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【#4 穏やかに過ごすために必要なこと。①低体温から脱出】

 争わないで穏やかに生きるために、日頃から気をつけた方がいいことって沢山あります。裏返して言えば、日頃から気をつけるべきことを知り、それを実践していれば、徒に争うことを回避でき、ストレスに晒されないようにコントロールできるんです。そんな知恵を「穏やかに過ごすために必要なこと」シリーズでお伝えしていきます。

 今回は体温のお話です。
 体温と争いを避けること、どんな関係があるのでしょう。
 前提として理解していただかなければならないことがあります。それは、

   ココロとカラダと思考は三位一体

ということです。思い当たりませんか。
* 体調が悪いときには、気分は沈みがちになり、またイライラしやすくもなる。その状況で何か新しいことや楽しいことを前向きに考えるのは容易くない。
* 仕事がうまくいかないとき、嫌なことや心配ごとが続くときに明るく元気に振舞うのは難しい。思考は後ろ向きになりがち。そんな状態ご続くと、肩や首の凝り、頭痛、胃腸炎など体調を崩していく。
* 楽しいこと、嬉しいことがあると、気分はいいし、前向きに考えられるようにもなる。活動量も増えて体調も改善に向かう。
  
こうした連動は、セロトニン(幸せホルモン)、オキシトシン(愛情ホルモン)などの分泌量の多寡、交感神経と副交感神経のバランス、呼吸の深浅、血中酸素量などなど、様々な科学的検証によっても説明ができることなのです。

 さて、体温です。自分の朝一番の体温はどのくらいあるか把握していますか。今回使用した写真は、僕自身の朝一の体温を示しています。朝目覚めたときは一日のうちで最も体温が低いですね。起きて活動しているときは寝ているときより筋肉や脳細胞の働きが活発であり、熱エネルギーを産むので起きて活動を始めると体温は上がっていきます。免疫系がもっともよく働く体温は37.2℃とも言われています。そこを基準にみれば6℃前半以下は低体温です。自然流子育てを提唱し、『医者だけが知っている大切なこと』などの著書でも有名な小児科医の真弓貞夫先生によると、昔の赤ちゃんは平熱が8℃以上あったが、最近はどんどん下がってきている。赤ちゃんにとっては37度は低体温だそうで、そんな赤ちゃんがいるとお母さんを強く叱責されたそうです。もちろん健康上大いに問題があるからです。
 要するに体温を知ることは健康状態を知ることなんです。6℃前半以下の人は要注意ですよ。症状の自覚の有無に関わらず、血の巡りが悪く、脳を含めた全身の細胞への酸素供給が不足し、免疫が低下している恐れもありますよ。三位一体論に当てはめるとどんなことが起きる可能性がありますか?
  
 体温は高く維持しなきゃならないんです。
 
 体温を上げていくために日頃カンタンに取り入れられることをいくつかご紹介します。
*  朝起きてから30分以内に、ギリギリ飲み込める程度のお白湯(天然塩を混ぜてもいい)を湯呑み一杯以上、一気飲み(ココがポイント!!)してください。チビチビ分けて飲んでも効果無しです。
*  朝陽を5分以上浴びてください。ストレッチや体操をしながらだとなお良し。ポイントは太陽が照らしてくれていることを嬉しい!と感じながら行うことです。
*  下半身の筋肉(太もも、ふくらはぎ)を意識的に動かす運動を生活の中に取り入れてください。エレベーター、エスカレーターの使用を控え階段を使う。じっと立っている時に踵を持ち上げる。買い物袋を提げている時などは運動のチャンスです。床にあるものを拾うとき下までしっかりしゃがむのもいいと思います。ジムでのトレーニング、ジョギング、その他運動ができれば最高です。

 まずはこの辺りから始めてみてください。
 最後にもう一つ大事なこと。

    頑張ってはいけない。楽しんで。

最後までご覧いただき、ありがとうございます。
合掌。

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