかまりをなくそうと必死にあれこれと今まで策を練ってきた。
でも、わだかまりが簡単になくなるはずもない。
今回も最終的に義母からダンナに直接
「帰ってくることはやめて欲しい。それに今少しずつわだかまりが溶けてきているので、あれこれ勝手に動かないで欲しい」
と泣きが入り、計画は頓挫した。

かくして、私の移住計画は気持ちばかりが揺さぶられ、夢に終わった。

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