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Charlie Wattsを偲んで

私が初めてチャーリー・ワッツを見たのは
Voodoo Lounge TourのTV放送でした。

Tシャツ1枚でドラムを叩く姿が、
とても心に残っています。

3拍目でスネアを叩くときに
ハイハットを叩かないスタイル。

大きなステージアクションなどはなく、
静かにリズムをキープし続ける様子は、
悪そうなフロントマン達の後ろで、
とてもクールで紳士的に見えました。

オリジナルアルバムを
しばらく出していないストーンズ。

「いまだ現役でロックし続ける
ストーンズ。待望の新作」

などとうたわれながら、
ニューアルバムが聴けるものとばかり
思っていました。

最も長い歴史を持った
ロックバンド。

チャーリーのドラムについて
これまで語ったことはありませんでした。
でも、チャーリーのドラムのない
ストーンズを想像することは難しいです。

キースのかっこいいギターが
曲の始まりを告げるとき、
その後には必ずチャーリーの
ドラムがありました。

チャーリーのドラムに導かれて
ギターが入ってくる瞬間もまた
ストーンズの大きな魅力でした。

どこかの町の、でかいステージで
いかれた音を出していた、
ロックンロール「バンド」としての
彼らは、もう音源の中でしか、
聴くことができないのです。

「ストーンズはまだ現役」という事実は
年齢を重ねていく自分にとって、
小さな励みでした。

受け入れるのはとても、難しいです。
チャーリーワッツの死に
みんな泣いています。

R.I.P
チャーリー・ワッツ

常にロックンロールと共にあった
これまでの素晴らしい時代を
支え続けたドラマー。

ご冥福をお祈りします。

ありがとうございました。


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