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あっあのっめちゃくちゃかっこよかったです #auger

 こんにちは。いつの間にか大学生になっていためだまやきです。今回は、7月20日に下北沢ADRIFTで開催された音楽イベント【AUGER MUSIC SESSION VOL.2】のライブレポと日記の中間のようなものを書きたいと思います。本当はテスト前なのでこんなことしてる場合じゃないんですが。鉄は熱いうちに打たなければ!

(本編に入る前に、一つお詫びを。このアカウントは当初「東京事変について語りたいのに140字じゃ収まらん!」という嘆きから始めたもので、事変の曲について語ったものを多く載せていました。数少ないフォロワーの方にも私の事変に対する好きに共感してくれた方がいらっしゃるようで、大変嬉しい限りです。ですがそのシリーズがひと段落したこと、事変の活動が静まってしまったことなどから、これからは事変に関する投稿が減り、私の好きな他のアーティストのライブレポや個人的な日記などが増えていくことが予想されます。事変関連の投稿を目的にフォローしてくださった方には申し訳ありません。ただ、特に今回メインで書く新東京というバンドは、私の中では東京事変と同じ文脈で好きなバンドなので、事変ファンの方にも読んでいただければ非常に嬉しいです。)

AUGER MUSIC SESSION VOL.2 について

 このイベントは貝印さんが主催していて、AUGERという新ブランド(だったと思います)のプロモーションも兼ねた完全招待制のイベントでした。出演アーティストはimaseさん、Furui Rihoさん、YAMORIさん、そして新東京。Twitterでなんとかチケットを当てた私は友人と共に人生初のライブハウスに出陣しました。

ライブの前に –––推しって素晴らしい–––

(ライブ関係ない自分語りなので読み飛ばしてくださって結構です)
 私はかなりの出不精+めんどくさがり+けちです。4月から東京で一人暮らしを始めて、自由が増えてからはその傾向がますます強まっているのを感じます。ですが、今回のライブに参加するにあたって私は(ライブの着ていく用の)いつもと雰囲気の違う服を買い、黄ばみかけていたスマホケースを新調し、服に合わせてネイルをし、いつもより主張の強いリップを買い、と近年稀に見る行動力と購買力を見せました。といっても貧乏大学生なのでプチプラばかり、今回のライブだって無料招待なのですが。日本の経済は推しへの直接投資と推しに会う自分のためという間接投資で回っているのかもしれないな、といっちょまえに思ったりもしました。もっと貢げる経済力が欲しいものです。

ライブレポのようなもの

1.YAMORI

 一人目はYAMORIさん。初見です。音源も聴きましたがライブ化けがすごいといった印象でした。ヒューマンビートボックスにボーカルを重ねた曲が多いので、そこをライブではどうするんだろう、と思っていましたが、ループマシンを使うとは!少しずつビートが作られていく過程は期待の高まりと微かな緊張感が混在する不思議な空間でした。あれめちゃくちゃタイミング難しそうですよね。ボーカルの声も素敵でした。気を抜けば声のテクスチャにばかり気を取られて歌詞を取り逃してしまう私ですが、YAMORIさんの声は歌詞がするするっと入ってくる感じでとても心地よかったです。
 それと、これはYAMORIさんに限った話ではないのですが、自分と年齢の近い人たちのリアルな歌というのが新鮮でした。普段あまり私小説的な歌詞の曲を聴かないので、YAMORIさんやFurui Rihoさんの曲を聴きながら「これはこの時代を生きる私たちの曲なんだ」と思えてすこし嬉しくなりました。

