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キャリアコンサルタント国家試験(面接)に臨む心得【JCDAの場合】

皆さんキャリコン国試の面接試験が、今度の土日に迫ってきてますね。
この記事を読んで、少しでもリラックスして試験に望めたらいいなぁと考えています。以下、参考になるところがあればご活用下さい。

クライエントに最大限の関心を持ちましょう

目の前にいるクライエント(以下CL)は、どうして私たちキャリアコンサルト(以下CCt)に相談しにきているのでしょうか?
何らかの問題を抱えているが、職場の上司や同僚、家族や友人等にも相談できず困り果て、でも現状を改善したいから専門家のCCtに相談しにきているのではないでしょうか?
そんな不安で一杯なCLに心から寄り添い、安心・安全の場所を提供し、無条件に好意的関心を持ってCLの話を傾聴する。「あなたの気持ちを教えて下さい」と最大限の好意的関心を持って接することに心をはせてください。

事柄を追わずに気持ちに寄り添う

CLの第一声が「転職しようか迷ってるんです・・・」だとします。この相談に対して「仕事は何されてるんですか?」「困っていることがあるんですか?」という質問は、CCtの興味から事柄を聞きにいっているので効果的ではありません。CLに経験の再現をしてほしいので、「転職をしようか迷われているんですね、何かきっかけはあったのでしょうか?」「転職はいつ頃から考えていらっしゃるんですか?」などの質問で過去にあった出来事を語ってもらうことで、CLの感情に関する言葉が出てきやすくなります。過去の出来事の話がでたら、「その時〇〇さんはどのような気持ちになりましたか?」と質問するとCLの気持ちの理解に近づけます。

問題解決はしない

JCDAでは15分間で問題解決までは求められません。特に男性は問題解決脳の傾向が強いので注意が必要です。何とかしてあげたい気持ちを、グッと堪えてCLの思いを聴くことに集中しましょう。その中で気持ちに関わるワードが出てきたら、見逃さずにしっかり拾ってCLの感情を引き出し、自省を促す面接にしていきましょう。

要約を多用しない

要約をしているつもりが、ほぼ伝え返しになってしまい、結果としてCCtが喋りすぎてしまうことがあります。CLにより多く語ってもらえるように、CLが発した最後の単語を使って質問するのも効果的です。

明日は口頭試問対策について書きますね。

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