光をつれていく

小山田壮平くんのライブに行ってきました。
とっても良かった…!
言葉に言い表せない、幸せな時間でした。
壮平くんの歌を生で聴くのは
andymoriの解散ライブを武道館で見た時以来だったのだけど
調べてみたらもう10年も前だった。

当時の彼の歌声は
熱や衝動に突き動かされるような
時に叫ぶような、エネルギッシュさがあったけど

昨日聴いた彼の歌声は
のびやかで たおやかで、透き通っていて
晴れた空とか広い大地とか
そんな大きな優しさや強さを感じるような
そんな声だった。

どちらも大好きだけど
今の歌声があまりに聴いていて幸せで心地が良くて
生きてればこんな素敵な瞬間があるんだって本気で思った。

彼も一回大怪我をした時があったし
わたしも心臓を一度止めるような手術をした
こうして聴いていられるのは奇跡だなって思う。

andymoriは2007-2014年まで活動していたバンドで
わたしの10代後半から20代前半の
自分に何の価値も見出せず生き辛さを感じていた頃に
いつもいつも寄り添ってくれていた音楽で

どんな時も前を向こうとか
きっといつかいいことがあるみたいな
街にあふれるそんな前向きな曲たちには全く共感できず置いてきぼりのような気持ちで
さらにそんな自分が嫌になる、の悪循環だった中

「どうせどこにもいけないのなら
 ずっとここにいてもいいんだよ」

と歌って
しかもそんな曲のタイトルが『ハッピーエンド』という

あぁ、このままでもいいんだって初めて思えた
そんな大切なバンドです
好きな曲が山ほどある

たぶんわたしの人格形成にも大いに影響していて
いろんなことに寛容に、許せるようになったのもきっと壮平くんの歌のせい
他人のことも、自分のことも。

昨日のライブでは
andymori時代の曲もかなりやってくれて
イントロ1秒であの曲だって鳥肌が立つような瞬間もあって
もちろん泣いた

武道館ではるか向こうに見えてた人が
10年経って5メートル先で歌ってるんだから
人生ってわからないよね

andymoriの懐かしい曲たちを聴けたのも嬉しかったんだけど
また嬉しかったのが
最新の曲たちも本当に素敵で
心から「良い曲だなぁ」と思えたこと
まだまだ、過去の栄光じゃなく
現在進行形で壮平くんの歌が好きです
その気持ちを確かめられたことが
すっごく嬉しかったなあ

また来ます、と言ってた壮平くん
わたしもまた聴きに行きます、と言いたいです。

小山田壮平、良かったら聴いてみて。最近なら
『時をかけるメロディー』『恋はマーブルの海へ』とかが好き。YouTubeにもあります。

わたしは子どもを産めないけど
息子がいたら
壮くんて名前にしたいなってまじで考える。
1文字頂きたい。
ちなみに女の子ならあかりちゃん。漢字は灯里かな。
これは特に関係ないですが。笑


ライブ行っていいかなと言ったら、
行きなよー!送り迎えする!と車出してくれた夫にも感謝を込めて。
本当にありがとう。

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