アンノウン・マザーグース / Hoshimatic Project(Cover) 感想

今夜、この曲を何度も聴きました。WOWAKAを思い出させ、再び彼と初音ミクの物語を思い出させてくれました。

原曲の構造を保ちながら、輪唱や二人合唱の部分も、私が記憶するWOWAKAが初音ミクを通じて伝えたかった物語と重なります。まるでWOWAKAと初音ミクの物語が、Hoshimatic Projectのパフォーマンスによって解釈されたようです。

黒、白、灰色を背景にし、衣装を統一しつつ、画面の一部分だけに各メンバーが代表する色と特徴が表れているのは本当に素晴らしいです。背景はWOWAKAの作品、彼のVOCALOIDでの足跡を思い出させます。

輪唱であろうと、輪唱の間に二人での合唱が挿入されようと、曲全体が非常に完璧につながっていると感じます。まるで10人+2の声が、この曲の中で完璧に組み合わされていて、違和感がないようです。『pick me up again』のところは、トップコメントを一度見て、その後イヤホンで再度聴いた時、初めて違いがわかりました。また、「wow」の部分は合唱団のような感じです。1回目は、まずは第一パート、そして第二パート加入,最後は合唱。2回目の「wow」では、まずは高音部が歌い、次に低音部が歌い、最後に再び合唱の感じです。そして、チームAはイヤホンの左側に、チームBは右側に集中しているように聞こえます。さらに、チームBが低音パートを担当する人が多いから、低音部分がより際立っています。

個々の歌唱部分では、多くのメンバーが広い音域を持ち、高音から低音まで自在に操れることで、この曲のアレンジメントに豊かな組み合わせの可能性をもたらしています。さらに、各メンバーの異なる声質が、多くの感情を含むこの曲の解釈をより良くしています。歌詞が選ばれた歌唱者と見事に合致しており、そのマッチングが完璧でした。

このカバーが本当に好きです。おそらく好きすぎて、何度も泣いてしまいました。

素晴らしいカバーに心から感謝します。

PS. 壊れた心がゆっくりと元の形に貼り合わされるところめっちゃ好き。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?