保健医療サービスにおける社会福祉士(医療ソーシャルワーカー)の役割、必要性について、地域包括ケアシステムという視点から述べよ。
科目名:保健医療サービス
100点満点中94点でした。
<引用・参考文献>
• 高岡 里佳 著『仕事がはかどるケアマネ術シリーズ⑤知ってつながる!医療・他職種連携』第一法規,2017年
• 公益社団法人日本医療社会福祉協会編『相談・支援のための福祉・医療制度 活用ハンドブック』新日本法規出版,2016年
本文
はじめに、保健医療サービスとは、医療や看護などの医療サービスと移送や家事援護などの社会サービスから構築されている。疾病構造が感染症から慢性疾患、高齢者医療に変化するとともに、保健医療サービスは疾病の治癒と生命維持を主な目的とする「キュア中心」から、慢性疾患や一定の障害を抱えていても生活の質を維持・向上させ、身体的のみならず、精神的・社会的な意味を含めた健康を保つことを目指す「ケア中心」の総合的なケアが求められている。これは、現代社会において、保健や医療の専門職のみならず、社会福祉専門職を含めた関係職種・関係機関、ときに当事者を含めた地域住民なども参加して行われる社会サービスの一つとして変遷したといえる。
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