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夢の力

分厚い推理小説を読み、Netflix の中で見たい動画を探し、テレビで録画したドラマを見たり、延々とキッチンにこもってへたりそうな食材を救出したり、そんなこんなで日が暮れていく。

ここ、自分の家の中だけなら静かで平和な時間が過ぎていきます。

一歩外に出ると、必死で医療を支えて戦ってくださっている人がいらっしゃるのだと想像して、できることに努めようと気持ちを引き締めるのです。

アメリカでは大変なことが起こりました。基本的にあんなにも自分のことしか考えてない人が4年も大統領やってたなんて、なんということでしょうと改めてびっくりします。

支持者の人たちは、自分たちのことを本気でトランプが心配したり考えてるって思ってるのかな。今も。まだ。

私が何を考え言ったところで関係ないけど。知らんけど。

ラジオを聴いていたらとても興味深い話が耳に入ってきました。

成人の日の特集でした。とても若い、二十歳の研究者の男性CRRA という研究組織を主催している現役東大2年生の村木風海さんという人がゲスト。

二酸化炭素を回収する研究をなさっているそうです。世界中から全ての移動手段をなくし、移動は歩きと自転車だけにして、会社組織というものを世界中からなくしても、地球の温暖化を止めるには足りないかもしれない。

そんな非現実的なことを考えるより、今の暮らしを維持しながら丸っと二酸化炭素を回収する装置を作った方がいいんじゃないかと考えたとのこと。

2030年までに温暖化を止めた男になります、とそして45歳で火星人になります、とその明確な目標に向かって、では今何をするべきかと考えて、すでに家庭用の二酸化炭素吸収装置を実用化済みっていうのがすごい。

月額42000円(税別)のサブスクシステムで導入できるそうです。なんか、すごくない?と素直に感動してしまった。

夢物語、とバッサリ思えない何かがありました。

ビニール袋をエコバッグに変えたところで1200円のエコバッグを600回使わないと元が取れないこと。エコバッグそのものの環境負荷について誰も言及しない、考えないのもねって。あ、それ私も感じてたって思っちゃった。ナイロン素材とかのエコバッグが世の中にいっぱい。それってどう?っていう違和感は紛れもなくありましたから。(自分でもそのうち作るかも知れないし。。。)

温暖化への違う角度からのアプローチが新鮮でした。可能になったらすごいよね。ほんと。そして回収した二酸化炭素をロケット燃料にする研究を進めているそうです。火星には二酸化炭素がたくさんあってそれを燃料に出来れば、地球との往復が現実に近づくんですって。火星まで行くのに半年かかるんですって。ひゃー。

火星に行きたいっていう子供の頃の夢を形にしようとする中に温暖化を解消するかもしれないキーが隠れていたってことみたいです。ほんとすごい。なんかね。リクルートのインタビュー記事も面白かったです。

若い世代には、地球がどうなるかは現実問題なんだなと気づきました。わたし達は生きてないかもしれないってところで、やっぱりどこか甘いのでしょう。でも、100歳超えてからの過酷な生活は、なかなかきついよねきっと。

彼らに頑張れ!と大きなエールを送りたいと心から思いました。

今も最前線で戦ってくださっている世界中の医療従事者の皆様に心からの感謝を!

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