2.新東京

 二組目は今回のお目当て、新東京です。いろいろタイミングが悪くてステージがあまり見えない位置になってしまったのが心残りです。保田さんほとんど見えなかった、、、。この他記憶が曖昧なところが多々あります。お許しください。
 一曲目はsanagi。杉田さんのアカペラから始まりました。フックは各所にありつつも淡々と進む曲、という印象があったのですが、アカペラでテンポを揺らすだけでこんなに雰囲気が変わるんですね。キーボードの音色も、どちらかといえば硬質な印象がある音源のものよりも柔らかくしっとりとしていて、梅雨の時期のメロウなsanagiといった印象でした。
 二曲目はポラロイド。雨降りだったsanagiから一転、カラッと晴れ渡るような明るいサウンドのこの曲。最高にポップでやはりライブ映えしますね。イントロのキーボードのグリッサンド付き拍頭入りが気持ち良すぎて大好きすぎてそこを聴くためだけにポラロイドを聴くこともあるほどなのですが、生でこの拍頭入りを聞けて無事昇天しました。同行者に引かれなかったことを祈るばかりです。クライマックスにかけての、かつて私が「ついにギターが?!」と勘違いしていたベースの音は音源よりかなり歪めてましたね。大好物です。いいぞもっとやれ。
 ほとんど曲間なく続きます。三曲目はThe Fewです。歌詞が女性目線なこともあってか、この曲は心なしか杉田さんの歌い方や振る舞い方がすこし変わる気がします。この曲のイントロや間奏の主旋はキーボなのかベースなのかというのは永遠の問いだったのですが、私はここでどっちも主旋だと結論づけることにしました。それと、1サビの後の「立ち込めた靄にふと気づけば」のあたりで気がついたのですが、私一人だけ周りと違う揺れ方してました。はずかしい。でもだってここは2・4じゃなくてキーボのリズムに合わせたくなるし、ていうか新東京の曲ってどのパート聞くかでノリ方かなり変わってくるし、ドラムに合わせて縦揺れしたい時もあるし、、、変な人でほんとごめんなさい同行者さん。
 四曲目はユートピアンです。ユートピアンこそ揺れたいですよね。この曲のサビは全員主旋だと思ってます。ボーカルはもちろん、ベースだけ追っていても面白いし、キーボードは縦揺れ不可避だし、ハイハットの三連は気になって仕方ないし。すこし粘質で地に足がついていないような不思議な曲です。(ちょっとこの辺りの記憶が…すみません)
 五曲目のHeavy Fogは、ライブと音源でかなり印象が違いました。音源の方はエレクトロに寄った音色で、ダーク。音はわりとぱきっとしているけれど、リバーブがかかっているのかどこか”fog"のような、鈍く光る鉛のような雰囲気がある。一方ライブではリズムがより重く、同じ鉛でもよりギラギラした光沢のある鉛のようになっていました。このアレンジも新鮮で面白かったです。杉田さんの歌い方もこれまでとは変わっていて、サビの「濃霧が『立』ち込める」のtの発音がかなり効いていました。最高。個人的にとても好きなサビ前のフィルも音源とは違って、これがまたいい。そしてこれでもかというくらいに歪めたベースソロ!かっっっっこ良すぎです。試験勉強中()の主人を大人しく待つうちのFenderのベースともう決別してしまいたくなるほど撃ち抜かれました。もっとベースの練習頑張ります。
 六曲目はCynical City。さすがに有名なようで、観客の空気がすこし変わった気がします。シニカルと言えばソロ回し。保田さんの!手元を!見たかった!!次こそはもっと前で見るか身長を10cm伸ばすかしたいと思います。そしてその裏でメンバーの方を見ながらずっとトレモロしてる田中さん。絶対それキツい。個の強い新東京ですが、田中さんはやっぱりまとめ役なんだなと思う一方、時折ステージ上に飛ばす視線の色気が凄すぎてそんなこと一瞬でどうでも良くなりました。はい。
 ラストは36℃でした。いつも思うのですが独特な浮遊感というか縦揺れ感が最高です。ドラムのフィルとかキーボードの跳ねるリズムとかスラップ満載のベースとかもう全部気持ちよかったです。ドーパミン大放出で幸福感とすこしの名残惜しさを残したまま、新東京のステージは終わりました。

 けっこう忘れてますね。何かの曲のイントロのアレンジがめちゃくちゃかっこよかったことは覚えているのですが詳細が思い出せない、とかまだいろいろあります。でも音楽はその場で消えてしまう時間芸術だからこそ素晴らしいのだ!という謎の開き直りをしたいと思います。ちょっと心配だった杉田さんの喉の調子も今はいいようで安心しました。

3.Furui Riho

 こちらも初見でした。「私は私!」っていう感じがすごくして、とってもパワフルで、来週の試験も乗り越えられるくらいの元気をもらいました。ライブっていいなあ。披露された「Super Star」という曲で「I can be my super star」という歌詞があったのですが、もうすでにスーパースター並みの求心力と訴求力があるように思えました。かっこよかった!

4.imase

 何曲か聴いたことある程度でしたごめんなさい。ファルセットの割合が高かったのですが、ファルセット特有のクセがあまりなく、心地よい歌声でした。やっぱり今回のトリかつメインのアーティストということで、会場の盛り上がりは特別でした。「18」は初めて聴いたのですが甘酸っぱくていいですね。ラストのNight Dancerで会場がぶち上がってイベントは無事終わりました。

終わりに

 とっても最高でした。なんだか最近私の語彙力の低下が危ぶまれる状況にあるので、以前のような鮮やかな文章で書けなかったのが悔やまれるほど、素晴らしいステージでした。ライブ終了後、出口で新東京の杉田さんと保田さんに遭遇し、コンタクトを図ったのですが、そこで緊張で頭が真っ白になって「あっあのっめちゃくちゃかっこよかったです」しか言えなかったのが悔しすぎて、今回の記事を書こうと思い立ちました。とはいえこの記事も要約すれば「あっあのっめちゃくちゃかっこよかったです」になるのですが。こんなにもいいものを享受させていただいて、こちらがそれをどう受け取ったかをなるべく正確に伝えたいのですがなかなか難しいですね。もっといろんな文章に触れて精進に努めたいと思います。

長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました!

※記憶違い等ありましたらご指摘お願いします!!


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