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アフリカ3ヶ月の旅「モーリタニア〜」 エピソード4

ドイツ語 ただのアフリカの地図

そうだね。。モロッコもイスラム系の国だけどもきっとイスラム系の中でゆるい国。若い人たちの宗教離れでジーパンやスカートなど履いている人も多くいる。

それに比べるとモーリタニアはかなりイスラム教で大音量のお祈りが時間になると聞こえる。


う。。ひっどい字だ。。僕でも読むの困難。。きっと揺れている車の中だろう。。

思い出した!そうそう、この国から賄賂の文化が始まった!
でもこの体験を始めてに彼らの目的に気づきいろんな対応を考え始めた。

入国ビザに大金を払っているしこの地域のコントロールにはお金を払う必要は全くない。観光客は何もわからないから「20ドル!」と言ってもらえたらラッキーと思っている、ただそれだけのこと。。

何かが彼らは欲しい。。だから何でもいい。

大抵1vs1なので意外と自由。。

時間はたっぷりあるので何時間でも付き合うつもりでいた。

そしたら20ドルから10ドル。。5ドルと値引き。。

あれれ。。。?

そして最終的には「タバコ買うお金!」
「体に悪いからダメ」と拒否

「コカコーラ買うお金!」
「これも体に悪いから」と拒否

そして最後には持っていた期限切れのメントス。
何かは役に立つだろうとドイツから持ってきたが早速役に立った。

このカラフルなキャンディーは知らないだろうと。。やっぱりその通りだった。

僕はこのメントスを風邪薬と言って渡した。
「一つね!」(まだまだこれからこのような状況に当たりそうだったのから。)

そしたら彼も大喜び!
でもちょっと疑っていたので僕が食べてみせた。。
「大丈夫だよ!」
それをみて彼も安心して「いい旅を!!」

両方WIN WIN だね!


そしてこのIRON TRAIN! 
世界最長という列車。どのくらい長いかは忘れたけどもとにかく長い。。
そして僕たちがイメージしている列車とは違って石炭を運ぶ列車。この列車の一部だけ客用の席があるが本当にボロボロ。。

きっと人生最高にボロボロの列車。でも2等列車だったかな。。

大勢の人が乗り込む1等車 クーラー付きのようだ。

僕が乗るのはその後ろに写っている2等車。

その前列には石炭を運ぶ積石列車

この街出発の列車は石炭を積んでいないのでこの積んでいないこの中へ乗ることができる。(無料)ものすごく過酷のようだがここに僕は乗りたかったのだが入り口を間違えてチケットオフィスの方へ入ってしまった。。。

そんな高額のチケットを買ったとしても電車の中はすごかった。。

僕の席とバックパック


そうか。。お祈りのために列車が止まってたんだ。すごいな。。

そう一緒に同じ部屋になった2人。一人はモーリタニア人のモハメッド、そしてもう一人はおばちゃん。おばちゃんはいっぱい荷物も持ってきていて食べ物やらタバコやらを売り始まった。。商売かい!

モハメッドと

モハメッドと一緒の写真。彼は何語だろうか。。モーリタニア語だけ話せた。英語もフランス語もわからない。

でも彼にこのスカーフを巻いてもらった。
そして彼がサンドウィッチを買ってきてくれて僕に手渡してくれた。

言葉もない、そしてお金は旅人でありながらも僕の方が持っているはず。。
世界でもトップクラスに貧しい国なのは知っている。でもそんな彼がわざわざどこの誰だか知らない旅人にお金を出して食べ物を渡してくれる。

彼のその素直な優しさが今でもずっと心に残っている。。


これ列車がブレーキをちょっと踏むとすごいことになる。あの鉄の積石列車が連鎖してドンドンとぶつかる。。そのぶつかった衝撃が最後尾の僕たちの列車に伝わる。。

「どーにーんん!!」

胸に突き刺さるような衝撃。。日本の列車では体験できない。。
バネやクッションなど列車にないとこうなるというのがしみじみわかる。

上に置いてあるバックパックは落ちてくるし。。
地震の直下型地震に似ていて震度9〜10くらい。。ほぼ死ぬレベル。

この列車は砂漠の中を走る。。

何もない。砂だけ。。
でもたまにポツンとテントらしきものも見る。。

人が住んでいるのか。。
電車が通ると人が出てきて手を振る。。

水や食べ物を投げている人もいる。
こういうのって楽しみの一つかもしれないね。。

これらの駅は看板も何もない。

アナウンスもない。。

一体絶対どこの駅だか。。目的地のシンゲッティーには何時に着くのかもわからない。


だんだん暗くなり車内も真っ暗になった。。

もちろんライトもない。。

ヘッドライトなどをつけて過ごす。

外を見ると一面の星空。。。

モハメッドは外をずっと眺めている。。

シンゲッティーへ向かうべきの駅ショウムへ着いた。

真っ暗で何もわからないがモハメッドが

「この駅だ!ここが君の駅だ、この駅で降りるんだ。。」

彼が教えてくれた。。

あまりにも突然だったので彼にちゃんとお別れができなかった。。
でもここでここからもう一度伝えます。。

本当にありがとう、モハメッド!

またいつか君に会える日が来たらいいな。。



シンゲティーは世界遺産なのかな。。

そこの砂漠の街だけどもその思い出よりもやっぱり列車の中での彼との思い出の方が強い。。

そこに向かわなければ彼とは出会わなかったから

ある意味よかったのかな。。

観光より人との出会い。。

それが僕は好きだ。。


続く。。

全国を愛犬と旅しながら地域の習慣や食などをそこにいる人には気づかない素敵な文化などを伝えてより良い楽しい生活になったらいいなと思います。こんな美味しい食べ物や習慣、生活に気付いたらシェアできたらと思います。私たちが知らない素敵な日本を世界にも伝えたいと思います。