実験開始@朝3分読書

私が一ヶ月の方向性を立てるのは、月に2回。新月と満月のタイミング。それも、「こうしたい!」という目標がぽんぽんと湧いてくるタイプではないので、毎回本当に苦労する。自分が何かをしたいと思うには、ある程度の欲と情報が必要だと思うのだが、私にはそのどちらも欠けているらしい。足りない部分を補おうと、雑誌でトレンドを追ってみたり、知人にしたいことについて聞いてみたけれど、どうにも関心が向かない。一向に欠けてる部分が埋まらない。
そこで、一度諦めてみた。欠けてるなら、仕方ない。だって、どうやったって、何も浮かばないのだから。だから、補うことにした。その手段が、タロットやスピリーディング、シンクロニシティなどだ。私は、すべてのことには意味がおり、必然だと思っている。だから、それらからのメッセージはいわゆる【お告げ】ではなく、【集合的無意識】から届く【今の私に必要なもの】だと捉えている。どちらも、自分の外側からのメッセージという点では同じに感じられるが、一番のポイントは、【私が自分の意志でそれを意図しているかどうか】ということだと思う。受け取ったメッセージに対して、どう解釈し、どう動くかはすべて自分で決めたこと。責任の所在は、私にある。それさえ押さえておけば、さほどブレることはない。これが、「自分軸を生きる」とか「自分主体」ということなのだと思う。

そこで、ようやく本題。
その日1日を左右する「朝3分読書」というものに出会った。

参照 p.74.〜 その1日が決まる「朝三分読書」

この本では、「朝見た情報によって、その1日の大半が決まってしまう」と認知心理学の実験結果を応用し、「だったら朝入れる情報、あなたが影響を受けてしまう情報を変えてしまえばいい」としている。その方法が、朝起きたら本を一冊、たった3分でいいから読んでみること。究極は、目に飛び込んできた一文を読むのでもいいらしい。
ポイントは…
【今日一日いい日にしたいので、そのヒントをください】
と言い、パカッと本を開く。そのページを読むだけ。

さて。
そうと知ったからには、試してみなくては!
実験は昨日から開始。これは、昨日の分。
お供の本は、こちら。

帯の柔らかく優しい表現に惹かれた一冊

枕元においておいたので、目覚めて、意図して、ページをめくる。出会った言葉は…
「決めつけない」(p.94)
決めつけずに、まずはしっかりと受け止める。まっさらな素直さで見つめ直しましょう。
…と書かれていた。ふむ、今日のキーワードは「決めつけない」らしい。
そう頭の片隅に置きつつ、1日過ごした夜。ふと、今後の方向性について調べなくちゃ…と思い立ち、携帯で検索。今までにも何度も見た情報なのに、「あれ?」と違和感を感じる。今までなら「△△?面倒くさそうだからナシ」「□□?えー、やったことないし…なんか興味沸かないからちょっと…」と理由をつけて却下してきた情報にもちゃんと目がいく。そして気づく。…なんで私はこれらを選択肢から排除してきたんだろう?
未知なる領域だけど、それはそれで楽しいかもしれないじゃないか。
自分には合わないと思っていたけど、合わない理由とを挙げてみたら実は大した理由なんてなかったり。
そうか、私が勝手に「決めつけ」て、自分に制限をかけていただけだったのか!
それに気づいてしまえば、なんでもない。
制限なんて、最初からなかったのだ。
こんな簡単に、自分の信じ込みが外れるとは思わなかった。私にとっては、思わぬ収穫。
3分朝読書、ちょっと楽しいかも!

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