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これからトレーダーを目指す方へ(3)環境認識とエントリーポイント

「リテール(大衆)の逆を突く」を理念に置くトレーダー、ぺーたです。

前回までの投稿。

今回は、実際に現場で行う環境認識から、テクニカルを含むエントリーポイントを中心に書きたく思います。

デイトレードの場合、通常私は本業のITの仕事が多忙極まっていない限り、夕方15時辺りまでに「環境認識」からスタートします。
現時点での私の選択ペアは、ユーロドル・ポンドドル・ドル円・ユーロ円・ポンド円・NYダウ・GOLD・稀にオーストラリアドルUSドルと日経225になります。

これらのペアを全て、日足か4時間足でチェックを始めます。
日足か4時間足で、前回高値又は安値・サポート又はレジスタンスライン付近にレートがあり、その重要ラインに対して、得意なパターン形状又はプライスアクションが作られているか、又はこれから作られそうかという判断を行います。

私は、長期足には逆らわない「長期足支配論」を理念に置きます。
4時間足や日足といった長期足がチャンスの形状を形成していたら、15分足又は5分足の短期足に落とし込みエントリーを実行する、といった手法を取ります。
長い足と短い足をどちらも活用する、「マルチタイムフレーム」を使います。

日足・4時間足の高値・安値や、サポート・レジスタンラインといった、全投資家が重要視する箇所に水平線を引き、そこを起点に反発するのか、ぶち抜いてブレイクしていくのかを見極める重要なポイントになります。

そしてその重要ポイントに対し、ダブルトップ及びボトム、又はH&S(ヘッドアンドショルダー)が形成されていたり、ピンバーが発生していたら、短期足チャートで狙いの押し目買い・又は戻り売りポイントまで待ち構えエントリーを実行します。
その戻りポイントには、pivotというインジゲーターを使っています。(無料で入手可能。)

※水平線の引き方及びレジサポラインの引き方・各種チャートパターン等については、また別の機会があれば書きたく思いますが、調べて頂けたらわんさか出てくると思います。

そしてもう一つの私の大きな手法は、リテール(大衆)の逆を付く手法となります。
トレード前に毎日、昨日と今日のリテールのポジション比率を確認しています。
昨日と比較して、リテールの買いが増えていたら、私は売り戦略を組みます。(そこで勿論長期足を考慮します。)
勝者が10%しかいないように、90%のリテールとは逆のポジションを取るスタンスとなります。

エントリーを行うのは、夏と冬で海外のオープン時間が異なるのでざくっとになりますが、概ね欧州投資家が参加してくる16時~ロンドンが閉まる0時の間を軸とします。
21時半から22時半辺りにアメリカ勢が参入してくるので、この辺りの時間が最も値動きがあり、最も収支に直結してくる時間帯となります。

トレードにおいて、感情を持ち込まないことと同等に大切なこと、もうほぼこれで勝負が決まると思っている最重要事項が、トレードを行う前の「環境認識」、つまり「準備と仕掛け」になります。

すぐに感情的になるトレーダー・欲まみれになっているトレーダー・ギャンブルトレーダー・騙され続けるトレーダー等、90%の羊達。
私達は崖の上からそれら一般羊達の群れの動きを見据え、準備して仕掛けた場所まで羊達の大群が来るのを辛抱強く待ち、そこで羊達を全滅させる狼の視点にならなければならないと思うのです。

手法はたった一つで十分です。
逆に、あれもこれもと欲張って色んな手法に手を出す人ほど成長が鈍化していきます。
たった一つを極めること、その得意技が出せそうにない場面では、そもそも殺し合いのリングになど上がらないこと。
この考え方が非常に大切かと思います。
一点集中の一点突破です。

※そういう意味では、ペア数も本当は一つに絞った方が圧倒的に良いと思うのですが、それではあまりにエントリーポイントが激減するので致し方なく。

特にFXトレードは残酷な世界です。
モラルや優しさが微塵もない残酷な世界で、莫大な資産を奪い合う金融戦争です。
だから勝ち続けるトレーダーになるには、この世界でだけは冷静に冷徹に、感情を殺して大衆と逆の視点を持ち、淡々とそして慎重に狩りをし続けなければ、すぐに喰われてしまう羊側になってしまうのです。

安直な準備や考え方で勝ち続けられる世界などではありません、
莫大な資産を構築できる可能性を備える世界において、大衆以上に準備をすることは当然のこと。
自分の得意な狩り場は、1日に何度も何度もあるわけではなく、準備して絞り込んで仕掛けていくことが重要なのだと考えます。

そこまで徹底的に「待つ」こと。
ここで待つことができなくて、トレードがしたい(=ギャンブル)感情に負けて安直なエントリーをしてしまった時、ほぼ羊達と同じ方向に走っていくことになります。

準備をすること、そしてその仕掛けポイントまで忍耐強く待つこと。
ここが肝です。

今回の記事はあくまで「デイトレード」についてであり、スイングトレードの場合はまた性格が異なるので、今回スイングについては割愛させて下さいませ。

#fx   #トレード #投資 #資産運用 #初心者

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