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ブラウザ起動に5分かかる激遅PCを使える速さにした記録

格安で仕入れたものの、異常に遅いノートパソコンに当たってしまいました。

どれぐらい遅いかというと、ブラウザの起動に5分かかります💦
後に判明するのですが、原因はHDDの不良セクターのようです。

本当はこの時点で返品しても良かったのですが、幸い、バッテリ傍からHDDが交換できるタイプのPCだったので、ここは一念発起、SSDへの換装にチャレンジしてみることにしたのです。

結果は、ブラウザ起動に5分かかるようなハズレPCでもSSD化することで、実用的な速度になりました。

以下は色々と悩みながらも、SSD化ができるまでの記録になります。

SSDとHDDの容量が違う問題

SSDは120GBなら2000円ほどで買えます。PCの元値が安かったので、これなら許容範囲。

問題は、元のHDDが500GBあるのに、120GBのSSDにクローンできるのか?でした。

現在、ほとんどのクローンソフトはサイズ違いでもクローンできるとのことで、この点は大丈夫でした。

クローンソフトに何を選ぶか問題

HDDをSSDにクローンするソフトはいくつかありますが、どれを選べば良いのかは頭を悩ますところです。

EaseUS Todo Backup Free

MBR/GPTに対応。現在はフリー版ではクローンできない。そのため皆さん旧バージョンを探し回っている様子。。(旧バージョンの12.0を見つけましたが、はクローンNG)
ただし、不良セクタに強いらしい

Macrium Reflect8

無料かつMBR/GPTに対応。

AOMEI Backupper Standard

GPTは有料版のみ対応

Macrium Reflect8を試す

というわけで、Macrium Reflect8を試しました。
が・・・

不良セクターによりクローン失敗の図

不良セクターによりクローンが失敗。
エラーメッセージには、chkdsk C: /r を実行してください、とあります。

ここでノートPCが激遅かった理由を悟る

ブラウザの起動に5分も掛かる理由は、たぶんこうです。

Win10にアプデしてあるがメモリが2GBしかない。
しかしその構成でも問題なく動く報告は複数存在する。
参考:メモリ2GB Win 10PCの使用感。アプリ複数起動でレスポンスの体感差を確認してみた

メモリ2GBでも動くには動くが、おそらくスワップは頻繁に発生している。

ここでHDDが不良セクタによりアクセス遅延が起き、結果ブラウザの起動にも5分かかる状態に。

chkdsk C: /r

コマンドラインから

chkdsk C: /r

を実行したところ、HDDが使用中のため次回起動時に実行します的なメッセージが出ました。

再起動してみると、修復が始まり、結構な時間待たされます。

ETA 5時間16分!?・・・

ちなみにここで、chkdskは不良セクタのデータをまだ壊れてないセクタに移動するだけで、元々の不良セクタ自体が治るわけではない、との情報を発見します。

よく調べてみるとチェックディスクで修復される不良セクタというのはそのセクタを使わないようにしてその代わりのセクターに割り当てるということなのです。

参考:不良セクターがあるHDDのクローンを作る唯一の方法。

本当にこれで大丈夫なのか?・・
この待ち時間を考えたらEaseUS Todo Backup の有料版を買うのが正解もあり得ます。

しかし、Macrium Reflect8のエラーメッセージがchkdskしろと書いてあったので、まずはやってみます。

chkedskした結果

右クリックからメニュー表示まで1分は掛かってたものが、10秒ほどに短縮されている!?(それでも実用に耐えないんだが💦)
これは期待できるのか?・・・

無事にクローン完了!

無事にクローン完了しました。
SSDに差し替え、起動も問題なく、動作も実用に耐える速度となりました!

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